当サイトで掲載しているTRPGセッションログは以下の作品の二次創作物です。
矢野俊策」「F.E.A.R」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』

Lightning Fairies

GM:赤いポスト
メイン 見学

PC1:「まだない操穴安奈くりあな・あんな (キャラシート)PL:とーど一
PC2:「トリスケリオン筑波弥太郎つくば・やたろう (キャラシート)PL:氷山
PC3:「大凪野分立之のわき・たてゆき (キャラシート)PL:冬野柚子
PC4:「オーディナリー・ビュー芦原深紅郎あしはら・しんくろう (キャラシート)PL:B&P

目次

  • プリプレイ
  • OP1:雷火雪月
  • OP2:晴考雨読
  • OP3:流汗淋漓
  • OP4:雷光一条
  • ミドル1:一同集結
  • ミドル2:嵐影川光
  • ミドル3:蜘糸垂底
  • ミドル4:愛月撤灯
  • ミドル5:嵐龍逆鱗
  • マスターシーン:合縁奇縁
  • クライマックス:■■神話
  • バックトラック:
  • クライマックス:RPターン
  • ED1:天網恢恢
  • ED2:暮雷春樹
  • ED3:斗酒隻鶏
  • ED4:胡蝶之夢
  • ED5:電鋼影裏


  • プリプレイ


    GM:定刻になりましたので、プリプレイから初めていきます
    GM:まずは自己紹介。PC1からおねがいします!
    操穴安奈:はーい
    操穴安奈:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY4fe-_gQM
    操穴安奈:「ああ、僕に任せてくれ」
    操穴安奈操穴安奈くりあな・あんな、女子高生。
    操穴安奈:眉目秀麗にして文武両道、学内でファンクラブもできるほど人気も人望も厚い、およそ欠点や弱点といったものがない優秀な人物です。
    操穴安奈:……というのは表向きの顔で、本当は引っ込み思案で人見知りの激しい性格をしています。
    操穴安奈:両親が役者で自身の進路も半ば役者として定められているので、完璧な人間を演じているわけですね。
    操穴安奈:性能はシンプル・白兵アタッカー。各種原初バフをパーフェクトイミテイトしてパンチします。
    操穴安奈:自己紹介は以上。よろしくお願いします
    GM:きゃーアンナ様こっちむいてー
    操穴安奈:ウインクをする
    PC1 操穴安奈(PL:とーどー) シナリオロイス:狩庭 唯
    あなたは両親に役者を持ち、自らも役者を目指す男装の麗人──を、演ずる普通の女子高生だ。
    狩庭唯は最近転校してきた女子生徒で、怜悧な雰囲気ながら、どこか抜けていたり、恐ろしいほどの冷え性であったりする人物で、いつのまにかあなたとは友人と呼べる程度の間柄にはなっていた。
    T市を覆う異常気象によって練習は中止となり、内心辟易としつつ帰路についていたあなたの前に
    仮面の謎の人物が現れる。彼、あるいは彼女の放った雷撃に貫かれ、一度あなたは死に──そして、覚醒した。
    獣となったあなたと仮面の人物の間に割って入り、彼女を撃退したのは、
    狩庭唯。その人だった。
    GM:HOはこちら。
    GM:(オーヴァードの)センパイの女に助けてもらってください
    狩庭 唯:嵐はいやね、いろいろと
    操穴安奈:よろしくね、唯
    GM:ではお次、PC2!
    筑波 弥太郎:はい!
    筑波 弥太郎:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYt6qAgwUM
    筑波 弥太郎:「ンだよ、コレ……何が起きてんだよッ!?」
    筑波 弥太郎筑波 弥太郎つくば やたろう、17歳の男子高校生。
    筑波 弥太郎:目付きが悪く、派手で明るい色に髪を染めた田舎のヤンキー風の不良学生です。
    筑波 弥太郎:口調の柄も悪く、実際素行は悪いのですが、幼少期からの実家の刷り込みもあり妙なところで道徳心を見せる事も。
    筑波 弥太郎:人里離れた修験道系の修行場で生まれ育ち、生まれた時から”遺産”の影響が身体に出ていたため、
    筑波 弥太郎:実親を含む周囲の者達からは神の子(あるいは魔性の者)として特別視されていました。
    筑波 弥太郎:厳しい修行の中でオーヴァードとして覚醒し、一時期は暴走でジャームになりかけていましたが、
    筑波 弥太郎:そこに現れた山東陰さんに救われ、今では元気なイリーガルとして活躍しています。
    筑波 弥太郎:恩人だぜ……。
    筑波 弥太郎:スタイルとしては、”狐太郎”、”狗次彦”、”狸三太”と名付けた三匹の獣の従者を使って戦います。
    筑波 弥太郎:情報収集とかを三従者たちに任せつつ、クライマックスにおいては実家に代々伝わる琥珀の数珠(退化の書)で侵食率を踏み倒し、
    筑波 弥太郎:三従者による完全獣化神獣撃をエネミーにぶち込んだり、攻撃後は孤独の魔眼で範囲攻撃を吸ったりする戦闘スタイルです。
    筑波 弥太郎:完全獣化従者型……よろしくお願いします!
    GM:完全獣化、それは完全獣化を意味する言葉……
    PC2 筑波弥太郎(PL:氷山) シナリオロイス:山陰 東
    山陰東は君の恩人だ。彼はかつての君の担当医であり、T市支部のエンジニアの一人だ。
    そして何より、人の幸せを願う献身的な人物でもある。
    現在。君はFHエージェントに追われる彼と再会した。
    彼はN市に起きている異常気象の原因と、その解決の手段を託して。
    その瞬間、狙いすましたかのような雷光が、彼を貫いた。
    筑波 弥太郎:「山陰さァァァ―――――んッ!!??」
    GM:では続いてPC3おねがいします
    野分 立之:はい
    野分 立之:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYxoqzgAUM
    野分 立之野分 立之のわき たてゆきT市の支部長をやっています。大体顔が怖い扱いをされます。
    野分 立之:まぁ表情が変わらない感じだからなんですが。経歴も淡々とエージェントとして仕事をして、上に上がってきた現場あがりの人間です。レッツ質実剛健
    野分 立之:はためには仕事人間で、枯れてるように見えますがそこまでではないんです、飲み会なら私も誘ってほしいとは思ってる。
    野分 立之:内心は子供好きでもあり、チルドレンとか若いイリーガルのこと、その末路には若干思うところがあります
    野分 立之:性能はハヌマーン/オルクスの各種バフを詰め込んだグッドスタッフ。ダイスが回る、ダメージを増やし、減らす。
    野分 立之:幸運も不運も均して、凪にします
    野分 立之:自己紹介は以上
    GM:強面不器用支部長のラージナンバーからしか得られない栄養素はあると思います
    PC3 野分立之(PL:冬野柚子) シナリオロイス:“セティボス”or佐堂長明
    T市の異常気象が続く中、あなたはかつて、貴方と同じ地方の小さな支部で働いていた、佐堂長明のことを思い出す。
    かつてN市で計画され頓挫したレネゲイド式の機械人形計画の再興と、RBを動力源にした新エネルギーの開発。
    彼はその研究を続けるためにUGNを抜け出した。
    そして突如、支部の扉が開かれ、支部員である“雷霆の魔女”があなたに報告した。
    この異常気象の手がかりをみつけた。
    首謀者の名は佐堂長明。そして、異常気象の原因である“セティボス”と名付けられたそのオーヴァード。
    その外観は、“雷霆の魔女”と酷似していた。
    野分 立之:佐堂……
    GM:HOには書いてませんが、山陰東も同僚です。でした。
    GM:最後、PC4!
    芦原深紅郎:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYoamN9gQM
    芦原深紅郎芦原深紅郎あしはらしんくろう 表向きの職は無く、酒に溺れ、イリーガル業の報酬をギャンブルに注ぎ込むマダオ(まるでダメなオーヴァード)。
    芦原深紅郎:顔と声は良いと自負している通りそれなりに女は寄ってくるらしく、引っかけては揉めてぶっ叩かれて別れるのの繰り返し。
    芦原深紅郎:オーヴァードとなったは良いものの、悪事で派手に稼ぐような真似は出来ずにUGNの下っ端のような役目に甘えている中途半端な男でもあります。
    芦原深紅郎:しかし根っこまで腐っている訳でもないらしく、どちらかと言えばお人好し。
    芦原深紅郎:女と見れば嬉々として助けるし、男なら愚痴を吐きつつも助け船は出してくれる。
    芦原深紅郎:戦闘ではEXレネゲイドに感染した槍をドリル状に変形させて相手を旋風と共に突き刺します。
    芦原深紅郎:レネゲイドの構成をズタズタにすることにより、相手のリザレクトを遅らせ、一時的な弱点を造り出す事が出来るというもの。
    芦原深紅郎:データ的には最速で動いて超振動閃で若いもんの与えるダメージを増やしに行くよ 範囲攻撃で雑魚散らしもできます
    芦原深紅郎:そして支部長と合わせてウィンドブレス二発体勢 バックアップ力が高すぎるぞ
    芦原深紅郎:自己紹介としては以上です
    GM:やはりハヌマーンは無法
    PC4 芦原深紅郎(PL:B&P) シナリオロイス:“ブロスペロー”
    君のもとを、ゼノスの都築京香が訪ねてきた。
    彼女は君に、“ブロスペロー”というオーヴァードの『処分』を依頼した。
    聞けば、その人物によって無数の同胞が連れ去られ、行方不明となっているらしい。
    T市の異常気象とも関連しているとのことだ。
    あなたはこの依頼をうけ、UGNと協力すべく行動を開始した。
    "プランナー”:好みではありませんか?
    芦原深紅郎:FHに居た頃のアンタのほうがずっと魅力的だったなぁ
    GM:では自己紹介も終わりましたので、トレーラーを貼ってプリプレイを終了。
    GM:DX3rd 『Lightning Fairies』 セッションスタートとさせていただきます!
    GM:よろしくおねがいします
    芦原深紅郎:よろしくお願いします!
    操穴安奈:お願いしまーす!
    野分 立之:よろしくお願いいたします
    筑波 弥太郎:よろしくお願いします!
    ■トレーラー■ 貴方の役にたちたい/貴方と共に生きたい
    ただ、それだけの願いだった。

    N市を襲う異常気象。
    雷光が天を覆い、暴風とともに天地を焦がす。
    伸ばされたその手はしかし、閃光の彼方に消えた。

    だがその意志は、たしかに生きている。

    電子の心は想いを宿し、鋼の体は希望を齎し、
    曇天を裂く剣を、あなたのもとへ。
    「──大丈夫。あなたを一人にはしないわ」

    ダブルクロス The 3rd Edition
    『Lightning Fairies』

    ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉

    OP1:雷火雪月


    GM:■OP1 『雷火雪月』 登場PC:操穴安奈
    GM:未覚醒なので登場侵食は不要です
    GM
    GM:T市 時宗館高校
    GM:あなたは時習館高校に通う女子生徒で、演劇部のホープだ。朝の練習も終わり、春の足音が遠くに聞こえてきた頃。
    GM:あなたの日常に差し込まれたのは、季節違いの転入生だった
    教師:「アー、ちょっとめずらしいが、転入生を紹介する」
    教師:「アー、入ってきてくれ」
    狩庭 唯:「……狩庭 唯です。狩りの庭に、唯一の唯」黒板に教科書のような整った字を書き
    狩庭 唯:怜悧な視線でクラスを見渡した
    教師:「アー、席は……アー、そのへんでいいだろう」
    GM:あなたたちが仲良くなった経緯は、なんだったか。席が隣だったからか、彼女が演劇に興味を持ったからか。
    GM:あるいは、彼女が見た目よりも少し抜けているところに気づいた頃からか
    GM:ともあれ、あなた達が友人関係になるまで、そこまで時間はかからなかった
    狩庭 唯:「安奈。練習はもう終わり?」
    操穴安奈:「そうだね、唯。今日のところはこれで終わりさ」
    操穴安奈:同年代の男子より頭一つ半ほど高い長身、すらりとした長い手足。
    操穴安奈翠玉エメラルドめいた輝きを秘めた双眸に深海のような藍色をたたえた長い髪を一つに結わえ。
    操穴安奈:柔らかな桜色の唇が言葉を紡いだ。
    操穴安奈:「唯は部活動に入ったりしないのかな」
    狩庭 唯:そのあなたよりも、さらに目線1つぶん高い長身であり、人形のようになめらかな肌。
    狩庭 唯:高校生というより、大学生や成人女性に似た穏やかな色気をまとったまま、目線を伏せて少し考え込む
    狩庭 唯:「うぅん……私はバイトで急に抜けたりすることも多いしなぁ」
    狩庭 唯:「あんまり興味をもってもいないしね」
    狩庭 唯:とはいえ、最近は鳴りを潜めたが、その美貌と高い身体能力から、当初は勧誘が相次いだものだが
    狩庭 唯:「それより、安奈の部活の方はどう? 順調?」
    操穴安奈:「バイトが忙しいなら仕方ないね……演劇部は少々問題かなあ」
    操穴安奈:「文化祭も終わったから皆の気が抜けてる。先輩方も受験のために引退してしまったからね」
    狩庭 唯:「大一番を乗り切ったんだ。少しくらいはいいんじゃないかな?」
    操穴安奈:「いや、しっかりと練習を重ねないと本番で発揮できないからね」
    操穴安奈:「『練習の内、二割もできれば良い方』なら、練習の練度をより高めなければ」
    狩庭 唯:「ストイックだな、安奈は」
    狩庭 唯:「根を詰めすぎるんじゃないぞ。体は大事にしろー」
    狩庭 唯:「私の叔父も、もう中年だというのに無理ばかりして……」
    GM:狩庭唯の叔父は、T市で医者をしていることを知っててもいいでしょう
    操穴安奈:「『人生之全て芸事也』。父の教えさ。唯の叔父……お医者さんだったっけ」
    操穴安奈:「なるべくお世話にならないように気をつけるよ」
    操穴安奈:「唯こそ、体を大事にした方がいいと思うよ。私は」
    操穴安奈:「『遅い時間に街を歩いている姿を見た』って話をクラスの子から聞いたこともあるし……どういうバイトか知らないけど、心配だよ」
    狩庭 唯:「え? なんで私が」
    狩庭 唯:「ひ、人違いじゃないかな……私は至って優秀で健全なただの女子校ゼッ」
    狩庭 唯:ゴォン、と鈍く低い音をたてて電柱にぶつかる
    操穴安奈:「唯ー!?」
    狩庭 唯:「…………この、この……」
    狩庭 唯:少しの間うずくまっていたが、深呼吸を1つして立ち上がる
    狩庭 唯:「……安奈はなにもみていない。いいね」
    操穴安奈:「ああ、もう。額が腫れてるよ。こんなに赤くなっちゃって……」操穴の瀟洒な白磁器めいた指が狩庭の額を撫でる
    GM:なっていない
    狩庭 唯:「あっはは……大丈夫大丈夫」
    狩庭 唯:多少砂埃がついた額を……ついただけの額をはらって、電柱を睨みつけてから迂回してあるき出す
    操穴安奈:「ほ、本当に大丈夫かい? かなり強く打っていたけど……」腫れてると思ったけどなあ、と呟き、狩庭の後に続いた
    狩庭 唯:「頭がかたいってよく先生には言われてるからさ」
    操穴安奈:「先生はそういう意味で仰られてはいないと思うけど」
    狩庭 唯:「えっ違うの?」
    操穴安奈:「常々思うけど、唯はちょっと天然なところがあるよね。そこが可愛いけど」
    狩庭 唯:「可愛いって……いや、私はそういうのじゃないってば」
    操穴安奈:「そう? 男子の間でも『意外と抜けてるところがあるけどそこが愛嬌』と人気が高いみたいだよ、唯」
    狩庭 唯:「ちょっとそいつの名前教えてくれるかな……ちょっと頭突きしてくる」
    操穴安奈:「あの背の小さい子……天花寺くんだったかな」頭突きは止めてあげてね、と苦笑しながら
    GM:──
    GM:時間は進み、T市は今、未曾有の異常気象に見舞われていた
    GM:豪雨が続いたと思えば急に真夏のような日差しに。かと思えば雪であったりと、規則性のない異常気象が続いている
    GM:その余波を受け、あなたの所属する演劇部も本日の練習は中止となり、帰路についていた
    教師:「ァー、早く買えるんだぞー」
    GM:ちなみに狩庭唯はバイトがあるとかで、あなたより先に帰っている
    操穴安奈:「折り畳み傘はまだ要らないけど、良くない天気だなあ」空模様を見ながら独り言ち、帰路を進む
    操穴安奈:(唯はまたバイトだって言っていたけど、大丈夫かな。天気が悪くなってからバイトに行く頻度が増えてるけど)
    操穴安奈:(唯があまり喋りたくなさそうだったからどんなバイトか聞いてないけど、一度きちんと聞いた方が良いかもしれないなあ)形の良い顎に指を当てながら思案する
    操穴安奈:「今度、部活が休みだったら放課後に喫茶店でも誘おうかな」
    操穴安奈:そう内心で決意し、曲がり角を曲がった
    :「調子はどうだ。どこか不安定な場所は」「……そうか」
    :その曲がり角の先。仮面をつけた人物が、雷雲に対して語りかけるように話していた
    GM:天気以外は日常そのものだった風景の中に、一滴の黒いインクを落としたような異物感
    GM:それを漂わせたまま、あなたには気づいていない様子で話していました
    操穴安奈:(ふ、不審人物だ……!)一瞬、顔を引きつらせるがすぐに元に戻る
    操穴安奈:家へ帰るにはこの道を進まなければならない。それ以外の道ではだいぶ遠回りだ
    操穴安奈:目を合わせないように、視線をそちらに向けないようにしながら仮面の人物の横を通り抜けようとした
    :「……誰だ」
    GM:あなたが通り抜けようと歩み出た瞬間、その人物がそちらを振り向いて問いかけます
    :「……ただの一般人か。気分は乗らないが」
    :「……運が悪かったな。これも彼女のためだ」
    :と、指先をあなたの方に向けて
    :──雷光が、貴女の胸を貫いた
    操穴安奈:「な、ん……!?」なにか反応するよりも早く、激痛が身体を走り、そして冷えていく
    操穴安奈:身体から熱が失われていく。命がこぼれていく
    操穴安奈:膝から力が失われ、地面に崩れ落ち──ない
    操穴安奈:操穴の影が水面のように波立ち、操穴の肢体はそこに沈んでいく
    操穴安奈:こぽり こぽり
    :「……なんだ?」
    操穴安奈:影の水面が泡立ち、黒い波濤へ
    操穴安奈:生まれるのは──人間よりもはるかに大きな体躯をそなえた獅子だ。
    操穴安奈:黒白の彩りにも関わらず、鬣の一本に至るまで命の炎が宿っており。
    操穴安奈:鋭い爪と牙はあらゆるものを切り裂けそうだった。
    操穴安奈:(なにが、起きたんだ……?)
    操穴安奈:意識は朦朧としており、少し高くなった視線で仮面の人物を見据える
    操穴安奈:大きな顎が開かれ、空を裂くような遠吠え
    操穴安奈:身体の自由が効かない。自分の意志に関わらず獅子の体躯がゆるりと動き出す
    :「覚醒したのか……面倒だな。見たところウロボロスか」
    :「生憎ウチは人手も足りているんだ。適当に転がして……」
    :今一度。先程よりもはるかに大きな雷光が指先に宿る。それが打ち出され
    狩庭 唯:「──フィストアクション、コード02」
    狩庭 唯:紺色の流星が、あなたと仮面の前に立ちふさがる
    狩庭 唯:鈍色の装甲で覆われた腕で、雷光を『殴って』軌道を反らした
    狩庭 唯:「こんなところに居たのか」
    :「UGNか……都合の悪いことこの上ない。足止めくらいはできると思ったんだが」
    狩庭 唯:「レッグアクション、コード05」
    狩庭 唯:鈍色の装甲が脚にも生み出され、足元が爆裂したと思えば、猛スピードの飛び蹴りを放ち
    :「チッ……人形がっ……!」
    :蹴りを受け止めるが、大きく弾かれるように後退して
    :「……これ以上は継戦のほうがリスクが大きそうだ」
    :《瞬間退場》 雷雲からの落雷の閃光に紛れ、姿を消します
    狩庭 唯:「逃がすか……ッ! あぁ、もう」
    狩庭 唯:ふぅ、と少しの間周囲を警戒し、新手がいないことを確認してから、両手足の装甲が、もとの肌色に変わっていく
    狩庭 唯:「……さて。この子は……間に合わなかったか。多分覚醒者かな」そこで初めて、あなたのほうを振り向きます。あなただとは気づいていない様子
    操穴安奈:「ゆ、い……」獅子の口が開かれ、言葉をたどたどしく綴る
    狩庭 唯:「……は? なんで私の名前を……」さっと拳を構え直して
    操穴安奈:「いまのは、なに……?」
    操穴安奈:「わたし、だよ……あんな、だよ」
    狩庭 唯:「……え、安奈!? そうか、ここ安奈の帰り道じゃん!」
    狩庭 唯:「あぁ、クソ……自分がどうなってるかわかる?」獅子の頬に手を添えて、できるだけ落ち着かせようと
    操穴安奈:「わか、らない……わたし、どうなってるの」
    狩庭 唯:「いい。後で説明するから、今は落ち着いて」
    狩庭 唯:「私のこと、学校のこと、部活のこと。さっきのことは一度忘れて、そういう『日常』を思い返して」
    狩庭 唯:頬をなで、額に自分の冷たい額を合わせながら、ゆっくりレネゲイドを落ち着かせていく
    操穴安奈:「ゆ、い……」ひんやりとした唯の体温に安心を覚える
    操穴安奈:空回りしている後輩、どこか気の抜けた同級生、忙しい部活。
    操穴安奈:羨望と尊敬の眼差し、ちくちくと刺すような嫉妬の目線。
    操穴安奈:それらに動じず、乱されず。堂々と、気高く。そうあれかしと育てられ、そう『演じ』た
    操穴安奈:操穴にとっての『日常』は、常に舞台の上にいるようなものだった
    操穴安奈:「ゆい……」そうした中、狩庭と共にいる時間は少しだけ……本当に少しだけ
    操穴安奈:舞台袖にいるような、緊張をほぐすような。気の休まる時間だった
    操穴安奈:墨が流され落ちるように、獅子の体躯が影へと流れ落ち
    操穴安奈:波打つ影の水面から、操穴安奈の身体が吐き出された
    操穴安奈:……一糸まとわぬしなやかな肢体を晒した状態で。
    狩庭 唯:「ウロボロスとキュマイラ……いえ、コレは多分ウロボロスのピュアブリードかな……」
    狩庭 唯:「大丈夫? 安奈。私がわかる?」そっと上着を脱いではおらせてやり
    操穴安奈:「えっ、きゃ、きゃあ……!」真っ赤になりながら借りた上着を羽織り、足りない丈を伸ばす様にして少しでも肌を隠す様に
    操穴安奈:「ゆ、ゆいぃ……何なの、これ」地面にぺたりと座り込む姿は普段より幼く見えた
    狩庭 唯:「……説明は、とりあえず場所を変えてからにしようか」
    狩庭 唯:「でも、これだけは覚悟しておいて」
    狩庭 唯:「あなたは……純粋な人間ではなくなってしまったかもしれない」
    操穴安奈:「人間じゃない……」影の獅子になった自分の身体を思い出しながら
    操穴安奈:「ゆいも、そうなの……?」鈍色の装甲が産まれた狩庭のことを思い返しながら
    操穴安奈:「いったい、何なの。この力は……?」
    狩庭 唯:「まぁ、似たようなものね」
    狩庭 唯:「レネゲイド。日常の裏で拡散していた、未知の異能を齎すウイルスの力」
    狩庭 唯:「SFやライトノベルみたいな話だけど、事実よ」
    狩庭 唯:「細かな説明は、私のバイト先でするわ。いつまでも裸にブレザーでいるわけにもいかないし」
    狩庭 唯:「ほら」手をさしのべて
    狩庭 唯:「──大丈夫。あなたを一人にはしないわ」
    操穴安奈:「あ、ありがとう。ゆい」狩庭の手を握る。
    操穴安奈:力強く、幼子が親の手を握るように。
    狩庭 唯:「とりあえず、ここからだと……飛んでいったほうが早いわね」ぐい、と握った手をひっぱって、横抱きに
    狩庭 唯:「レッグアクション、コード01」いわゆるお姫様抱っこのまま、かるく膝を曲げ、足に鈍色の装甲が現れる
    狩庭 唯:「口はしっかり閉じておいてね」
    狩庭 唯:──ダ ンッ
    狩庭 唯:アスファルトを割りながら飛び上がり、建物を飛び越えて支部に向かっていく
    狩庭 唯:「……やっべ、この移動法支部長に止められてたの忘れてた」ぼそっ、と小声でナニカ言った気がするが
    操穴安奈:「え、きゃあああぁぁ──!!」長い悲鳴が尾を引いて
    操穴安奈:操穴はいっそう強く狩庭の身体に抱き着いた
    GM:──
    GM:シーンエンド ロイスどぞ
    操穴安奈:狩庭ちゃんは取得済みなのでロイス追加はなし。終了です
    GM:───

    OP2:晴考雨読


    GM:OP2 『晴考雨読』 登場PC:野分立之
    GM:登場侵食おねがいします
    野分 立之:1d10
    DoubleCross : (1D10) → 7

    野分 立之:31→38
    GM
    GM:UGN T市支部。外はすっかり豪雨に包まれ、人はおろか車もまばらになってきた。
    GM:ニュースではT市での異常気象についての特集が放映されていた
    司会者:「竜巻、ゲリラ豪雨。熱波が来たと思えば煙霧に降雪。先日は大量のカタツムリが雹のように降り注ぎ、市民たちを驚かせました」
    司会者:「天変地異という表現をするしかない異常気象に、市民はこころ休まる時間がありません」
    司会者:「ここで、現場の雛内レポーターに繋いでみましょう。雛内さん──」
    GM:異常気象を告げる番組が続く中、あなたはかつて、この支部の長になるより前。
    GM:地方の小さな支部で働いていたときのことを思い出します。
    GM
    GM:”シードテイカー”佐堂長明、”ゼラニウム”山陰東、そしてあなたは、小さな地方支部ながらも
    GM:それぞれ研究者、エンジニア、エージェントとして、他支部からも高い評価をうけていた
    佐堂長明:「はぁ~~~~……聞いてくれよ立之」
    野分 立之:「……どうした、愚痴位いくらでも聞いてやるが」書類整理をしていた手を止めて
    佐堂長明:あなたのデスクの前に来るなり、地の底から出るようなためいきをつく
    佐堂長明:「また上から予算を減らされた……」
    佐堂長明:「”凡夫の鉄”はあくまでも私の研究の副産物でしかないというのに、あれの予算ばかり持ってこられてもな……」
    野分 立之:「困ったものだ。どうしても、上というのは成果の出たものにしか目を向けないからな」
    GM:”凡夫の鉄”は、賢者の石、そのデッドコピーである愚者の黄金に対比して名付けられたもの。正式名称を「低出力高安定汎用レネゲイド結晶」
    GM:彼の研究の副産物として生み出されたものだが、この支部をはじめとして、様々な装置の動力源としての活用が見込まれている。
    野分 立之:「だがアレの有用性も確かだろう。それで認められるのも、不満か?」
    佐堂長明:「立之からも何か言ってくれ。うちの支部長は緊急時以外は昼行灯だからな……」
    佐堂長明:「不満ではない。不満ではないが、あくまでも私の目的は本研究のほうにあるんだよ」
    野分 立之:「そうだな、いかんせん上のことだ。任せろ、とは言い難いが協力はしよう」
    野分 立之:「……研究者なら、当然か。無粋を言ったすまん」
    佐堂長明:「いや、構わんよ」
    山陰 東:「また立之に愚痴っているのかい、長明」
    山陰 東:お茶を二人分もってきてあなたたちの前に置く
    野分 立之:「助かる。また予算の削減だそうだ。成果を出しているのだから考慮してくれてもいいだろうにな」軽く礼を言って、啜り
    佐堂長明:「”凡夫の鉄”や、東との共同研究での機械鎧の効率化は評価されているが……」
    佐堂長明:「”RBを燃料にした新エネルギー”と、”電子化したレネゲイドによる全自動機械人形”。どうも上は本筋は気に入っていないらしい」
    佐堂長明:「百歩、いや百万歩譲って、前者はゼノスという組織がある以上、最終的には思想を変えねばならんだろうが!」
    佐堂長明:「後者は譲らんぞ、俺は!」
    野分 立之:「そうだな、前者は、難しい面もある……軋轢は困るんだろう」
    野分 立之:「後者は、有効に使えば、一定の効果はあるとは思うんだがな」
    山陰 東:「たしか、N市のほうで一度計画されたけど」
    山陰 東:「責任者がFHとの内通が発覚して、本部で再教育からの計画凍結になったんだっけ」
    佐堂長明:「それはオレのせいじゃないだろうがぁぁ!!!」
    野分 立之:「そうだ、だから腐るな。道は険しいかもしれんが、よりよく何かを生み出そうとするのは、悪いことではないだろう」
    佐堂長明:「くそぅ……”エアリエル”……」
    佐堂長明:「時間は無限にあるわけじゃないんだぞ……」勝手に立之のデスクに突っ伏している
    野分 立之:「ん?何かの試作品か?」
    山陰 東:「長明……もしかして呑んだな? しかも徹夜したあとに。クマがすごいぞ」
    佐堂長明:「呑んでない……呑んでないぞ……ヒック」
    野分 立之:「否定は出来ん。だが、だとしても正しく、あるべき道を進むべきだからな。研究は助けてやれんが、支えるくらいはしてやる」
    野分 立之:「……吞まれてるじゃないか」
    山陰 東:「悪いね、立之。いつも」
    野分 立之:「いいさ、こいつはこいつで苦労しているんだ。お前も無理はするなよ」
    GM:”エアリエル”という単語については、詳細を彼の口から語られた事はありませんが(聞いても「さすがのお前でも機密事項は話せない」と断られます)
    野分 立之:あいこぴー、了解
    GM:その単語を口にするときは決まって、何かに縋る時、あるいは疲れた時。そして、その声音からは、研究対象への愛着以上の想いを感じ取れるでしょう
    野分 立之:「俺のように成果が分かりやすく安易なものじゃない、お前たちのような分野こその悩みもあるだろう」
    野分 立之:「その分似た立場のお前にしかわからん事には、共感してやってくれ」
    山陰 東:「わかっているさ」
    山陰 東:「ただ、酒癖はどうにかならんかね……」
    山陰 東:「Z市支部の三羽烏の決別理由が、酒癖なんて、笑い話にもならない」
    野分 立之:「……そこは擁護できん」額を抑えて憂う
    佐堂長明:「え、”エアリエル”……ヒック」
    野分 立之:「またエアリアル、か。ロマンな名前だが……」
    山陰 東:「……とりあえず、僕は彼を仮眠室に運んでくるよ」
    野分 立之:「頼む、時間中に酒が抜けてなかったことは適当にごまかしておく」
    山陰 東:「助かるよ。それじゃあ」佐堂を担ぎ上げて去っていく。
    山陰 東:人相が悪いので人さらいに見えなくもない
    野分 立之:「……警備員には気をつけろよ」それを見送り、少しだけ冗談めかして
    GM
    GM:あなたの回想を断ち切ったのは、豪雨でも雷鳴でもなく、外になにか重いものが着弾したような音と、振動
    ”雷霆の魔女”:「不一致……!」
    野分 立之:「警報はなっていないか」外への警戒を向けようとしたけれど…
    GM:そして、あなたはこの振動と音に覚えがある
    GM:支部員である”雷霆の魔女”の着弾音だ。機械化した体にまかせて跳躍で街を移動することがあるのを、以前にも叱ったことを覚えている
    野分 立之:「再度、指導が必要そうだな」苦虫をかみつぶした顔をしている
    ”雷霆の魔女”:「……支部長。”雷霆の魔女シコラクス”、ただいま帰投しました」支部の中に入り、さも普通に帰ってきたといいたげな顔であなたに敬礼する
    野分 立之:「ご苦労。随分、そう随分と緊急の要件だったようだな」微妙な顔で頷いてる
    ”雷霆の魔女”:「ッスー…………」
    ”雷霆の魔女”:「……い、今はその話より、重要な案件があります。2つほど」
    野分 立之:「聞こう、かけたまえ」意識を切り替えて、報告を促す
    ”雷霆の魔女”:「失礼します」
    ”雷霆の魔女”:「まずは、新規の覚醒者を一名保護しました。状態は安定しています」
    ”雷霆の魔女”:「今はその……運搬中のショック」
    ”雷霆の魔女”:「じゃない、覚醒の負荷で眠っています」
    野分 立之:「了解だ……メンタルケアは綿密に。後ほど話を聞くとしよう」
    ”雷霆の魔女”:「そしてもう一つ」
    ”雷霆の魔女”:「……今回の異常気象の、おそらくの原因と首謀者が判明しました」
    野分 立之:「っ!お手柄だ。対象は?」
    ”雷霆の魔女”:「首謀者の名は──」
    ”雷霆の魔女”:「──”ブロスペロー”佐堂長明。原因とされるのが、”セティボス”というオーヴァードです」
    ”雷霆の魔女”:解像度の低い写真。おそらく遠方から撮影したものを無理矢理拡大したものだろうものを差し出す
    野分 立之:「佐堂……」
    ”雷霆の魔女”:その姿は、白磁のような肌に、長い黒髪
    "セティボス”?:その姿は、瞳の色が赤いことを除けば、目の前のエージェント、”雷霆の魔女”狩庭 唯に酷似している
    野分 立之:「……君に姉妹はいたかな?」
    ”雷霆の魔女”:「いません」
    ”雷霆の魔女”:「正直私もびっくりしましたよ」
    野分 立之:「他人の空似……いや、いくつか可能性はあるが、そこはそれ程重要でもないか」
    野分 立之:「ここまで似ていればな。なんにせよ、いい仕事だ」
    ”雷霆の魔女”狩庭唯:「ありがとうございます」
    野分 立之:「新規覚醒者の方の手続きも進めるが、後は佐…首謀者の潜伏先、等調査だな。……迅速に、な」
    ”雷霆の魔女”狩庭唯:「承知しました」
    ”雷霆の魔女”狩庭唯:「……あの、支部長。新規覚醒者のほうですが」
    ”雷霆の魔女”狩庭唯:「私も、同席していいですか」
    野分 立之:「勿論だ。私一人より、よほど安心するだろう」
    ”雷霆の魔女”狩庭唯:「ありがとうございます」
    ”雷霆の魔女”狩庭唯:「……とりあえず、先に個室の方に向かうので、支部長は私がいいというまで入らないでくださいね?」
    野分 立之:「……了解だ」様々配慮だろうと、納得した
    GM:──
    GM:シーンエンド、ロイスのみ!
    野分 立之:佐堂長明 郷愁/〇不安
    野分 立之:で
    GM:───

    OP3:流汗淋漓


    GM:OP3 『流汗淋漓』 登場PC:芦原深紅郎
    GM:登場侵食お願いします
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を1d10(→ 3)増加 (36 → 39)
    GM
    GM:T市の異常気象は、当然ながら昼夜を問わない。
    GM:夜、空に雲がかかり、太陽はみえないものの、うだるような暑さに包まれていた
    芦原深紅郎:シャツが肌に張り付くような熱気の中、危険だからと遊具の撤去された殺風景な公園にて。
    芦原深紅郎:「クソ…おかしいだろあの結果は…!馬主の育て方か騎手が悪すぎたんだ!」
    芦原深紅郎:座っているベンチの足元には「アルゴスキマイラー」の単勝馬券が散乱している。
    芦原深紅郎:オッズ的には問題なく勝てると踏んでいた。しかし結果は悲惨なもので。
    芦原深紅郎:今はもうなけなしの金で買ったカップ酒は空になり、器には煙草の吸い殻が積み重なっている
    芦原深紅郎:「まずったなー……畜生……勝てば今月余裕持って過ごせたってのに……」
    芦原深紅郎:頭を抱える。すぐに請けられる支部からの仕事もあるか怪しい。今回ばかりは溜息をつくしかなかった。
    "プランナー”:「ごきげんよう。"オーディナリー・ビュー"」
    芦原深紅郎:「……んん?」その声に顔を上げる。
    "プランナー”:分厚い本を抱えた、ドレスワンピース姿の少女。
    "プランナー”:見た目は小学生ほどながらも、所作の端々に老成したようなものを感じる
    芦原深紅郎:正直、夢でも見ているのかと思った。俺にロリコンの気はないが、そのぐらいの非現実的な美しさが目の前の女にはある。
    芦原深紅郎:「…おいおい、ガキはお巡りのお世話になる前に家に帰っとけよ」
    芦原深紅郎:短くなってきた煙草をカップ酒へ放り込みつつ、2本目に火を付ける。
    "プランナー”:「ふふ。お隣失礼しますね」くすりと微笑んで、貴方の隣にちょこんと座る
    "プランナー”:この猛暑だというのに汗一つかかないまま
    "プランナー”:「私は”プランナー”といいます。ゼノスという組織を率いている者です」
    芦原深紅郎:「なるほど。噂は聞いてるぜ。…正直俺はFHにいた頃のアンタのほうが好みだったがね」
    芦原深紅郎:「騙されて破滅するって分かってても付き合いたくなる。あの頃のアンタにはそういう魅力があった」
    "プランナー”:「おや、今は魅力的でないと?」
    芦原深紅郎:「今は…なんてーか、牙が抜けちまった感じだ」こんなちんちくりんだしな
    芦原深紅郎:「俺はロリコン趣味じゃねえんだ。悪いな」
    "プランナー”:「ふふ。FH時代からは、客観的に『丸くなった』ように見えるよう所作を変えてきた覚えはありますが」
    "プランナー”:「……いえ、これ以上の戯れは、よしておきましょうか」
    "プランナー”:「今回の用件は、"オーディナリー・ビュー"。あなたに依頼を持ってきました」
    芦原深紅郎:「…アンタのプランとやらに付き合わせるなら、こんな下っ端より良い奴がたくさんいると思うがね」
    芦原深紅郎:「一応話ぐらいは聞いてやるが、俺はガキより美女の頼みを優先したい質でな。余程何か良い話でもなけりゃ――」
    "プランナー”:「金と女」
    "プランナー”:「……あなたには良い釣り餌になると存じておりますが?」
    芦原深紅郎:「よく御存知なこって」
    "プランナー”:ごとり、と。本の中からアタッシュケースを取り出す
    "プランナー”:「こちら、『前金』になります」
    芦原深紅郎:ぶふぉ、と煙草の煙でむせる
    "プランナー”:「成功の暁にはもう1つ」
    "プランナー”:「……お話、真剣に聞いていただく気にはなりましたか?」
    芦原深紅郎:「げほっげほっ……あ、ああ…余程マジな話なのは理解した」
    芦原深紅郎:今更カッコはつかないかもしれないが、目の前の少女に向き直り
    芦原深紅郎:「――いいぜ、付き合ってやろうじゃないの」
    芦原深紅郎余所の組織UGN以外の誘いに乗ることのリスクだの後々の影響なども頭の片隅にあったが、全て吹き飛んだ。
    芦原深紅郎:だって、金はいつだって欲しいのだから。
    "プランナー”:「それでは、詳しい内容を」
    "プランナー”:「今回依頼したい内容は、”プロスペロー”と呼ばれる人間の『処分』です」
    芦原深紅郎:「処分と来たか……」まぁこの報酬分の仕事としては妥当だろう。イリーガルに過ぎない自分に話を持ってきたのも納得は行く
    芦原深紅郎:「一応聞いておくが、もうジャームになってる輩か?」
    "プランナー”:「その人間によって、同胞であるレネゲイドビーイングたちが連れ去られ、行方不明になっています」
    "プランナー”:「さて。最後に観測した限りでは、いつジャームになってもおかしくない輩でしたが」
    "プランナー”:「最後の一線は強固に踏みとどまっていましたね」
    芦原深紅郎:「ほう?」
    "プランナー”:「方策はおまかせします。我々としては、”ブロスペロー”の生死に興味はありません」
    "プランナー”:「ただ、行方不明になった原因を取り除き、撃滅する。それを第一にお願いします」
    芦原深紅郎:「じゃあ支障が出ない範囲で誰かと協力するってのもセーフか?」
    "プランナー”:「まぁ、今後の更生が認められないようであれば」
    芦原深紅郎:正直俺一人では骨が折れそうな案件だ。それに稼ぐにしても極力楽はしたい。
    "プランナー”:「そのような、進化の可能性を阻むものは、『処理』したほうがいいとおもいますが」
    "プランナー”:「協力は構いませんよ」
    "プランナー”:「これは現在のT市で起きている事象にも関わること。すでにUGNも動き出しているようですから」
    "プランナー”:「彼らと協力することは十分に可能でしょう」
    芦原深紅郎:「そりゃ助かる。俺は一人じゃ全力が出せないもんでね」
    芦原深紅郎:「ま、報酬分の仕事はさせて貰うさ……本当に持っていっていいんだよな?契約破棄は聞かないぞ?」
    芦原深紅郎:改めてアタッシュケースを手にすると不安になってくる
    "プランナー”:「そのような事態は起こしませんよ。悪い人間じゃないんですから」
    "プランナー”:くすくす、と微笑んで
    芦原深紅郎:「下手な人間より誠実なこって」へっ、と鼻で笑い
    "プランナー”:「それともう1つ。手がかりになるかは、今後の状況次第ですが」
    "プランナー”:本から一枚の写真を取り出す
    "プランナー”:すらりと伸びた手足。足元までの長い黒髪。白磁のような肌。
    "プランナー”:そこに赤い瞳をもった、見た目は女子高生程度ながら、年離れした穏やかな色気を持った少女の写真
    芦原深紅郎:「こいつは?」綺麗どころだが俺の見立てではまだ歳が足りない。最低でも後4,5年という所か
    "プランナー”:「今回の事件に関与していると思われる同胞RBの写真です」
    芦原深紅郎:「なるほど、アンタと同じかい」となれば熟してくる可能性もないのか。残念だ
    "プランナー”:「私からはこれで」
    "プランナー”:「成功を願っていますよ」
    芦原深紅郎:「OK…ま、俺の好みからは外れちまったがアンタも良い女だったのは確かだ」
    芦原深紅郎:「美人の頼みは決して失敗しない男なんでね。すぐに吉報を運んでやるさ」
    GM:──
    GM:シーンエンド ロイスのみ
    芦原深紅郎:都築京香 有為○/不安で
    GM:───

    OP4:雷光一条


    GM:OP4 『雷光一条』 登場PC:筑波弥太郎
    GM:登場侵食おねがいします
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1D10(→ 2)増加 (46 → 48)
    GM
    GM:T市 T市総合病院
    GM:あなたがかつて入院していた時期。当初はジャーム化寸前という状況だったが、その頃には多少の外出は可能なくらいには回復していた。
    GM:担当医の山陰東は、医者でありつつ、このT市のエンジニアでもあるらしい。そして、患者のために身を削るのをいとわない人物だ
    GM:夕暮れ時。車で橋を渡り、振り向いたあなたの目には
    GM:比較的流域の広いT川に、真っ赤な夕日が映りこんだ景色がうつった
    山陰 東:「ははは。どうかな。気に入ってくれたかい?」
    山陰 東:「出身はこのあたりじゃないんだが、なんとなく車を走らせているときに、この場所に気づいてね」
    山陰 東:「この場所は、僕にちょっとした力をくれるような場所なんだよ」
    山陰 東:「僕はオーヴァードじゃないから、明確な実感はないけど、その『ちょっとした力』っていうのが、結構大事になってくるんだ」
    筑波 弥太郎:「…………そういうものでしょうか。」
    筑波 弥太郎:気のない返事をしながら、己の右腕を見る。
    筑波 弥太郎:”実家”で修業をしていた頃には身の丈程の大岩すら持ち上げる事が出来たその腕も
    筑波 弥太郎:度重なる侵蝕抑制剤の投与と長期入院で枯れ木の様にやせ細っていた。
    筑波 弥太郎:「山陰さん、俺は……あの山から俺を連れ出してくれたアンタには感謝してるんです」
    筑波 弥太郎:「でも……」
    山陰 東:「そういうものだよ。ふふ」
    山陰 東:「……いや、ごめんごめん。いまのはまずかったね」
    筑波 弥太郎:「いえ……」
    山陰 東:「だいたい、君と同じくらいか、少し上かな。そのくらいの姪がいるんだけど」
    筑波 弥太郎:「……?」
    山陰 東:「彼女にも、ここを案内したときに似たような反応をされてね」
    山陰 東:「不意に思い出してしまったんだ。すまないね」
    筑波 弥太郎:「姪御さん……」
    筑波 弥太郎:「山陰さんの御親戚の方なら、きっと立派な方なのでしょうね」
    筑波 弥太郎:「それに比べて俺は……山から離れてこんな……うだうだと……」
    山陰 東:「比べるものじゃないよ、弥太郎くん」
    筑波 弥太郎:「でも……!」
    山陰 東:「僕と彼女は、血のつながりはどれだけ遡ってもありはしないし、なんなら書類上そうなったのも数年前の話だ」
    山陰 東:「彼女の名誉に関わるから、経緯は話せないけど……昔はもう機械のようだった」
    筑波 弥太郎:「機械……」 頭の中に浮かぶのは鉄腕アトムのようなイメージだ
    筑波 弥太郎:「随分と強そうな姪御さんなんですね」
    山陰 東:「けど今は、誰かのために動ける人間になってくれた」
    山陰 東:「君にもそうなれとは言わないし、言えないけれど」
    山陰 東:「それでも。君には、誰かの幸せのために頑張れるようになってほしいと願っている」
    筑波 弥太郎:「……。」
    筑波 弥太郎:「は、はは……山陰さんも結構厳しい事言うんですね」
    筑波 弥太郎:「でもそうか……誰かの幸せの為に……」
    筑波 弥太郎:山から離れた弥太郎の心を占めていたのは、強い虚無であった。
    筑波 弥太郎:実父の、修行者達の、皆の期待を背負った神童として、修行を積み、神に近づく事……それだけが弥太郎に期待された役割であった。
    筑波 弥太郎:そこから離れてしまった己の人生に、目的なんてないと思っていたのだが……。
    筑波 弥太郎:「それ、めちゃくちゃ面白いですね。」
    筑波 弥太郎:病院から出て初めて、弥太郎の口元に笑みが漏れた。
    山陰 東:「お。ようやく笑ってくれたね。ははは」
    山陰 東:「……っと、さて。そろそろ戻らないと看護師さんに怒られちゃいそうだな」
    筑波 弥太郎:「うげっ! やべーっすよ! 今日の担当看護師さん、めちゃくちゃ怖い人だから……」
    筑波 弥太郎:「門限までに戻らないと……説教を喰らうかも……山陰さんも」
    山陰 東:「おっとと。この歳でお説教はきついなぁ。ちょっとだけ飛ばしていこうか」
    筑波 弥太郎:「い……!?」 アクセルが踏み込まれ、高速で後ろに流れていく景色を見つめる。
    筑波 弥太郎:夕焼けが滲む空は赤く、水面に反射した光がきらきらと眩しかったのを覚えている。
    筑波 弥太郎:────決して色褪せる事のないあの日の光景。
    筑波 弥太郎:筑波弥太郎の人生はここで始まったのだろう。
    GM
    GM:時間は進み、現在。貴方の容態はすっかり回復し、UGNイリーガルとして活動するまでに至った
    GM:そして必然、病院とも縁遠くなる。山陰東は、籍こそUGNのエンジニアとして置いているが、その実医者としての業務ばかりで、支部に顔をだすことはほとんどなかった
    GM:そんな中。春の足音をかき消すような雪が降る午後
    GM:UGNとしての仕事の帰りか、あるいは別の用事か。外を歩いていたあなたからみて
    GM:道の向こうから走ってきたのは、他でもない。あの山陰東だった
    筑波 弥太郎:「ンだよ、これ……天気予報が滅茶苦茶じゃねーかよ……」 などと言いながら歩いていたところに
    筑波 弥太郎:「あれ……? あの大きめのシルエットは……」
    筑波 弥太郎:「山陰さん? あ、おーい!!」 手をブンブンと振って呼びかける
    山陰 東:「はぁ、はぁ、ぜぇ……」
    筑波 弥太郎:「山陰さん! 山陰さんじゃないっすか! そんなに息を切らしてどうしたんすか?」
    山陰 東:ダイエットのランニング、にはとうてい見えない必死の走りだった
    :「”ゼラニウム”山陰東」
    :走る彼の後ろに、彼を追うように黒服に仮面の人物が現れる
    筑波 弥太郎:久しぶりの彼との再会だ……予想外のタイミングとはいえ結構嬉しいものがある。
    筑波 弥太郎:だが、その嬉しさを霧散させるような……仮面の人影。
    筑波 弥太郎:「あぁ……?」 その姿を見て、立ち止まる
    筑波 弥太郎:仮面の人物のその姿に、無性に”不吉”なモノを感じたからだ。
    :「確保だ。展開は最小限」《ワーディング》を展開。非オーヴァードの山陰東を無力化します
    筑波 弥太郎:「てめッ!?」 その光景を見た瞬間に、状況を判断する事も忘れて殴り掛かる。
    山陰 東:走っていた足がだんだんと緩み、最終的に数歩歩いてから膝から崩れ落ちる
    :「む……子供? いや、UGNですか」
    筑波 弥太郎:「UGNだったらどうしたってんだ! この野郎!」
    :黒い手袋のようなもので覆われた手でその拳を受け止めつつ
    :「その男性を引き渡してもらいます」
    筑波 弥太郎:「ふざけんじゃねえ! 誰がてめぇみたいなスーパー不審者の言う事を聞くかってんだ!」
    筑波 弥太郎:受け止められた手を引き戻し、代わりに跳ね上がる様な右足のハイキックを打ち込む。
    :「むぅ……! こういう肉弾戦は得手じゃないんですがね……!」ばちばち、と小さく仮面の隙間から放電しながら後退して回避し
    :「……まぁ、いいでしょう。一度撤退します」
    :「”トリスケリオン”ですね。覚えましたよ」
    :ばちばちと再び放電し、閃光が一瞬あなたの視界を塞いだ
    筑波 弥太郎:「あ……俺のコードネーム……!?」
    :《瞬間退場》
    筑波 弥太郎:「眩しっ!」 突然の閃光に一瞬だけ瞼を閉ざす
    筑波 弥太郎:次の瞬間には仮面の人物は既に目の前になく、煙の様に消えていた。
    筑波 弥太郎:「くそ……なんだったんだよ、あいつは」
    筑波 弥太郎:「そうだ! 山陰さん!」
    山陰 東:「うぅ……えっと、僕は」《ワーディング》が解除されたことで、むくりとおきあがります
    筑波 弥太郎:「大丈夫っすか……?」
    筑波 弥太郎:「あ、俺……覚えてます……?」
    筑波 弥太郎:不安げに彼の肩を支える。最後に彼と会ったのはいつぶりだろうか……と想いを馳せながら
    山陰 東:「君は……弥太郎くんか。髪染めたんだね」
    筑波 弥太郎:「あ……」
    筑波 弥太郎:「そうっす! 筑波弥太郎です! 覚えていてくれたんすね!」 満面の笑みで
    筑波 弥太郎:「それよりもどうしたんですか……なんか、変な奴に追われてたみたいですけど」
    山陰 東:「ちょっと、しくじっちゃってね……」
    山陰 東:「支部に行きながら話そう」
    山陰 東:「まずこの異常気象は、……FHによるものだ」
    筑波 弥太郎:「あー……道理で」
    山陰 東:乱れた息を軽く整えながらあなたのとなりを歩きます
    筑波 弥太郎:「流石に春になってこの天気はヤバいっすからねぇ」 ちらほらと落ちてくる雪の結晶を見て
    筑波 弥太郎:「って事は、UGNの方でもその……FHの連中をぶっ倒す作戦を練っていて、この天気をどうにかしようとしてるんですね?」
    山陰 東:「経緯や理由はあとで説明するけど、これは多分、僕も一部関わっているものだと確信してる」
    筑波 弥太郎:「山陰さんが?」
    山陰 東:「……弥太郎くん。酷なお願いをすることになるけど」
    筑波 弥太郎:「山陰さんが俺にお願いなんて珍しい……」
    筑波 弥太郎:「なんでも言ってください。俺……山陰さんのためなら何でもやりますから!」
    山陰 東:「この事件を……あの男を止めてくれ。解除薬は──」
    GM:轟音。
    筑波 弥太郎:「………………え?」
    GM:雷雲から予兆なしに放たれた雷光が、彼の胴体を貫いた
    GM:あきらかに自然の落雷ではなく、彼個人を狙ったものだとわかっていいでしょう
    筑波 弥太郎:「さ、山陰さァァ――――――――んッ!!??」
    筑波 弥太郎:咄嗟に彼を庇おうとするがもう遅い。
    筑波 弥太郎:既に……山陰東の身体は稲妻に貫かれた後だ。
    山陰 東:「───」どさり、と重い音をたてて倒れ伏した。彼はオーヴァードではない。故に《リザレクト》もしない。
    筑波 弥太郎:「嘘……だろ……きゅ、救急車」
    筑波 弥太郎:いや――――と、頭の中の冷静な部分が反論する。
    筑波 弥太郎:彼は既に死んでいる……連絡をするのなら、救急車ではなく……。
    筑波 弥太郎:「UGN……!!」
    GM:ここで、あなたの端末に連絡が入ります
    GM:プライベート用ではなく、盗聴対策もされた、『シゴト用』の端末
    GM:つまり、UGNからの協力要請だ
    筑波 弥太郎:「もしもし……」
    筑波 弥太郎:通話先はUGN。今回の気候変動事件について協力を要請する連絡であった。
    筑波 弥太郎:弥太郎はここで起きた事……山陰の死の情報を電話先に伝え、略式ではあるが正式な協力者として作戦に参加する事が決まった。
    筑波 弥太郎:すぐにこの場所にはUGNから”清掃”を目的とした部隊が来るだろう。山陰の死も、この場所に最初から無かったかのように掃き清められる。
    筑波 弥太郎:「畜生…………。」
    筑波 弥太郎:少年の声が、淡く溶け始めた雪に混じって消えていく。
    筑波 弥太郎:空の彼方では遠雷の音が低く轟いていた。
    筑波 弥太郎:《赤色の従者》+《血の絆》 侵蝕率+9
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を9(→ 9)増加 (48 → 57)
    筑波 弥太郎:「来いよ……狐太郎……ッ!!」
    狐太郎:「こん。」
    GM:──
    GM:しーんえんど ロイスのみどうぞ
    筑波 弥太郎:ロイス取得は固定で山陰 東 〇恩義/不安を取っていましたが、恩義/〇悲哀に変更します
    筑波 弥太郎:以上です。
    GM:───

    ミドル1:一同集結


    GM:ミドル1 『一同集結』 シーンPC:操穴安奈 他任意
    GM:登場侵食おねがいします
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を1D10(→ 8)増加 (38 → 46)
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1D10(→ 6)増加 (57 → 63)
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1D10(→ 3)増加 (38 → 41)
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を1d10(→ 7)増加 (39 → 46)
    GM
    GM:UGN T市支部
    GM:窓の外は一転して、数m先も不確かな濃霧が立ち込める
    GM:あなたたちは、この場ですぐに活動可能なオーヴァードとして集合をかけられ、T市支部に一度あつまっていた。
    狩庭 唯:「本日は、集まっていただきありがとうございます」
    筑波 弥太郎:「おう……」 むすっとした表情で腕組みをしながら壁に背を預けている。
    狩庭 唯:右手を胸元に添えながらかるく一礼。左手は服を着替えた安奈の手を握っている
    芦原深紅郎:「うっぷ……悪い……水1杯くれ……」
    芦原深紅郎:青ざめた顔で俯いている。結局昨夜高い酒を飲みまくったはいいものの、飲み過ぎた。
    操穴安奈:おどおどした視線で周りを見渡し、狩庭の手をぎゅっと握る
    野分 立之:「……構わんが、オーディナリー・ビュー、仕事に問題はないな?」呆れながら狩庭君に…頼めないから自分で持ってきてやるペットの水
    芦原深紅郎:「あー…悪いな。まぁエフェクトですぐ覚めるだろーとは思うが……」受け取りつつぐびりと飲んで、ある程度楽にはなった
    筑波 弥太郎:「はぁ……」 ため息をつく
    筑波 弥太郎:「すんません、もう一度状況を整理させてもらってもいいっすか?」
    狩庭 唯:「はい」
    野分 立之:「たまたまとはいえ新人もいる、あまり無様を晒してくれるな」
    野分 立之:「……そうだな、頼む」
    芦原深紅郎:「わーってるって。んで…大凪にトリスケリオン、それに雷霆…そっちのガキは知らねえな」
    芦原深紅郎:「ああ、まずはそれが先か」
    筑波 弥太郎:「まずは自己紹介をさせてください。俺は”トリスケリオン”の筑波弥太郎……イリーガルとして仕事させてもらってます」
    筑波 弥太郎:「それで、この気候異常……レネゲイドの仕業に間違いがなくて、クソッたれのFH野郎が関与してるんですよね?」
    狩庭 唯:「間違いありません」
    野分 立之:「首謀者、とみなされているのは”ブロスペロー”佐堂長明。原因が”セティボス”というオーヴァード、だったな」声に感情は乗らない
    芦原深紅郎:「”プロスペロー”か…その名前なら俺も聞いた。ドデカい臨時収入と一緒にな」
    筑波 弥太郎:「”プロスペロー”……そいつのせいで、山陰さんは……」 ぐっと拳を握り込む
    芦原深紅郎:「聞いて驚け、あの”プランナー”直々の依頼だ。それも、内容は『処分』だとさ」
    筑波 弥太郎:「はっ! 妥当な判断だ……山陰さんをあんな目に合わせた野郎なんて」
    野分 立之:「そうか、……あの女狐がな」
    芦原深紅郎:「ま、俺のハンサム顔以外に実力も売れて来たって所かね…どうしたよ、さっきから随分とキレてるな」
    狩庭 唯:「そして、”セティボス”の写真がこちらです」
    野分 立之:「筑波君は、酷な光景だっただろう…そのすぐ後に仕事などすまないな」
    GM:OPで立之さんにも見せた、目の色と髪の長さのほかは、狩庭唯に瓜二つの写真を見せます
    筑波 弥太郎:「キレずにいられるかってんですよ」
    筑波 弥太郎:「既に……話は通ってると思いますが、この一件で既に”ゼラニウム”……山陰東が奴らに殺されています」
    筑波 弥太郎:「俺はあの人をあんな目に合わせた奴を許せねぇ」
    野分 立之:「アレはFHあった時代もあるんだ、煮え湯を飲まされたことくらいあるが……」
    芦原深紅郎:「…なるほど。ま、やる気があるのは結構だ。その分俺の仕事が楽になる」
    筑波 弥太郎:「……? 双子の姉妹か何かですか?」 写真を見ながら
    GM:そして彼女がみせた写真は、芦原さんがプランナーに見せてもらった写真にも似ていますね
    狩庭 唯:「いえ」
    狩庭 唯:「私に姉妹はいません」
    操穴安奈:(ゆいの姉妹とかじゃないんだ……)写真を確認しながら
    芦原深紅郎:「似たような写真は俺も見せられたな。見覚えがあると思ってはいたが」
    芦原深紅郎:「他人の空似…にしちゃ似すぎてる」
    野分 立之:「レネゲイドがらみなら、いくつか考えられるが、断定はできんな」
    筑波 弥太郎:「他人に変装するエージェントでもいるんですかね……ところで」
    狩庭 唯:「現在確定している情報が、『FHエージェント”ブロスペロー”の関与』『異常気象を引き起こしたのが”セティボス”』」
    狩庭 唯:「そして、彼らがなんらかの理由で”ゼラニウム”を狙ったことです」
    筑波 弥太郎:「あんたはさっきからなに黙ってんだ?」 と、言いながら操穴さんの方を見る。
    筑波 弥太郎:「突然の事で混乱してるのはわかるけど……連中と直接遭った人間として、何か……わかる事があれば言ってくれ」
    狩庭 唯:「……安奈。大丈夫?」
    芦原深紅郎:「そもそも新入りなのか?まさか学校帰りで友達連れて来たってわけじゃないだろ」
    野分 立之:「……そうだな、筑波君以上に酷だが話してもらえるのならば、ありがたい」
    操穴安奈:「大丈夫、ありがとう。ゆい」瞼を閉じて呼吸を一つ。動悸を抑え、脈を整え
    野分 立之:「彼女は先刻覚醒したばかりでな……」
    操穴安奈:「僕は操穴安奈。通っているのは時習館高校」
    操穴安奈:「家に帰る途中、仮面の人物に雷のようなもので撃たれました」
    筑波 弥太郎:「(う、うお……近くで見るとすげー美人だな……)」
    筑波 弥太郎:「……あんたも仮面の人物に遭ったのか」
    芦原深紅郎:「(綺麗所ではあるが…また学生のガキかよ~!本部から美人エージェントでも派遣されてこないもんかね)」滅茶苦茶失礼な事を考えている
    野分 立之:「仮面か、似た特徴だが、それぞれどういった装いだった?」
    操穴安奈:「乱暴な口調で、どこか男性的な印象がありました」供述に淀みはなく。緊張と体調を切り分けて「演じる」ことは元来よりできたことだった
    野分 立之:「(性格的にそういうこと考えてるんだろうな」ってすごい微妙な視線を向けている>Mr.マダオ
    筑波 弥太郎:「黒服で丁寧語……どことなくスマートな言葉遣いのやつだったな……ん?」
    狩庭 唯:「……食い違いますね」
    野分 立之:「戦えるのが最低でも二人…いや、三人が相手か」
    筑波 弥太郎:「情報を混乱させるために演じ分けてるのかもしれねーが、わざわざそんな事をする理由もないしな」
    芦原深紅郎:「どっちも仮面なら別人でもおかしかないし、話を聞く限りじゃ能力は一致してる」
    芦原深紅郎:「玉虫色って奴だなこりゃ…もっと詳しく調べる必要はあるか」
    狩庭 唯:「ではひとまずは」
    狩庭 唯:「”プロスペロー”及び”セティボス”の潜伏場所を含む情報。及び、黒服の詳細ですね」
    狩庭 唯:「……筑波くん。蒸し返すようで悪いんだけど」
    筑波 弥太郎:「……なんだ?」
    狩庭 唯:「”ゼラニウム”は、なにか情報を君に残していったりとかはしなかった?」
    筑波 弥太郎:「山陰さんが残した事……」
    筑波 弥太郎:「あの男を、止めろ」
    筑波 弥太郎:「そして……解除薬…………?」
    筑波 弥太郎:「いや……咄嗟の事で聞き間違いかもしれねーけど、解除薬がどうとか言っていたような」
    野分 立之:「……プロスペローの研究にかかわる内容が妥当だろう、それも要調査だな」
    狩庭 唯:「では、解除薬についても追加でおねがいします」
    芦原深紅郎:「OK。普段ならんな面倒な作業は投げるところだが、今の俺は大量の報酬で機嫌が良いからな」
    狩庭 唯:「この際です。”プランナー”の思惑がどうであれ、人手は絶対に多いほうがいいですから」
    狩庭 唯:「しっかり働いてもらいますよ」
    野分 立之:「そうだな、イリーガル諸君には適切な報酬を計上しておく」
    筑波 弥太郎:「”プランナー”……」
    芦原深紅郎:「あのぐらい貰えるならゼノスに鞍替えも考えちまう…なんてな」
    野分 立之:「いきなりのことで戸惑うと思う、今後は配慮もするが、今回だけは操穴君、君にも重ねてお願いする」
    野分 立之:「……せめて正規の支部員がいる前ではよした方がいいぞ、その手の冗談はな」
    操穴安奈:「……誰かがやらなければならない、んですよね」
    芦原深紅郎:「へいへい…」ぷらぷらと手を上げて応えて
    野分 立之:「……そうだ、真に情けなく、申し訳ない話だが、子供の手を借りなければならないほどに」
    操穴安奈:「分かりました。私で手伝えるなら、頑張ります」そう言って狩庭の手を握った。僅かに震えているのに気付けるのは握られている狩庭だけだろう
    狩庭 唯:「……無理はしないでね。安奈」
    野分 立之:「君には狩庭君がつくようにする、不安があれば彼女に聞くといい」
    芦原深紅郎:「俺ぁガキを鉄火場に駆り出すとは何事だとか、んな正義の味方ぶった事は言わねえが」
    野分 立之:「筑波君も、気持ちは分かるが、あまり焦り過ぎるなよ。オーヴァードにとって心を乱さないことは大切だ」
    筑波 弥太郎:「…………ご立派な態度だな」 言いながら歩きだし、操穴さんに近づく。
    芦原深紅郎:「報酬はやり過ぎなぐらいがいいぜ。人間関係なんざレネゲイド関係なしに崩れるもんだ。命綱は何本あったって多すぎる事はない」
    筑波 弥太郎:「ああ……わかってますよ」
    野分 立之:「……そうだな人間関係は、壊れやすい」少しだけ、声のトーンが落ちる
    筑波 弥太郎:「さっきは悪かったな……ただ、俺からも頼む……少しだけで良い…………この事件の謎を追うのに力を貸してほしい」
    筑波 弥太郎:そう言って頭を下げる。
    操穴安奈:「キミは……大切な人を失ったんだね」オーヴァードとUGNの話は一通り聞いていた
    操穴安奈:オーヴァードは致命傷を受けても蘇るが……普通の人はそうではない
    筑波 弥太郎:「…………ああ」
    筑波 弥太郎:「そんな事、アンタには関係がない事は百も承知だ……」
    筑波 弥太郎:「だけど……」
    操穴安奈:「確かに、僕には関係ない話だ」
    操穴安奈:「でも、悼む気持ちくらいはあってもいいだろう?」
    操穴安奈:雷に撃たれて、自分は蘇ったが、筑波の大切な人はそうではなかった
    操穴安奈:「拾った命の分くらいは、頑張るよ」
    操穴安奈:(なにより、ゆいが心配だ……こんな危ないバイトを続けていたなんて)
    筑波 弥太郎:「ありがとう」
    筑波 弥太郎:(拾い物の命……か)
    筑波 弥太郎:(俺の命を拾ってくれた人は……)
    野分 立之:(どちらの子も、理由があってもなくてもこのような仕事にかかわってくれている……
    野分 立之:(心を乱すな、などと子供に言っておきながら情けない。未だに子供が関わることも、そして友に関わることでも、乱れている
    野分 立之:(だからこそ、間違えずに、この子たちを導かねばならない
    野分 立之:(たとえ、何が、有っても、だ
    野分 立之:「……では、各位、情報収集を、頼む」
    筑波 弥太郎:「ああ……!!」
    筑波 弥太郎:《赤色の従者》+《血の絆》 侵蝕率+9
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を9(→ 9)増加 (63 → 72)
    筑波 弥太郎:「来い……狗次彦……ッ!!」
    狗次彦:「わん。」
    GM:──
    GM:しーんえんど ロイスと購入どうぞ
    芦原深紅郎:ウィンドブレス投げる手もあるがどうしよう
    操穴安奈:ロイス 筑波 弥太郎 敬意/〇同情 で取得。ロイスは以上
    野分 立之:それでいうなら筑波君の武器だよね
    操穴安奈:購入は高性能治療キット、目標値9
    操穴安奈:1DX>=9 調達・高性能治療キット
    DoubleCross : (1DX10>=9) → 3[3] → 3 → 失敗

    操穴安奈:終了です
    筑波 弥太郎:ロイスは操穴さんに 〇庇護/同情 で取得します
    野分 立之:ロイス 操穴安奈 〇庇護/不安
    芦原深紅郎:社会高いのは支部長か 買うなら投げよう
    筑波 弥太郎:従者がシーン内にいて社会Dが振れないので、代わりに従者たちに購入判定を
    芦原深紅郎:ロイスはんー 支部長に信頼〇/危惧
    野分 立之:何が欲しい?日本刀?(
    芦原深紅郎:ブレスならもっといいとこいけそう
    芦原深紅郎:こっちはボデマかなぁ
    芦原深紅郎:買うなら日本刀よりNCの強化ブレードのほうがよさそう こっちが実質上位互換だ
    筑波 弥太郎:強化ブレード……いいですか?>GM
    芦原深紅郎:2dx>=12 とりあえずUGNボディアーマー
    DoubleCross : (2DX10>=12) → 9[2,9] → 9 → 失敗

    芦原深紅郎:買えず
    野分 立之:あ、そっち私がブレス打っといたらよかったじゃん、ごめん
    狐太郎:7dx>=8 強化ブレード購入判定
    DoubleCross : (7DX10>=8) → 10[1,1,3,4,4,7,10]+8[8] → 18 → 成功

    筑波 弥太郎:強化ブレード 命中-1 攻撃力6 ガード値3 購入成功?
    野分 立之:私も無難にボディアーマーにしておこう
    野分 立之:4dx+6>=12
    DoubleCross : (4DX10+6>=12) → 4[1,1,3,4]+6 → 10 → 失敗

    芦原深紅郎:あー まぁ次撃ってもらえばいいか
    野分 立之:……一応財産点2点払って購入
    野分 立之:財産点11→9
    芦原深紅郎:では援護の風+ウィンドブレス
    狗次彦:ブルーゲイルの購入に向かいます
    芦原深紅郎:ダイス+5に達成値+9
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を4(→ 4)増加 (46 → 50)
    筑波 弥太郎:支援をもらって判定に行きます
    狗次彦:12dx+9>=20 ブルーゲイル購入
    DoubleCross : (12DX10+9>=20) → 9[1,1,1,2,2,5,5,5,7,7,9,9]+9 → 18 → 失敗

    狗次彦:げぇ!?
    狗次彦:従者は……財産点を使えない……
    芦原深紅郎:ヌワーッ
    芦原深紅郎:つらい…
    芦原深紅郎:まぁしゃあない 切り替えてこう
    芦原深紅郎:全員終わりかなこれで
    野分 立之:かと
    GM:──

    ミドル2:


    GM:ミドル2 『嵐影川光』 シーンPC:野分立之 ほか任意
    GM:登場侵食おねがいします
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を1d10(→ 3)増加 (50 → 53)
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を1D10(→ 10)増加 (46 → 56)
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1D10(→ 8)増加 (72 → 80)
    筑波 弥太郎:ぬわーっ!!
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1D10(→ 9)増加 (41 → 50)
    GM:情報収集シーンです
    GM:・“セティボス”について 情報:UGNor知識:レネゲイド 9
    ・“ブロスペロー”佐堂長明について 情報:UGNor裏社会 9
    ・山陰東について 情報:UGNor噂話 9
    ・異常気象について 情報:噂話 8

    筑波 弥太郎:従者たちに”セティボス”と山陰東について調査に行かせます
    芦原深紅郎:要人への貸しを使いつつ異常気象について
    狐太郎:(6+2)dx>=9 “セティボス”について 情報:UGN
    DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[3,4,4,4,8,9,9,10]+4[4] → 14 → 成功

    野分 立之:プロスペローについて、情報UGNで振りますコネUGN幹部も使用
    野分 立之:6dx+4>=9 情報UGN(コネ含む)
    DoubleCross : (6DX10+4>=9) → 9[4,4,6,7,8,9]+4 → 13 → 成功

    狐太郎:(6+2)dx>=9 山陰東について 情報:UGN
    DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[2,4,4,4,7,7,8,10]+3[3] → 13 → 成功

    芦原深紅郎:5dx>=8 素振りアタック
    DoubleCross : (5DX10>=8) → 9[3,5,6,8,9] → 9 → 成功

    筑波 弥太郎:っと、2回目の判定は狐太郎ではなく狗次彦です
    芦原深紅郎:全部安定して抜けましたね
    GM:全部ぬいちゃ!
    ・“セティボス”について 佐堂長明が作り出した人工の天空神。
    当初の設計上では、“キャリバン”という筐体に、“エアリエル”というRBをOSとして搭載したもの。
    RBを燃料とした超高出力のエネルギー炉を用いた強大なエフェクトと、気性操作能力を持った人型兵器であるとされているが、現在T市を襲っているものは、人型を取っているが、正体は複雑なエネルギー体である。

    おそらくは“エアリエル”のみでの活動を行っているものと思われ、筐体は複数のRBを融合させたエネルギー体を用いているのだろう。
    (データ的にはEロイス:愚者の契約で融合させられている)
    また、現在はダメージを与えられる状態ではない。
    なんらかの方法を用いて、RBの融合を解除すればダメージが通るようになるだろう
    ・“ブロスペロー”佐堂長明について もとはPC3、山陰東と同じ地方支部で働いていたUGNの研究員。
    彼が進めていた計画は、副産物として高安定レネゲイドクリスタル“凡夫の鉄”を用いた内燃機関や、
    UGNボディアーマーの改良案、機械兵器の充実等、様々な恩恵をUGNにもたらしたが
    最終的な着地点である「レネゲイド式の機械人形計画」と、「RBを動力源にした新エネルギー」開発は上層部の判断によって凍結。
    見返りに日本支部への栄転が約束されていたが、彼はコレを断り離反。FHで同研究を進めている。
    無数のRBを融合させ、“セティボス”を作り出したのは、彼しかいないだろう
    ・山陰東について PC2のかつての担当医であり、PC3、佐堂長明と同じ支部にエンジニアとして努めていた経験がある。
    当時は佐堂長明と同じチームに所属し、主に"キャリバン”という機械人形を作成する計画の舵取りを行っていた。
    佐堂の離脱より先にT市に異動になってからは連絡をとってはいなかったらしい。

    “エアリエル”計画のことについても知っており、機械人形がOSに適合しなかった場合のサブプランとして作られていたエネルギー体の基礎設計は彼が行ったものだ。
    もしこれが実行された場合に備えて、彼はRBの融合を解除する薬を作成し、どこかに隠していた。
    ・異常気象について  現在T市及びその周辺では大雨や強風などにより、川の増水や土砂崩れ等での被害が相次いで報告されている
    UGNの諜報部隊が対応しているが、雨雲の中に人の姿を見た等の噂も上がってきている。

    データ的には“セティボス”が有するEロイス:破壊神顕現によるものである。
    放置すればT市はUGN支部もろとも壊滅するだろう。

    GM
    GM:UGN T市支部
    GM:外は一転して大雨が降り出した中、あなたたちは調べた情報を改めて共有する場を設けていた
    芦原深紅郎:何故か戻って来たころには顔に青あざが残っていた。
    野分 立之:「さて、進捗はどうだろうか」横目に窓から天を見る。常ならぬ荒れた空を。己が友と無関係とはもはや言えぬ異常を。
    筑波 弥太郎:「………それよりも、どうしたんすか? その怪我」
    狩庭 唯:「……あの、どうしたんですか? 顔」
    芦原深紅郎:この男『情報は足と縁で稼ぐもんだ。待ってろよ』と言ったはいいものの
    芦原深紅郎:『ようナズナ~久しぶりだな』『ユキ、お前との約束、忘れたわけじゃないぜ…』『ミオ、お前は今日も美しい…』などといろんなところで知り合いの女の伝手を頼ろうとしたのだが
    芦原深紅郎:『グェッ!』『ギャヒッ!?』『アッー!』殴られ蹴られ、仕舞には金的と碌な事にならなかった。
    筑波 弥太郎:「自業自得っすね」 芦原の語る身の上話に端的につっこみを入れる。
    芦原深紅郎:「……半分は身に覚えがあった。もう半分はなかった。言えるのはそれだけだ……」ぐったりとしている。それでも必死に頭を下げて情報だけは得て来たのだが
    野分 立之:「仕事の出来は評価する、ただし、倫理的には反面教師にするように」
    野分 立之:私に言えるのは、それだけだよ、青年
    狩庭 唯:「最低」
    芦原深紅郎:「んぐっ…」端的な罵倒が心に突き刺さる
    操穴安奈:「唯、そんなに年上の男性をなじるものではないよ」事実だとしても、と付け加えながら
    芦原深紅郎:「何だよもうちょっと同情してくれたっていいだろうが!情報はキッチリゲットしてきてるんだぜ!?」
    狩庭 唯:「これで情報もゲットできてなかったら罵倒じゃすみませんよ」
    芦原深紅郎:「ここまで追い込まれてもなおやるべきことはきっちり済ませている有能さを評価してほしいもんだね」
    筑波 弥太郎:「あー、はー、えらいえらい」 おざなりに
    操穴安奈:「どんな情報が得られたんですか?」
    芦原深紅郎:「……」唯の言葉に押し黙る。困ったド正論だ!嫌い!
    狩庭 唯:「……コホン、とりあえず、情報の共有から行っていきましょうか」
    野分 立之:「追い込まれる原因が同情できん。だが、大事なのは情報だ」
    芦原深紅郎:「…じゃあ俺から話すか」
    芦原深紅郎:「もう察してるとは思うが、今起こってる異常気象は敵さんのエフェクトによるものだ」
    芦原深紅郎:「現状は大雨程度で済んではいるようだが、このまま放っておけば市全体が水没するか、逆に高温でバーベキュー状態か」
    芦原深紅郎:「どの道壊滅状態になるのは避けられん」
    筑波 弥太郎:「西地区の方じゃあカタツムリにカエルまで落ちてきてるらしいっすね……もう滅茶苦茶だ」
    野分 立之:「うちの支部の対応力も限界があるからな……原因となってる相手については筑波君が調べてくれていたか、どうだろうか」
    筑波 弥太郎:「その事なら……」
    狐太郎:ととととと…………っ!
    狐太郎:「こん」
    狗次彦:「わん」
    筑波 弥太郎:扉の隙間を縫う様に二匹の獣が入り込む。
    狩庭 唯:「か、かわいい……オホン」
    操穴安奈:「犬と……きつね?」
    芦原深紅郎:「女子受けでも狙ってるのか」
    野分 立之:「ほう、従者か」
    筑波 弥太郎:土砂降りの雨の中を通って来たにも関わらず、その毛並みはふわふわとして泥汚れ一つなく乾いていた。
    筑波 弥太郎:「従者っす。山陰さんが関わってるって聞いて、あの人の昔の勤め先を調査させてたんですけど……」
    狐太郎:「けぽっ」 口に咥えていた記憶媒体を机の上に転がす。
    筑波 弥太郎:「これ……佐堂って人が作ろうとしてた”キャリバン”って筐体の設計図みたいです」
    筑波 弥太郎:「その計画に山陰さんも関わってたみたいで……」
    芦原深紅郎:「”キャリバン”…?」そいつらが関わってたらアンタのが詳しいんじゃないか?と支部長に視線を向け
    野分 立之:「……私自身は、あまり詳しくはないのだがな」
    野分 立之:「”プロスペロー”、佐堂は元UGNの研究員だ、色々と成果も出していたのだが、本人としてはあくまで副産物でな」
    野分 立之:「彼の本来の計画は「レネゲイド式の機械人形計画」と、「RBを動力源にした新エネルギー」……その研究のためにFHへと走った。ならば今回のこと、そのキャリバンのことは……無関係ではないだろう」
    操穴安奈:「UGNが正義の味方でFHが悪の組織……なんだよね」こそこそ、と隣の唯に確認する
    筑波 弥太郎:「研究のためにUGNを裏切った……裏切者ダブルクロス……!」
    狩庭 唯:「おおよその認識はそれであってるよ」こそこそと返答
    筑波 弥太郎:「へっ! どうせ碌な人間じゃあないんでしょうね!」
    狩庭 唯:「……ただ、正義の味方なりに、柵は多いからね」
    芦原深紅郎:「アンドロイドって奴か。技術の進歩って奴は恐ろしいもんだな…」
    野分 立之:「彼は山陰にとっても友だったんだ……あまり、悪くいってくれるな」
    野分 立之:「今も間違えてない、とは口が裂けても言わないが」
    操穴安奈:「”プロスペロー”……さんは研究を進めるために、UGN正義の味方を辞めた、と」
    操穴安奈:「止める人はいなかったんですか?」
    芦原深紅郎:「あの”プランナー”が動いた理由も分かる。正直冷血もいい所だとは思ってたが、同族を想える所もあるのか」
    筑波 弥太郎:「……随分と佐堂って奴の事を庇うんすね……野分支部長は」
    野分 立之:「そうだな、本来であれば止めるべきだった、止められなかったのは、友でありながらきちんと支えられなかった男のせいだ」
    芦原深紅郎:「トリス、気持ちは分からんでもないがそっちに怒ったってなにも出てきやしないぜ」
    芦原深紅郎:「そっちも全部分かり切った訳でもないのにグチグチ後悔してても何も始まらないだろうが」
    野分 立之:「確かに私の立場で庇うべきではないな。私情を挟みすぎている、すまない」
    筑波 弥太郎:「変なあだ名はやめてくださいよ。でも……いや、すいません。確かにこれは八つ当たりでした」
    狩庭 唯:「……」
    操穴安奈:「まるでプロスペローさんや山陰さんと知り合いだったみたいな話振りですね」
    野分 立之:「ああ、きちんと理解したうえで判断は下す、そこは間違えないさ」
    芦原深紅郎:「そうだ、それでいい」
    芦原深紅郎:「こんな所で連携崩されたりしたら俺が楽出来んからな!」
    野分 立之:「……どちらも、友さ、少なくともかつてはな」
    筑波 弥太郎:「くそっ! 感心して損した!」 「…………え?」
    狩庭 唯:「支部長……」
    操穴安奈:「今は違う、ということですね」生活柄、人間の機微はよく”見る”。『演じる』ための糧となるからだ
    野分 立之:「だが問題はない、そのくらいは”よくあること”だ」
    操穴安奈:「本当に? 『今は違う』と自信を持って言えますか?」
    筑波 弥太郎:「よくあることって……!」
    野分 立之:「言わんな、そもそも前提が間違っている」
    野分 立之:「友であっても、討たねばならんことがあるのがこの仕事だ、それを命じることもあるのが私の立場だ」
    狩庭 唯:「『ジャーム』についての話は、たしかしたよね」
    芦原深紅郎:「よく分かってるな。流石は支部長ってところか?」
    筑波 弥太郎:「あんた……支部長にとっては、山陰さんも佐堂も未だに……!」
    野分 立之:「だから自分の友であっても、必要ならば必要な対処を行う。友かどうかは相手の気持ちの問題、というだけだ」その言葉はブレない、どんなに汚れ仕事をこなそうが、なすべきことをなす気持ちは折れたことがない
    操穴安奈:「決意は硬そうですね……覚えてるよ、唯」野分を”見た”あと、狩庭に向き直る
    筑波 弥太郎:「くそっ! 支部長がこれだけの覚悟を持ってやってんのに、俺は自分の事ばかりで……情けねぇ」
    野分 立之:「そうだ、未だに、だ。少しだけ感傷的に言うならば……友だからこそ、かもしれんがな」
    野分 立之:「茶化すな、オーディナリー・ビュー。……この業界なら、さほど珍しいことでもあるまい」
    狩庭 唯:「……でも、できることなら」
    狩庭 唯:「処置は、軽いもののほうがいいですよね。やっぱり」
    狩庭 唯:「……感傷です。共有の続きをしましょうか」
    野分 立之:「筑波君、君が気に病むことではない。君の憤りは当然のものだ。まして若いキミが自分のこと以上を考えるのは、大人に頼れないときでもいい」
    操穴安奈:(妄念に囚われた者は怪物ジャームとなる。戻るべき日常を見失わないことが大切……と唯は言っていた)
    野分 立之:「ああ、話過ぎたな…あとは彼の作った、セティボスのことか」
    筑波 弥太郎:「……設計図には”解除薬”ってヤツの事も書かれてました」
    操穴安奈:「解除薬?」
    筑波 弥太郎:「そう、解除薬。山陰さんが最期に言い残した言葉だ」
    筑波 弥太郎:「めちゃくちゃたくさんのRBを融合させて作った”セティボス”はいくら叩こうともビクともしねぇ」
    筑波 弥太郎:「解除薬を使って”セティボス”の融合を解除しなきゃあ、コイツは絶対的に無敵……ってコトみたいっす」
    筑波 弥太郎:「すいません……俺があの人の言葉をもっと聞けていれば、解除薬の在り処もわかったんですけど」
    操穴安奈:「む、無敵……? そんなことが本当にあるのかい……?」レネゲイドへの理解が浅いので純粋に驚いている
    芦原深紅郎:「なるほど。それが山陰にとっての頼みの綱だったってところかね…隠し場所については分からないままか」
    芦原深紅郎:「あることはあるな。ジャームは衝動とか諸々次第でなんだって出来る」
    狩庭 唯:「うーん、本当に何から何まで無敵、っていうのはそうないけど」
    野分 立之:「いや、無策で対処する可能性もあった。そう考えるならとても有益な情報だ」
    狩庭 唯:「ジャームならあるいは、かな。限界はあるけど、妄想を現実にするくらいはできたはずだから」
    操穴安奈:「そうなんだ……色々なことができるんだね、レネゲイドは」
    筑波 弥太郎:「レネゲイドの世界はめちゃくちゃが罷り通る世界だからな。無敵の存在なんて代物が実在してもおかしくはねぇよ」 先輩風を吹かせながら
    野分 立之:「非常時に持ち出すことを考えるなら、彼の普段の行動範囲からそう遠くはないはずだな」
    狩庭 唯:「本当は、安奈にはそんな世界には来てほしくなかったんだけどね……」
    操穴安奈:「でも絶対じゃないんだよね。その解除薬があれば無敵を打ち砕けると」
    芦原深紅郎:「そういうこった。どんな無敵にも必ずどこかに穴がある」
    狩庭 唯:「あんまり普段いかない場所に隠しても、忘れちゃうかもしれないし……たまに通うくらいの場所ですかね」
    操穴安奈:「僕としては、唯が隠してこんなバイトをしていたことに少し文句を言いたい気分だよ」わざとらしく頬を膨らませながら
    狩庭 唯:「い、いや。私は大丈夫だから。防御力には定評あるし」ふんす、と力こぶを作る要領で
    狩庭 唯:「《リザレクト》どころか、まともに出血以上の怪我だってしたことないんだよ!」
    筑波 弥太郎:「マジっすか……? 見た目、そんなに俺と違うようには見えないのに」
    野分 立之:「様々なことはできる、だが同時に決して万能ではない。だから個人で無理をするのはやめておくように。”雷霆の魔女”、君も、だ」
    筑波 弥太郎:「やっぱり、正規人員は鍛え方が違うんすかね」
    狩庭 唯:「う……わかりました」
    操穴安奈:「友達が知らないところで傷付いてたら冷静な気持ちになんてなれないよ、僕は」
    野分 立之:「私などよりよほど頑丈なのは確かだがな、いくらでも穴はある……」
    野分 立之:「……良い友人だ、大事にしなさい」
    操穴安奈:「勝手にいなくなったりしないでね、唯」
    筑波 弥太郎:「ダチか……」
    狩庭 唯:「わかってるってば」
    筑波 弥太郎:「操穴……さんが狩庭さんと仲が良かった事は不幸中の幸いだな」
    狩庭 唯:「えっと……解除薬の場所でしたっけ」
    野分 立之:「若者のメンタルケアも大事だが、次はそれを調べなくては」
    芦原深紅郎:「青いねえ……ああ、まずはそこの調査か?」
    狩庭 唯:「うーん……弥太郎くん、東おじさんと仲良かったんだよね、なにか心当たりとかないかな」
    狩庭 唯:「こう、いつも通るわけじゃないけど、覚えてる場所とか、そういう具合の……」
    筑波 弥太郎:「そうは言っても、あの人とはここ最近ご無沙汰ぎみで……」
    筑波 弥太郎:覚えている場所、と聞いて脳裏に鮮烈なまでに赤い情景が思い浮かぶ。
    筑波 弥太郎:「あ……」
    筑波 弥太郎:「……夕焼けの、あの場所」
    芦原深紅郎:「何か思い当る所があったか」
    筑波 弥太郎:「俺……昔、身体が弱くてあの人に色々とお世話になってた事があるんですけど」
    筑波 弥太郎:「何も……何も出来ない自分に塞ぎ込んでいた時に、あの人が俺を元気づけるために連れて行った場所があるんです」
    筑波 弥太郎:あの日の光景は、今でも記憶の奥に焼き付いて離れない
    狩庭 唯:「その場所、どこにあるか覚えてる?」
    筑波 弥太郎:「T川……」
    操穴安奈:「T川……ちょっと遠いね」窓の外の大雨を見ながら
    芦原深紅郎:「川…今大丈夫な状況か?何にせよ向かってみるしかねえか」
    筑波 弥太郎:「増水で酷い事になってるかもしれないけど、行けばたぶんわかるっす」
    芦原深紅郎:「大凪、運転は任せたッ!」
    野分 立之:「……飲酒運転させるわけにもいかんからな」
    狩庭 唯:「私もお供します!」
    筑波 弥太郎:「おっさん、酒くせぇままじゃあ運転は出来ないっすからねぇ」
    芦原深紅郎:「まだちょっと酒が残ってるかもだしなぁ。まさかイリーガルに飲酒運転させるなんてことはなぁ?」
    野分 立之:「そんな下らんことで支部の人間を動かすわけないからな、やった時毎度庇ってもらえると思うなよ…」
    狩庭 唯:「……それ、あなたが面倒くさがってるだけじゃないですか?」
    芦原深紅郎:「いやいや、流石に免停は御免だから言ってるだけだぜ」
    操穴安奈:「5人と2匹(?)だと大きい車が必要そうですね」
    芦原深紅郎:「有事の移動用にデカい奴支給されてなかったか?」
    野分 立之:「手配する、少しだけ待て(……まぁ、先ほどよりは肩の力は抜けた、か。口には出さんが」
    筑波 弥太郎:「こいつらは場所とらねぇよ?」 手のひらサイズのふわふわの塊になった従者たちをポケットに仕舞いながら
    狩庭 唯:「ち、ちょっとほしい・・・」
    筑波 弥太郎:「うらやましいだろ」 ふわふわ ぽよぽよ
    操穴安奈:(唯、ああいうのが趣味なんだ……今度キーホルダーでもプレゼントしようかな)
    GM:──
    GM:しーんえんど ロイス購入
    筑波 弥太郎:ついでに最後の従者を作成します
    芦原深紅郎:支部長~ブレス投げるからブルゲ買って~
    筑波 弥太郎:《赤色の従者》+《血の絆》 侵蝕率+9
    野分 立之:りょー
    芦原深紅郎:では援護ブレス ダイス+5と達成値+9
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を4(→ 4)増加 (53 → 57)
    筑波 弥太郎:「来てくれ!狸三太!」
    狸三太:「たぬー」
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を9(→ 9)増加 (80 → 89)
    野分 立之:(4+5)dx+6+9>=20 調達
    DoubleCross : (9DX10+15>=20) → 9[2,2,4,5,5,5,7,8,9]+15 → 24 → 成功

    芦原深紅郎:ロイスは弥太郎君に 信頼/俺もペット飼うか…
    野分 立之:ほい
    芦原深紅郎:おーありがた
    芦原深紅郎:クライマックスに使おう
    野分 立之:ではそれをパスして
    芦原深紅郎:こちらはUGNボデマ
    芦原深紅郎:2dx>=12
    DoubleCross : (2DX10>=12) → 9[3,9] → 9 → 失敗

    芦原深紅郎:だめか
    操穴安奈:ロイス
    野分立之    〇敬意/反省
    芦原深紅郎   警戒/〇侮蔑
    で取得

    野分 立之:侮蔑表
    芦原深紅郎:ひ、ひどい
    筑波 弥太郎:ロイスは野分支部長に 〇信頼/同情で  芦原さんに有為/〇侮蔑で 取得します
    筑波 弥太郎:若者たちの視線が……
    芦原深紅郎:ちゃんと情報得て働いてきたってのに!
    野分 立之:芦原深紅郎   信頼/〇程々にしておけよ
    野分 立之:あと一個は…枠おいておこう
    操穴安奈:購入は高性能治療キット挑戦
    操穴安奈:1DX>=9 調達・高性能治療キット
    DoubleCross : (1DX10>=9) → 3[3] → 3 → 失敗

    操穴安奈:終了です
    野分 立之:ああ、筑波君の従者に援護飛ばそう
    筑波 弥太郎:何を買いに行こうかな
    野分 立之:一人だけだがダイス+5達成値+9だ
    野分 立之:野分 立之のイニシアチブを4(→ 4)増加 (6 → 10)
    野分 立之:いれるあたいみすっとる・・・
    筑波 弥太郎:ひとまず、援護なしでUGNボデマ買いに行かせます
    狸三太:8dx>=12 UGNボディアーマー
    DoubleCross : (8DX10>=12) → 9[1,1,3,3,4,4,5,9] → 9 → 失敗

    筑波 弥太郎:……やっぱり援護もらってもいいですか?
    野分 立之:うむ、では援護の風+ウィンドブレス ダイス+5達成値+9だ
    野分 立之:野分 立之の侵食値を4(→ 4)増加 (50 → 54)
    筑波 弥太郎:うおおおおお!狐太郎の中に力が!
    狐太郎:(6+2+5)dx+9>=12 ボデマ
    DoubleCross : (13DX10+9>=12) → 9[1,2,2,3,4,6,6,6,7,7,8,8,9]+9 → 18 → 成功

    芦原深紅郎:つよい
    狗次彦:(6+2)dx>=9 最後、高性能医療キット買いに行かせます
    DoubleCross : (8DX10>=9) → 9[1,1,2,4,6,6,8,9] → 9 → 成功

    筑波 弥太郎:では、ボデマを芦原さんに 高性能医療キットを操穴さんに渡してエンドです
    芦原深紅郎:ありがとうー
    芦原深紅郎:では装備しておしまい
    操穴安奈:治療キット、げっとー!
    野分 立之:全員終わって、以上かな
    筑波 弥太郎:以上ですね
    GM:──

    ミドル3:蜘糸垂底


    GM:ミドル3 『蜘糸垂底』 シーンPC:野分立之 他任意
    GM:登場侵食 以降1d5でおねがいします
    操穴安奈:1D5 登場侵蝕
    DoubleCross : (1D5) → 3

    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を3(→ 3)増加 (56 → 59)
    筑波 弥太郎:登場侵蝕低下のありがたみ……
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1d5(→ 2)増加 (89 → 91)
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1D5(→ 3)増加 (54 → 57)
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を1d10(→ 9)増加 (57 → 66)
    芦原深紅郎:1d5
    DoubleCross : (1D5) → 2

    GM
    GM:T川を流れるT橋。この向こうにおそらく解除薬があると踏んだあなたたちは、早速その場所に向かった
    GM:しかし、T川は豪雨で増水し、濁流が橋を飲み込まんとする勢いで流れ牙をむく
    GM:〈回避〉か〈知覚〉で難易度10の判定を行い、成功すれば無傷で。失敗すれば3d10のダメージを負いながら渡ることになります
    GM:というわけで判定を
    芦原深紅郎:おっさん風吹かせてもいいが要らないかな
    筑波 弥太郎:判定は全員ですか?
    GM:全員です
    筑波 弥太郎:従者をシーンに登場させない事は出来ます?
    操穴安奈:従者も挑戦しなきゃ駄目?
    芦原深紅郎:とりあえず回避でがんばろかな
    GM:従者くんはポケットに入ってることにすれば挑戦なしでいいですよ
    野分 立之:一応防具は来たが私は残機盾だしべつにいいか
    操穴安奈:やさしみ
    GM:普通に連れ歩いてたら挑戦させましたが
    筑波 弥太郎:大人しくポケットに収まってます。ポケットモンスターです
    芦原深紅郎:では回避でふりまーす
    野分 立之:では援護の風+ウィンドブレスを筑波君に、ダイス+5達成値+9
    野分 立之:野分 立之の侵食値を4(→ 4)増加 (57 → 61)
    野分 立之:本人は知覚
    筑波 弥太郎:う、うおおおお!? 風が語り掛けてくる!
    筑波 弥太郎:回避で振ります
    筑波 弥太郎:(5+2+5)dx+9>=10 【回避】
    DoubleCross : (12DX10+9>=10) → 10[2,3,3,3,5,5,5,6,7,9,10,10]+8[6,8]+9 → 27 → 成功

    芦原深紅郎:5dx>=10
    DoubleCross : (5DX10>=10) → 8[1,3,5,5,8] → 8 → 失敗

    芦原深紅郎:nuwa-
    野分 立之:3dx>=10
    DoubleCross : (3DX10>=10) → 6[5,6,6] → 6 → 失敗

    操穴安奈:回避で挑戦
    筑波 弥太郎:芦原さんが流されていくー!!??
    操穴安奈:2DX+1>=9 回避
    DoubleCross : (2DX10+1>=9) → 8[7,8]+1 → 9 → 成功

    芦原深紅郎:おっさん二人で流された
    筑波 弥太郎:あれ?目標値は10じゃなかったですっけ?
    操穴安奈:大人組ー!
    芦原深紅郎:そうだ10だ
    操穴安奈:10だった、失敗じゃん!
    野分 立之:まぁダメージ負っときますか
    操穴安奈:3D10 ダメージ
    DoubleCross : (3D10) → 18[8,9,1] → 18

    野分 立之:3D10 ダメージ
    DoubleCross : (3D10) → 16[8,1,7] → 16

    操穴安奈:操穴安奈のHPを18(→ 18)減少 (28 → 10)
    GM:あわわわ
    筑波 弥太郎:これは危ういタイミングで、野分支部長の渾身のエフェクトに助けられたパターンですね……
    野分 立之:野分 立之のHPを16(→ 16)減少 (24 → 8)
    操穴安奈:結果的に山陰さんと縁のある筑波くんだけが助かった形となるな……
    芦原深紅郎:3d10
    DoubleCross : (3D10) → 13[3,3,7] → 13

    野分 立之:何かに導かれましたね…
    芦原深紅郎:セーフ!
    野分 立之:風の支配者なので…飛んできた枝でも吹き飛ばしたか
    芦原深紅郎:芦原深紅郎のHPを13(→ 13)減少 (31 → 18)
    GM:筑波くんだけ助かったかんじかな
    筑波 弥太郎:そうですね
    GM:では演出いきまひょか
    GM
    GM:豪雨で増水したT川。橋は持ちこたえているものの、暴風と欄干を乗り越える水があなたたちに牙をむく
    GM:遠回りしたとしても、同じような状況になっているだろう。なにより、このまま川が氾濫すれば、解除薬が流されてしまうかもしれない
    芦原深紅郎:「おいおいこれ車じゃ限界あるんじゃないか…!」想像以上に凄惨な状況にどうすんだこれと
    筑波 弥太郎:「解除薬の在り処には当たりがついてんだ……もうちょっと先に進めば……!」
    野分 立之:「これは危険だな、下手に車ごと持っていかれるよりは、身一つの方がマシか」
    狩庭 唯:「多分、降りて乗り越えていくほうがいいかと……車ごと流されてしまったらいけませんし」
    野分 立之:「しかし……年頃の少女にずぶぬれになれ、は酷な気がするが、どうする?」
    筑波 弥太郎:「つっても、行くしかねーだろ!」 横殴りに叩きつけられる雨の中を車の外に出る。
    筑波 弥太郎:無謀な程の行動。そのまま真っ直ぐと前に進んでいく。
    芦原深紅郎:「くっそ、後でこの分上に請求してやる!」
    芦原深紅郎:「おい一人で突っ込み過ぎるなよ!大凪、フォロー頼む!」そのまま合わせて飛び出していき、泳いでいこうと
    狩庭 唯:「私は大丈夫なので、お気になさらず」
    狩庭 唯:「安奈、大丈夫? なんなら私が抱えていくけど」
    野分 立之:「心得た、お前も警戒を頼む」周囲を観察中
    操穴安奈:「うぅん、大丈夫。頼ってばかりじゃいられないしね──ああぁぁ」どう、とひときわ大きな波が打ち
    操穴安奈:操穴の声が遠くからこだましていた
    筑波 弥太郎:「操穴ァ――――ッ!!」
    狩庭 唯:「あ、安奈ぁぁ!?」
    芦原深紅郎:「あっおいよりにもよって新人が真っ先に…ァーッ!?」それに気を取られた内に波に足を掬われ
    筑波 弥太郎:「芦原さァァ―――――――ん!!」
    芦原深紅郎:「だ、誰か助けてくれええええ……」哀れな男の叫びが響いた
    狩庭 唯:「あぁもう! 安奈待ってて!」
    野分 立之:「ええい、狩庭君、君は操穴君を!芦原は大丈夫だろう!」
    筑波 弥太郎:「も、もうちょっとなんだ……あとちょっとで……!!」
    野分 立之:「私は筑波君のフォローに回る!」
    筑波 弥太郎:岸に手が届きそうになる……その瞬間!
    筑波 弥太郎:ゴワッ!
    筑波 弥太郎:川上から大木が流れてくる!!
    筑波 弥太郎:このまま行けば……間違いなく弥太郎に激突する軌道……!
    野分 立之:「問題ない、君はそのまま進め」そこに風を纏って駆け寄り、その身で強引に大木をそらす
    筑波 弥太郎:「野分さん……ッ!?」
    野分 立之:ぐきりとうけてそらした腕がきしむ、されど表情を少し歪めただけで
    野分 立之:「気にするな、このくらいは傷のうちに入らん。君が万全の状態で調査できる方が大切だ」
    筑波 弥太郎:「…………っ!」
    狩庭 唯:「レッグアクション、コード010」川に飛び込み、水の上を跳ねるように走りながら安奈を拾い上げる
    筑波 弥太郎:「くっそぉぉぉ――――――ッ!!」
    筑波 弥太郎:野分支部長の言葉に後押しを受ける様に、足取りを先に進める。
    筑波 弥太郎:そしてついに、雨風の妨害を受けながらも”その場所”に到達した。
    筑波 弥太郎:あの日、山陰に連れ出されるようにして訪れたその場所は、この暴風の中にあってなお昔の面影を留めていた。
    狩庭 唯:「よっと……安奈。ちょっと口はとじててねっ!」また横抱きにして、川から飛び跳ねるようにして脱出。
    操穴安奈:「げっ、ごほっ……ごめん、ゆい……」口から水を吐き出し、舌を噛まないようにすぐに口を閉じる
    狩庭 唯:ゴィン、と重い音をたてて途中ぶつかってきた丸太を受け止めつつ、対岸に着地する
    野分 立之:「……さて、分かりそうかね」痛めた腕をかばいながら水をかき分け、対岸に
    筑波 弥太郎:「ええ……ここです」
    筑波 弥太郎:そう言って指し示したのは川岸にある小さな小屋のような建物であった。
    狩庭 唯:「これは……小屋ですか?」
    筑波 弥太郎:元々は水質観測所であったのだろうか。今は人の出入りもなく建屋を覆う様に蔦が覆いかぶさっていた。
    筑波 弥太郎:「そう、この場所……昔、山陰さんに連れてこられた……。」
    芦原深紅郎:「ゴホ…うぇ…ひ、ひでぇ目に遭った……」悪運なのかそうでもないのか、上手く対岸まで流される事に成功していた
    野分 立之:「……」(雨に濡れたメガネを拭いている
    筑波 弥太郎:「結局、あの時の俺はあの人の言葉をそんなに真に受けてなかったけど、今ならわかる」
    野分 立之:「流石だ、フォローが無用だと信じていたぞオーディナリー・ビュー」若干目をそらした
    芦原深紅郎:「クソ、いろいろ大丈夫じゃねえんだよ…どうにか上手く流されたからまだマシだったけどなぁ…」
    筑波 弥太郎:「あの人は、俺に”力になる場所”があると言った……あの人にとっても、ここが重要な場所だというなら……」
    筑波 弥太郎:がらがらと、がれきの様な残骸を一つ一つ拾い上げながら中を散策する。
    筑波 弥太郎:「あった……」
    GM:中には、破損したなにか以外には、木製のテーブル。そしてなにやら書類の束と、その上に置かれたアタッシュケース
    :「へぇ。これですか」
    筑波 弥太郎:「……!?」
    芦原深紅郎:「……誰だ?」
    GM:ぱちり、と紫電とともに、そのアタッシュケースの側に立つ、仮面に黒服の人物
    :「名乗る必要がありますか?」よいせ、とアタッシュケースを手にとって
    筑波 弥太郎:「お前は……あの時の!」
    芦原深紅郎:「へっ、それならこっちも相応の対応で行くしかないな?」ぶつくさ言っていた時から一変して鋭い視線を向け
    芦原深紅郎:「…ああ、仮面の敵ってのはコイツか?」
    :「この雨の中、大変だったんですよ。スーツもびしょぬれで」淡くぱちぱちと紫電が走り、濡れたスーツが女性的なボディラインを作っている
    操穴安奈:「ごほっ、私が会った人とは違うみたいですね」水を吐きながら
    筑波 弥太郎:「……!! 破廉恥な恰好しやがって…!」
    野分 立之:「そうか、山陰を襲っていた奴か」懐から拳銃を取り出す
    :「あら、怖い。止してくださいよ、そんなの……ほら」
    :アタッシュケースをそちらに放り投げる
    芦原深紅郎:「っと……どういうつもりだ?味方になるつもりなら俺ぁ歓迎するがね」
    GM:アタッシュケースを開いてみればわかるが
    GM:──中身は空だ
    筑波 弥太郎:「てめぇ……中身をどこにやりやがった!?」
    操穴安奈:「盗られた……?」いつの間にとったのか、これもまたレネゲイドの力か。
    :「中身はこちら」袖から取り出した一本のアンプルを
    :──握り潰した
    野分 立之:「貴様…!」
    芦原深紅郎:「チッ、手癖の悪いこって…」それを見て舌打ちし
    :「……彼がなにか細工をしているのは、長明くんだって気づいていましたよ」
    :「煮え切らない彼の代わりに出てきましたが……面白い面子が来ましたね」
    :「東の置き土産と同僚、巻き込まれた子羊、策士の手駒と、何も知らないお人形」
    野分 立之:「随分と訳知り顔で語る」
    筑波 弥太郎:「お前が……! あの人の事を気安く名前で呼んでんじゃねぇ!!」
    :「長明くんからよく聞いてましたから」
    :「……私だって、なんのためらいも無かったわけじゃないんですよ?」
    :「でも、必要な処置だったんです」
    :「……ちょっと話しすぎましたね」ぱちぱちと無造作に放電する、黒い手袋に包まれた指先を見ながら
    芦原深紅郎:「ああ、御託はいい。このまま煽り倒すために来たのか?違うだろ」
    :「そこのお人形さえ置いていけば、他の方はT市から逃げても、彼は追わないそうです」
    筑波 弥太郎:「人形……?」
    野分 立之:「……そうだな、話の続きは後でゆっくり聞いてやろう、泥水のようなコーヒーでも淹れながらな」
    狩庭 唯:「……さっきから人のこと人形人形って、あなたね……!」
    操穴安奈:「ッ、それはできない!」仮面の人物が指す先……狩庭を見て
    操穴安奈:「唯は私の大切な友達だ。置いていったりなんかしないし、できない」
    筑波 弥太郎:「はっ! 同感だ……仲良しなワケじゃねーけど、狩庭は俺達の仲間だ」
    操穴安奈:「それに、唯のことを人形呼びするのも止めて欲しい」
    筑波 弥太郎:「てめーらみたいなどこの馬の骨ともわからねぇ連中に渡せるものかよ!」
    :「……もしかして誰も気付いてないの」
    野分 立之:「……人の部下を物のように言ってくれるな」
    狩庭 唯:「私は、人形なんかじゃ……!」
    :「ふぅ、まぁ、ここから先を調べれば分かる話なんだけど……そろそろ彼のお夕飯つくらないと」
    :「“セティボス”」
    GM:バギ、バギギギ
    GM:巨大な雲を圧縮したような腕が、小屋の屋根を引き剥がした
    芦原深紅郎:「随分と余裕ぶりやがって…俺の見立てじゃ美人なのは確かだが、気に入らね…は?」
    筑波 弥太郎:「なっ…………!?」
    芦原深紅郎:「なんだありゃ…!?」
    野分 立之:「これほどか…!」屋根を取り払われ、荒れる天を見る
    :「ついでに、潰しちゃいなさい」雲の腕からのびたものにつかまり持ち上げられながら
    操穴安奈:「雲の、腕……!?」
    :「運が良ければ、T市のそとであいましょう」
    GM:雲の腕が拳を握り込み、あなた達に迫る
    狩庭 唯:「全員、伏せてください!」
    筑波 弥太郎:「くっそぉ!?」 言われるがまま、地面に伏せる
    狩庭 唯:「フィストアクション、コード066……!」
    狩庭 唯:鈍色の装甲が両方の腕に集中して展開。二周りほど大きく、刺々しい姿に
    芦原深紅郎:「あぁくそ、後で上に報酬0の桁増やせって直訴してやる…!」危機感知能力は高く、すぐさま従って
    野分 立之:「無茶を……!」姿勢を低くしつつ演出レベルで援護をできるかな?
    狩庭 唯:「せああぁあ!!」装甲の隙間から赤く放電を放ちつつ、雲の腕に対抗するようにラッシュを放つ
    狩庭 唯:「こ、の……!」「支部長、はやく小屋の外に!」
    狩庭 唯:次第に押されつつあるが、脱出までの時間は稼げるだろう
    筑波 弥太郎:「狩庭……!!」 わからないなりに理解できる。この状況で雲の巨人と戦えるだけのパワーを持てるのは彼女だけであると。
    野分 立之:「……全員、這ってでも外に出ろ、狩庭君が持つうちに!」苦渋ではあるがその行為を無駄にしないためには、そういうほかない
    狩庭 唯:金属のひしゃげるような音を腕からたてつつ、怒号のように指示を出す
    筑波 弥太郎:「逃げるぞ、操穴……!」
    操穴安奈:「でも、ゆいが……!」
    芦原深紅郎:「一人で無茶させるのもアレだが…クソ、仕方ねえ…!」
    筑波 弥太郎:「……ッ! その狩庭が逃げろって言ってんだ!」
    芦原深紅郎:実力差は痛いほど理解するしかなかった。幾らガキ相手でも任せたままなのは情けなく思えて仕方ないのだが…
    野分 立之:「そうだ、彼女が我々のために一人で無理をしている、それを無駄にさせるな」
    野分 立之:「……無駄に、させるな」苦々しく吐き捨てながら……マスターテーブルの上の書類の束はひっつかんで逃げられる?
    GM:許可します
    操穴安奈:「っ……分かりました」唇を噛みしめ、野分たちの後に続いて小屋を出る
    野分 立之:では、それだけをつかんで、外に
    筑波 弥太郎:「……すまねぇ」 そう言って小屋の外に出て行く。
    芦原深紅郎:「ったく、情けなくって涙が出て来るな…!」
    GM:全員が小屋の外に出たあたりで、なにか金属製のものがひしゃげる、致命的な異音を立て、雲の腕が霧散します
    狩庭 唯:「……あー、えっと。すみません」
    GM:一瞬置いて、中から声が聞こえる
    野分 立之:「……無事か」声が聞こえて少しだけ安心して、小屋の中へ
    狩庭 唯:「その……起こして、くれますか?」
    筑波 弥太郎:「狩庭! は、はは……すげーよ……すげーよアイツ! あんなに大きな雲の巨人を撃退しやがった!」
    操穴安奈:「ゆい!!」雲の腕が消えるが早いか駆け寄る
    GM:そこにあったのは
    筑波 弥太郎:「は、ははは……!」 駆ける
    GM:散乱した無数の金属部品と、両腕の肘から先が弾け飛び、右足も『破損』して
    GM:『金属製』の部品が皮膚から飛び出した唯の姿だった。断面からは時折火花が散り、再生する様子はない。
    芦原深紅郎:「その様子ならまだ…うぉっ…!?」
    芦原深紅郎:その凄惨な光景に流石に言葉を失う
    操穴安奈:「ゆい……!」
    筑波 弥太郎:「…………。」
    狩庭 唯:「怪我したことないのが自慢だったんだけどなぁ……」
    芦原深紅郎:「…人形、か…」
    筑波 弥太郎:「……違う」
    野分 立之:「……自力で動くのはむりそうだな、運ぼう」
    操穴安奈:「…………怪我するんじゃん、やっぱり」散らばった部品を集めてなんとかくっつけようとする
    狩庭 唯:「……お願いします」
    筑波 弥太郎:「仲間だよ……」 言いながら、狩庭の傍に立つ
    操穴安奈:「直る……治るんですか、野分さん」
    芦原深紅郎:「ああ…車あっちに置いておいて良かったな」
    芦原深紅郎:「元々技術はこっちで研究してたんだろ?設備ぐらいはあるんじゃないか」
    野分 立之:「……無理ではないはずだ。専門家ではないが、幸い本人の意識はあるのだから」
    筑波 弥太郎:「形がどうであれ、こいつは俺達を助けてくれた仲間だ」
    操穴安奈:「そうですか。良かった……」
    操穴安奈:「ゆい、無理しちゃ駄目だよ……ううん、違うな」
    野分 立之:「そうだ、よく守ってくれた。狩庭君、君は頑張った、間違いなく」傍に膝をつき、ねぎらいの言葉をかける
    操穴安奈:「ゆいが無理しないように、”私”が頑張る」狩庭の体を抱きかかえる
    筑波 弥太郎:(”キャリバン”……”エアリエル”……そういう事かよ)
    狩庭 唯:「いや、今ちょっとバランサー効いてないから……」
    操穴安奈:かつて空を飛んだ時とは逆、操穴が狩庭を横抱き……お姫様抱っこするかたちだ
    GM:抱きかかえるその手にかかる重量は、人のそれではない
    操穴安奈:「ずいぶん、軽くなっちゃったね」筋肉の制動、重心の運び。そうしたものを活用し、狩庭の体を抱きかかえて進む
    操穴安奈:舞台では自分より重たい長物を振るうことがある。それに比べれば崩れた狩庭のなんと軽く……脆いことか
    狩庭 唯:「……あはは。人に抱えられるのも、怪我するのも、はじめてだな。なんか」
    操穴安奈:「ゆいは、今までもこんなことをしてたの」
    操穴安奈:「もっと早くに相談してくれたらよかったのに」
    狩庭 唯:「……こっち側は、辛いからさ。いろいろ」
    狩庭 唯:「期間は短いけど、日常の象徴だったんだ。安奈は」
    操穴安奈:「そっか……私でも、大切なものになれたんだね」
    操穴安奈:文武両道、才色兼備の優等生。操穴安奈はそう『演じて』いる
    操穴安奈:狩庭の前ではそれが少しだけくだけたものになっていた
    操穴安奈:「私にとっても、ゆいは大事で、大切な人だから」
    操穴安奈:「勝手に死んだり、いなくなったりしないでよね」
    狩庭 唯:「……大丈夫。一人にはしないから。だから」
    狩庭 唯:「一人には、しないでね」
    操穴安奈:「うん……車に着いたね。乗せるよ」人を抱えての移動。流石に皆よりも遅い道程となった
    GM:雲の腕とともに仮面の姿も消え、雨はいつのまにか穏やかな雪に変わりつつある
    狩庭 唯:「あぁ、うん……ごめん、ついたら、起こして……」
    GM:──
    GM:シーンエンド ロイスと購入!
    操穴安奈:ロイスはそのまま、調達は高性能治療キット
    野分 立之:ロイスはそのまま
    操穴安奈:1DX>=9 高性能治療キット
    DoubleCross : (1DX10>=9) → 9[9] → 9 → 成功

    操穴安奈:買えた
    操穴安奈:2回使います
    操穴安奈:6D10 高性能治療キット・2回分
    DoubleCross : (6D10) → 38[5,10,6,10,6,1] → 38

    操穴安奈:操穴安奈のHPを-18(→ -18)減少 (10 → 28)
    芦原深紅郎:こっちもキットを
    操穴安奈:HP全快
    野分 立之:きっとだねぇ
    芦原深紅郎:3dx>=9
    DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[1,5,10]+4[4] → 14 → 成功

    芦原深紅郎:んで使用
    操穴安奈:で、高性能治療キットは使い捨てじゃないので野分さんにパスします
    芦原深紅郎:18+3d10
    DoubleCross : (18+3D10) → 18+21[6,7,8] → 39

    野分 立之:5dx+6>=9 調達
    DoubleCross : (5DX10+6>=9) → 9[4,5,7,8,9]+6 → 15 → 成功

    筑波 弥太郎:ロイスは狩庭唯さんに  〇仲間/憐憫で取得します
    芦原深紅郎:全快じゃー
    野分 立之:あ、そうかそういうのありなのか
    野分 立之:……GMてきにおっけい?
    野分 立之:というかまぁ買っちゃったし自前で回復しておこう
    野分 立之:3d10
    DoubleCross : (3D10) → 21[6,6,9] → 21

    筑波 弥太郎:やれる事もほとんどないので高性能医療キットをもう一つ買いに行きます
    野分 立之:野分 立之のHPを-21(→ -21)減少 (8 → 29)
    筑波 弥太郎:(1+2)dx+1>=9 【調達】 高性能医療キット
    DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 8[2,3,8]+1 → 9 → 成功

    野分 立之:おおいおおいHPは24
    筑波 弥太郎:ダメージはないのでそのままで
    GM:──

    ミドル4:


    GM:ミドル4 『愛月撤灯』 シーンPC:芦原深紅郎 他任意
    GM:登場侵食1d5でおねがいします
    芦原深紅郎:1d5
    DoubleCross : (1D5) → 1

    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1d5(→ 4)増加 (91 → 95)
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を1(→ 1)増加 (59 → 60)
    操穴安奈:1D5 登場侵蝕
    DoubleCross : (1D5) → 5

    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を5(→ 5)増加 (59 → 64)
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1D5(→ 1)増加 (61 → 62)
    GM:情報収集シーンパート2です
    芦原深紅郎:おっさん風の出番だ
    野分 立之:吹かそう
    GM:・“雷霆の魔女”狩庭唯について 情報:UGNor知識:電子機械 9
    ・“エアリエル”について 情報:UGNor情報;軍事 10
    ・“ブロスペロー”佐堂長明について2 情報:UGN 7

    GM:クリアで追加1つあります
    筑波 弥太郎:従者たちに情報項目3個判定させます
    狐太郎:(6+2)dx>=9  “雷霆の魔女”狩庭唯について 知識:電子機械 9
    DoubleCross : (8DX10>=9) → 10[1,3,4,5,5,5,10,10]+3[2,3] → 13 → 成功

    GM:鬼つええ
    狗次彦:(6+2)dx>=10  “エアリエル”について 情報:UGN 10
    DoubleCross : (8DX10>=10) → 7[1,1,3,4,4,4,5,7] → 7 → 失敗

    狸三太:(6+2)dx>=10  “エアリエル”について 情報:UGN 10
    DoubleCross : (8DX10>=10) → 10[2,3,3,4,7,8,8,10]+6[6] → 16 → 成功

    筑波 弥太郎:狐、狸が”雷霆の魔女”と”エアリエル”について成功
    野分 立之:ブロスペロー”佐堂長明について2 情報:UGN で判定、コネも使用
    野分 立之:7dx+4>=7 情報UGN(コネ含む)
    DoubleCross : (7DX10+4>=7) → 8[1,2,3,3,4,4,8]+4 → 12 → 成功

    野分 立之:成功
    GM:お。全部抜きましたね
    ・“雷霆の魔女”狩庭唯について 数年前にT市支部配属になったUGNエージェント。シンドロームはブラックドッグ/モルフェウス。全身に展開可能な鈍色の装甲と、機械化した四肢による高機動の格闘戦を主体とする戦闘要員。
    また、装甲は攻撃力だけでなく、防御力に特に秀でており、《リザレクト》どころか、まともに負傷、出血した所をみた人間はいない。

    高校生というカヴァーをもっているが、両親は書類上にしか存在せず、山陰東という叔父のみが現存する書類上の家族だった。
    また、エージェントになる前の経歴が存在しない。
    └“キャリバン”について 開放
    ・“エアリエル”について 風と雷、熱波と霧、『嵐』や『異常気象』という不安定な概念をオリジンに持ったレネゲイドビーイング。複雑かつ高密度の電気エネルギーの肉体を持つ。
    発生後、人格の確立を経ても尚肉体は安定せず、雨の中で消滅しかけていた所を佐堂に拾われた。
    佐堂も最初はただの実験体としてしか見ていなかったが、次第に心を開き、愛し合うような関係になる。

    RBを燃料にした新エネルギーはもとからの研究テーマだが、機械人形の方は、肉体が不安定で不意に消滅しかねないエアリアルに、安定した体を与えるための計画だった。

    今は無数のRBを融合させた“セティボス”という筐体を使用しているが、時折一部を分離させて活動している。
    巨大な体では不便という以上に、無理矢理融合させたかの筐体はすでにジャーム化しており、安定してはいるがエアリエル自身もジャーム化しかねず、すでにジャーム化の兆候が出つつある。
    ・“ブロスペロー”佐堂長明について2 “エアリエル”を愛してしまうようになってからは、特に研究に没頭するようになった。
    数々の副産物を生み出しながらも、上の圧力によって予算は減少。計画が凍結されてからは、“エアリエル”の肉体を生み出すためには、FHに頼る他に道は無かった。
    “セティボス”を完成させてからは、“エアリエル”とともにUGNへの復讐と、”セティボス”という研究成果をともに示すため。そして、自我が芽生え筐体として使用できなくなった“キャリバン“の破壊のためにT市に乗り込む。

    T市中央公園を中心に雷雲が発生し、巨大な竜巻が発生している。おそらくエアリエルと、セティボスの核。そして彼もまたそこにいるだろう

    GM:・“キャリバン”について 情報:UGNor知識:電子機械 9
    GM:こちらが最後の項目になります
    芦原深紅郎:これは安奈さんのほうでやったほうがいいか おっさん風を吹かそう
    芦原深紅郎:ダイス+5達成値+9 確定成功
    操穴安奈:では支援を頂きつつ振ります
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を4(→ 4)増加 (60 → 64)
    操穴安奈:7DX+9>=9 ウインドブレス適用済み
    DoubleCross : (7DX10+9>=9) → 10[1,2,5,7,8,8,10]+1[1]+9 → 20 → 成功

    芦原深紅郎:よゆう
    GM:クリア!
    ・“キャリバン”について エアリエルの筐体として生み出された、ブラックドッグとモルフェウスのレネゲイドを用いた機械人形。極めて強固ながら柔軟な稼働と機動力を持った、佐堂長明の最高傑作。
    計画凍結後は支部によって差し押さえられ、紆余曲折を経て共同開発者だった東のもとに渡る。その後彼は“キャリバン”に『狩庭 唯』という名前をつけ、自我の覚醒とともに、もといた支部から離れたT市支部のエージェントとして送り出した。

    設計図には、知識なしではわからないものの、不自然な小さな空白が機体の中に存在する。
    小屋にあった資料と重ね合わせることで、初めて判明するそこには、本物の『解除薬』を隠してあった。
    GM
    GM
    GM:雨が降り続け、風が窓を揺らす。
    GM:破損した“雷霆の魔女”をかかえ、あなたたちは支部にもどり。手に入れた資料等をもとにもう一度状況をまとめていた
    芦原深紅郎:仕事は概ね若いのと支部長が済ませてくれそうなため、雨の叩きつけられている窓を眺めながら煙草を吹かしている……
    筑波 弥太郎:「……やっぱりだ。」 記憶媒体に残された”キャリバン”の設計図と山陰東のパーソナルデータを机の上に並べて呟く。
    野分 立之:「……分かりそうか」資料を見ながら佐堂の情報を精査している
    筑波 弥太郎:「支部長、ここを見てください」
    狩庭 唯:「しょ、っと……とりあえず、動けはしますか」破損した腕と右足を、鈍色の装甲でもって補填し歩いてきた。
    野分 立之:「……む、どの部分だ」
    筑波 弥太郎:指し示した箇所には山陰東の家族関係を示すデータ……その中にぽつんと狩庭唯の名前があった。
    操穴安奈:「ゆい、無理しないでね」肩を貸す
    筑波 弥太郎:「狩庭は山陰さんの”姪”として登録されている……でも」
    芦原深紅郎:「あれだけの損傷でもそんなんでどうにか出来るもんなのか……」技術の進歩ってのはすげえなぁ
    筑波 弥太郎:「それ以前の情報が完全に欠けている。まるで、ぽつんとその場に”生まれた”みたいに」
    野分 立之:「……あいつめ、そういうことをするならせめて一声かけておけ」
    狩庭 唯:「まぁ、戦闘力は比にならないくらい落ちちゃいますけどね、やっぱり」肩を貸してもらって、椅子に座り
    筑波 弥太郎:「そして、これは”キャリバン”のデータと内部構造……」
    狩庭 唯:「……なんか、自分の設計図を」
    野分 立之:「……あの状況で我々を助けて、君自身助かったのだ、それ以上は高望みだとも」
    筑波 弥太郎:「操穴……お前なら、これを見て何か……察しがつくんじゃあないか?」
    芦原深紅郎:「あの成果だけでも十分だ。友達のためにも今は動かないで大人しくしとけ」
    狩庭 唯:「まじまじと見られるのは、なんとも言い難い感情になりますね……」
    筑波 弥太郎:「狩庭……お前はやっぱり……」
    操穴安奈:「こ、これがゆいの中身……」ごくりと唾を呑み込んで設計図を見る
    狩庭 唯:「……えぇ。私は、人形きかいですよ。血なんて一滴も流れていません」
    狩庭 唯:「冷却液なら、ありますけど」
    芦原深紅郎:「はー……となるとさっきのアイツは姉妹機って事になるのか?」
    狩庭 唯:「私言いましたよ。姉妹なんていません」
    狩庭 唯:「私は正真正銘ワンオフ機です」
    操穴安奈:「血が流れてるかどうかなんて関係ないよ。私にとって、ゆいは大切な人だから……わ、こんなところまで」少し顔を赤くしながら設計図をまじまじと見ていた
    野分 立之:「そうだな、体が機械なだけで君は君だろう」
    筑波 弥太郎:「ああ……操穴の言う通りだ」
    野分 立之:「……若干操穴君にまじまじ見てもらうのが心配になるのだが」
    狩庭 唯:「……ありがとうございます」
    芦原深紅郎:「そうかい…なんか危ない目してないか、お前」
    筑波 弥太郎:「山陰さんが昔、君の事で俺に語ってくれた事がある」
    筑波 弥太郎:「その時は何の事なのかわからなかったけど……今ならわかる」
    筑波 弥太郎:「山陰さんは、君の事を誇りに思っていた……実の家族以上に」
    筑波 弥太郎:「……羨ましい限りだぜ」
    操穴安奈:「うーん、これは……? 筑波くん、あの小屋で見つけた他の資料を見せてくれる?」しばらく設計図を見ていた操穴が顔を上げる
    狩庭 唯:「あはは……なんだかむず痒いですね」
    狩庭 唯:「でも、ありがとうございます」
    筑波 弥太郎:「ああ」 ばさっと無造作に資料を広げていく
    野分 立之:「何か気づくことがあるか」
    操穴安奈:「ありがとう。うん、うん……」机に設計図を広げ、その上に資料を重ねる
    操穴安奈:生活柄、人や物を”見る”ことは長けていた。『演じる』ことの糧になるからだ
    操穴安奈:「やっぱりそうだ。この辺り、空白がある」そうして機能美に優れた狩庭の体の設計図を”見る”中……一点の瑕疵を見つけた
    芦原深紅郎:「…明らかに不自然だな。何か隠したのか?」
    筑波 弥太郎:「空白……? まさか!」
    筑波 弥太郎:「どこだ? 狩庭のどこにそれが!」
    狩庭 唯:「自分じゃわからないんですよねそういうの……」
    操穴安奈:「機能にも見た目にも美しく、優れたデザインをされているのに、ここだけ違う」
    野分 立之:「美しい、や優れたデザイン…そういうセンスはないな、助かる」
    筑波 弥太郎:「ふむふむ……なるほど…………これは!?」
    筑波 弥太郎:「んな…… んな……っ!」 ぷるぷると震える
    筑波 弥太郎:「すまねぇ……繰穴…………任せた……」
    芦原深紅郎:「…胸か。なるほど、衝撃耐性があるから大事なもんを隠すにはうってつけと…」
    狩庭 唯:「最低」
    芦原深紅郎:「設計者は良い趣味してるなおい」
    筑波 弥太郎:「おっさん! デリカシー!!」
    野分 立之:「……流石に、倫理上問題がある」(流石に現実逃避して煙草に逃げた
    操穴安奈:「ぶっ殺しますよ」
    芦原深紅郎:「なんだよ誉めてるってのに」
    芦原深紅郎:「アッハイ…」
    芦原深紅郎:「まぁ取り出すってなら新入りに任せる…しかしこれ手とか突っ込んで取れるもんなのか?」
    野分 立之:「摘出は……二人に任せる、まぁ分かる、だろう」
    狩庭 唯:「一応、痛覚のシャットダウンは生きているので」
    筑波 弥太郎:「んー……この構造なら下からガッといけば……」
    筑波 弥太郎:「…………。」 恥ずかしそうに押し黙る
    狩庭 唯:「人工皮膚は再生できますし、なんとか」
    野分 立之:「まぁそうなるか。幾分刺激的そうだが、頼めるか、操穴君」
    操穴安奈:「構造は覚えたから、ゆいの負担が少ないようにするね」準備運動をするように指を回す
    操穴安奈:「じゃあ、少し別室に行っていいですか?」
    野分 立之:「ああ……お願いする」
    筑波 弥太郎:「…………向こうの方は二人に任せて、俺達は別の資料を漁りましょう」
    芦原深紅郎:「そうすっか…」
    操穴安奈:狩庭をお姫様抱っこして別室へ消えていった
    野分 立之:「ああ、後オーディナリー・ビュー……若い子の前では気を付けておけよ、拗れると長いぞ」
    狩庭 唯:「おてやわらかに……」
    筑波 弥太郎:「それにしても、この”キャリバン”計画ですっけ? ところどころに佐堂……さんの意思が見える記述がありますね」
    野分 立之:「……多分、あいつがエアリアルとやらに熱中した結果だな」
    筑波 弥太郎:計画の目的……”エアリエル”に関する記述の部分には、単なる研究目的とは思えない程に情熱的な彼の記載が残されていた。
    芦原深紅郎:「心配すんなって。一応ラインは見極めてるっての」
    芦原深紅郎:「それに未成年は俺興味ないしな」
    野分 立之:「(せやろか…」
    筑波 弥太郎:「何か……この書き方だと、佐堂さんと”エアリエル”って奴が……まるで……」
    芦原深紅郎:「…デキてたってことか?」
    野分 立之:「……恐らく、客観的に見ればそうなのだろうな」煙草を、携帯灰皿に押し込む
    芦原深紅郎:「だとしたらうらやま…いや許す訳には行かんなおい!」
    筑波 弥太郎:「やっぱり、俺の勘違いじゃあないみたいっすね」
    筑波 弥太郎:「芦原さん……」 ドン引き
    筑波 弥太郎:「いや、もうおっさんでいいか」
    筑波 弥太郎:ロイスの侮蔑が強まる音
    野分 立之:「その名を聞くようになってから、ずいぶん執着があるとは感じていた、愛着以上のものを」
    芦原深紅郎:「いやいや、シチュエーションだけ抜き出せば割と憧れる要素がだな…いや、この話は長くなるから止めよう」
    筑波 弥太郎:「聞きたくなかったな……おっさんの性癖とか」
    野分 立之:「……そうだな、まぁ、愛に種族は関係ない、のだろう。いろいろと問題はあったようだが」
    芦原深紅郎:「……さっき会ったアイツも随分と懐いてたというか、そんな感じがしたな」
    野分 立之:「時間が無限ではないと言っていた、そしてFHに走った理由が、研究…それがなによりエアリアルのためだったのだろう」
    芦原深紅郎:「愛する女を救うために…か」
    芦原深紅郎:「…少し迷いが出たか?」
    野分 立之:「こうなっているのはUGNに復讐、セティボスの示威、そして場合によって狩庭君のこともか」
    野分 立之:「迷う、か。理由が明確になった、そしてそれは理解もできる……それだけだよ」
    筑波 弥太郎:「だとしても、このまま放っておいたら共倒れだ……ほら、この部分」
    芦原深紅郎:「なるほど。余計な心配だったか…ん?」
    筑波 弥太郎:「あいつらが筐体として使ってる”セティボス”は既にジャーム化している」
    筑波 弥太郎:「このまま放っておいたら、連中は全員巻き込まれてジャーム化しちまいます」
    野分 立之:「……代わりは、作れなかったからか」
    芦原深紅郎:「少しでもマシな結末を望むなら、さっさとどうにかしてやる必要があると」
    野分 立之:「言葉によって止まる可能性が落ちたな」
    筑波 弥太郎:「支部長、最後の決断です……あんたは一体どうしたいんですか?」
    野分 立之:「……最初から変わらん。支部長として、この市を襲う問題に対処する」
    野分 立之:「……言葉で止まる位なら、最初から、止まっていただろう、からな」
    芦原深紅郎:「OK。俺も美女の頼みを引き受けてる以上、失敗は出来ないんでな」
    筑波 弥太郎:「それが例えダチでも……ですね」
    野分 立之:「代わりの器も用意できんのなら、あいつが素直に下る理由がない」
    野分 立之:「そうだ、それが知人がジャームになった人間に手を下せという大人の、最低限の義務だ」
    芦原深紅郎:「だったら今は好きに使ってくれよ。野郎の命令で動くのは癪だが、お前の指示に従えば楽に戦える」
    筑波 弥太郎:「……わかりました。支部長がそう言うなら、俺は俺で山陰さんの遺志を完遂します」
    野分 立之:「支部長として、最初に降伏勧告くらいはさせてもらうがね」
    野分 立之:「助かるよ、二人とも」
    筑波 弥太郎:「人の為になる人間になるのが、俺の今の目標っすから」
    筑波 弥太郎:にっ、と笑いながらそう答えた。
    野分 立之:「……良い目標だ、大事にしなさい」少しだけ、微笑む
    芦原深紅郎:「はっ、カッコつけやがって…まぁ嫌いじゃないがな」
    野分 立之:「我々も大人として、恥ずべき振る舞いはできんな」
    芦原深紅郎:「…ま、いっちょ手伝うぐらいはやりますかね、っと」
    筑波 弥太郎:「よっしゃ! それじゃあ、頑張っていきましょう!」
    筑波 弥太郎:おーっ! と気炎を上げ、三人の結束を高める。
    GM
    狩庭 唯:「このへんでいいかな、っと」
    GM:一方その頃、別室。隠れて自己整備を行うために機材を持ち込んでいた部屋にて、摘出を行うためのスペースを用意した
    操穴安奈:「……そ、それじゃあ脱がすよ、ゆい」狩庭の制服に手を伸ばす
    狩庭 唯:「う、うん……」
    狩庭 唯:白磁のような肌は、人工皮膚と知って、近くで見ても尚本物と区別の付かない質感を持っている
    狩庭 唯:ある意味で理想を詰め込んだ体でもあるのだろう。両腕と足が金属むき出しの状態でなければ人間にしか見えない。
    操穴安奈:「綺麗……」操穴の細く長い指が肌の上をつつ、と滑る
    狩庭 唯:「んん……もう、安奈ぁ」
    狩庭 唯:「んと……多分位置的に上は全部脱がないとだめっぽいなぁ」
    操穴安奈:「そ、そっか……ブラ外すよ、ゆい」少し逡巡しながら、狩庭の下着を剥ぐ
    狩庭 唯:「うん……」
    操穴安奈:脱がせた制服と下着を丁寧に畳み、脇に置く
    狩庭 唯:「えっと、このへんかな……」場所の書いてあるメモを見ながら、豊かな胸を模した軟体装甲の谷間を広げ鳩尾を見せる
    操穴安奈:「座ったままだとやりにくいから、横にさせてもらうね、ゆい」狩庭の頭を支えるようにして寝台に横たえさせる
    狩庭 唯:「痛覚の遮断はしてあるから、おねがいね」大人しく横たわって
    操穴安奈:「うん……」狩庭の鳩尾を見る。通常の刃物は通らないことを既に確認していた
    操穴安奈:オーヴァードの膂力と爪でなければ、内にあるものを取り出せない
    操穴安奈:「少しびっくりするかもしれないけど……耐えてね、ゆい」操穴の手のみが影に沈み──生ずるは黒白の腕
    操穴安奈:虎か獅子のごとき鋭い爪をそなえた腕が、狩庭の鳩尾にあたり──ずぷり、と皮膚を突き破って食い込んだ
    狩庭 唯:「わ……もうそんなに使いこなしてるんだ……」
    操穴安奈:「もう少し……奥の方……」内臓ではなく、機械とぶつかる感触。狩庭が人間ではないことを改めて実感する
    操穴安奈:「……掴んだ。抜くよ、ゆい」だが、それは大したことではないのだ
    操穴安奈:操穴にとって狩庭は大切な人だ。血の有無も、機械か肉であるかも……
    狩庭 唯:「う、うん……おねがいっ」
    操穴安奈:ず る り
    操穴安奈:「とれ、た……!」重要ではない。”大切”であるという前には
    操穴安奈:操穴の腕が元に戻り、小さな機械が掌中に。
    操穴安奈:「これが、解除薬……」
    GM:形状は小さなカプセルのようなもの。よくみれば中に液体のようなものが入っているのがわかる
    操穴安奈:「使い方は……他の資料を見直せばいいかな」
    操穴安奈:「おつかれ、ゆい」
    狩庭 唯:「うん……ありがとう」照れたように微笑みつつ、鳩尾の裂けた皮膚を修復する
    操穴安奈:「綺麗に塞がったね」鳩尾を再び指で撫でながら
    操穴安奈:「痕になるかと思ったけど」狩庭の肋骨をなぞるように指を滑らせた
    狩庭 唯:「んぅっ……ちょっと、もう痛覚遮断切ってるから、くすぐったいってば」
    操穴安奈:「あ、そうなんだ……じゃあこれは?」いたずらっぽく笑い、狩庭の脇をくすぐる
    狩庭 唯:「ひゃっ、ちょ、もう……!」
    狩庭 唯:「安奈ぁ? 調子乗らないでよー!」上半身裸のままなのも忘れて、安奈にくすぐりかえし
    操穴安奈:「あっ、ひゃ、うんっ……!」大人しくくすぐられ、声をあげる
    操穴安奈:「ふう、はあ、はあ……服着せるよ、ゆい」しばらくして落ち着き、狩庭の服に手をかける
    狩庭 唯:「ふぅ……あぁ、そのくらいは自分でできるよ」
    操穴安奈:「もう、無理しないでって言ったばかりだよ。わたしに任せて、大人しくして」狩庭の制止も聞かず、やや強引に服を着せていく
    狩庭 唯:「ん……はぁい」
    操穴安奈:「……ゆい」服を着せ、狩庭に背後から抱き着き
    操穴安奈:「人形だなんて捨て鉢にならないでね」
    操穴安奈:「こうして笑えるんだから、ゆいは人形なんかじゃないよ」
    狩庭 唯:「……私は……」
    狩庭 唯:「エアリエルの……お母さんの体になるはずだったのに」
    狩庭 唯:「いいのかな。人間のふりをして、日常に溶け込んでしまっても」
    操穴安奈:「いいんだよ。子どもはわがままに生きても」内心で自嘲気味に笑う。親の言うとおりに役者を目指す自分が言うのは滑稽な話だ
    操穴安奈:「終わったらデートしよっか」ただ、少しくらい……少しだけ、狩庭とのことはわがままに生きようと、決意した
    狩庭 唯:「デートって……もう」
    狩庭 唯:「わかった。せっかくだし、ちょっと早いけど晴れた海とか行ってみたいかな」
    操穴安奈:「海か、いいね」
    操穴安奈:「約束だよ、ゆい」
    狩庭 唯:「うん。約束」
    GM
    GM:──
    GM:シーンエンド ロイス購入 次の次でクライマックスだぞ!
    芦原深紅郎:これ以上買うもの…ワンチャン強化素材
    操穴安奈:ロイス変化なし、強化素材は……15だったっけ
    芦原深紅郎:3dx>=15 いけーっ
    DoubleCross : (3DX10>=15) → 6[1,1,6] → 6 → 失敗

    芦原深紅郎:ダメでした
    操穴安奈:2DX>=15
    DoubleCross : (2DX10>=15) → 5[5,5] → 5 → 失敗

    操穴安奈:終了です
    野分 立之:5dx+6>=15 調達
    DoubleCross : (5DX10+6>=15) → 10[1,1,6,8,10]+1[1]+6 → 17 → 成功

    筑波 弥太郎:操穴さんのロイスを 〇信頼/同情 に変えます
    芦原深紅郎:うおつよい…
    野分 立之:成功したのでだれか、うむ
    芦原深紅郎:じゃあ俺が槍に塗りたくっときますか
    野分 立之:最後のロイス エアリアル 〇好感/嫉妬 
    筑波 弥太郎:うーん……特に買いたいものもないし
    筑波 弥太郎:駄目元で従者たちにリアクティブアーマーを買いに行かせます
    狐太郎:(6+2)dx>=24 リアクティブアーマー購入
    DoubleCross : (8DX10>=24) → 8[1,2,5,5,6,8,8,8] → 8 → 失敗

    狗次彦:(6+2)dx>=24 リアクティブアーマー購入
    DoubleCross : (8DX10>=24) → 10[1,3,4,4,5,7,9,10]+10[10]+1[1] → 21 → 失敗

    狸三太:(6+2)dx>=24 リアクティブアーマー購入
    DoubleCross : (8DX10>=24) → 10[1,3,4,6,7,7,9,10]+8[8] → 18 → 失敗

    筑波 弥太郎:駄目……ッ!! 以上です!
    GM:───

    ミドル5:嵐龍逆鱗


    GM:ミドル5 『嵐龍逆鱗』 シーンPC:野分立之 他任意
    GM:登場侵食1d5でおねがいします
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1D5(→ 2)増加 (62 → 64)
    操穴安奈:1D5 登場侵蝕
    DoubleCross : (1D5) → 3

    芦原深紅郎:1d5
    DoubleCross : (1D5) → 1

    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を3(→ 3)増加 (64 → 67)
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を1(→ 1)増加 (64 → 65)
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1d5(→ 5)増加 (95 → 100)
    GM:ヒェ
    GM
    GM:T市 中央公園
    GM:あなたたちは手に入れた資料から目的をつきとめ、解除薬を手に入れた。
    GM:中央公園は特に雨風が強く、竜巻に包み込まれている場所だ。
    GM:おそらくここに佐堂長明や、エアリエルがいるはずだ
    狩庭 唯:「“セティボス”は、数体のすでにジャーム化したRB……“セティボス・エレメント”を核として、無数のRBを融合させて作られた物です」
    狩庭 唯:「解除薬は、核である“セティボス・エレメント”と、肉であるRBを一時的に剥離させるもの」
    狩庭 唯:「なので、竜巻の中にいる“セティボス・エレメント”のどれかに打ちこむことができれば、この竜巻も霧散するはずです
    GM:データ的にはEロイス:愚者の契約の解除にあたります。解除のためには白兵or射撃で達成値20以上が必要です。
    操穴安奈:支部長、導き華プリーズ!
    芦原深紅郎:安奈さんへ援護ブレス
    芦原深紅郎:ダイス+5 達成値+9
    野分 立之:操穴君へ導きの華、次のメジャーアクションの達成値+10
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を4(→ 4)増加 (65 → 69)
    野分 立之:野分 立之の侵食値を4(→ 4)増加 (64 → 68)
    操穴安奈:7DX+19>=20 白兵
    DoubleCross : (7DX10+19>=20) → 8[2,3,3,5,5,7,8]+19 → 27 → 成功

    操穴安奈:ヨシ!
    筑波 弥太郎:とんでもない達成値だ……。
    GM:つよい
    GM:解除薬の形状等はすきにやっちゃっていいよ
    GM
    GM:“セティボス”の生み出した竜巻が、中央公園を包み、周囲に暴風を撒き散らしている。
    GM:竜巻の中に不意に、なにかの影が見えた
    GM:──おそらく、あれが核だ
    操穴安奈:「あの影……! 野分さん、援護願います!」影を確認し、竜巻へ距離を詰める。ここからでは遠い
    野分 立之:「ああ,本来女性に軽々しく触れるものではないが……」とんと背を押す、ほんの少し幸運を齎す若者の今一歩を助ける風を吹かせて
    芦原深紅郎:「決めるのは任せるぜ。お前はただ突っ込めばそれでいい!」激しく風を吹かせ、向かってくる竜巻の勢いを相殺する
    野分 立之:「いい風を吹かせるじゃないか」
    筑波 弥太郎:「行けよ…………! 操穴…………ッ!!」 暴風の中、それでもなお掻き消されぬ声で叫ぶ。
    操穴安奈:「これなら……!」2人の支援を受け、竜巻の影まで一足一刀ほどの間合いまで近づき
    芦原深紅郎:「若い奴だけに任せるなんて情けねえこと、出来る訳ないからな。…お前も考えは同じだろ?」
    操穴安奈:「外さない!」《イージーフェイカー:かしずく歯車》。心臓すら随意に動かせる精密動作の権能。
    野分 立之:「当然だ、後ろで縮こまるつもりはないさ」
    操穴安奈:元来よりの『演じる』ことによって鍛えられた身体操作と合わさり、解除薬の正確な投擲を果たした
    GM:投擲された解除薬は、移動する竜巻の影に対し正確に投擲され
    GM:影に──核に命中し、内部の薬液を炸裂させた
    GM:不快な金切り声のようなものに混ざって、無数の喧騒のような雑音が辺りに響く
    GM:竜巻がひときわ強い暴風となって辺りに撒き散らされ、拡散。霧散し……
    GM:中央公園への道が、拓けた
    筑波 弥太郎:「見えた……! でかしたぞ、操穴!」
    野分 立之:「……居るのか」
    芦原深紅郎:「ヒュウ…見事にクリーンヒット決めたな」
    操穴安奈:「お二人の援護のおかげです。自分の動きに集中することができました」
    野分 立之:「なに、これほどすぐに自分の動きとして、それだけできるなら君の力が優れているということだ」
    狩庭 唯:「すごいね、安奈……覚醒して何日もたってないのに」
    筑波 弥太郎:「おっさんもやるじゃん! 見直したぜ!」
    芦原深紅郎:「ま、気遣いが出来てこそいい男ってもんだからな?」どや顔
    GM:──
    GM:シーンエンド ラストのロイス購入
    芦原深紅郎:買う物…あるか?
    操穴安奈:うーん、支部長にクリスタルシールドでも渡しておくか
    筑波 弥太郎:買う物……もう一度リアクティブアーマーにチャレンジ
    操穴安奈:2DX>=25 調達・クリスタルシールド
    DoubleCross : (2DX10>=25) → 9[4,9] → 9 → 失敗

    操穴安奈:終了です
    狐太郎:(6+2)dx>=24 リアクティブアーマー購入
    DoubleCross : (8DX10>=24) → 10[3,4,4,4,6,8,9,10]+7[7] → 17 → 失敗

    狗次彦:(6+2)dx>=24 リアクティブアーマー購入
    DoubleCross : (8DX10>=24) → 10[1,3,4,4,5,8,10,10]+10[8,10]+2[2] → 22 → 失敗

    野分 立之:あーだな、クリスタルシールド、狙ってみるか
    狸三太:(6+2)dx>=24 リアクティブアーマー購入
    DoubleCross : (8DX10>=24) → 8[2,3,3,4,5,6,7,8] → 8 → 失敗

    筑波 弥太郎:失敗
    芦原深紅郎:3dx>=24 ワンチャンアーマー
    DoubleCross : (3DX10>=24) → 10[1,2,10]+4[4] → 14 → 失敗

    芦原深紅郎:まぁむり
    野分 立之:5dx+6>=25 調達
    DoubleCross : (5DX10+6>=25) → 6[2,5,6,6,6]+6 → 12 → 失敗

    野分 立之:流石に届かないな、終了
    野分 立之:ロイスも操作なし
    芦原深紅郎:こちらも完了ー
    操穴安奈:支部長、たぶんチャパレの色変わってない
    野分 立之:迂闊
    操穴安奈:導き華がシーン持ち越せるなら支部長にバフまいてもらいたいけど……持ち越せますかね、GM?
    GM:無理です
    操穴安奈:持ち越せない、了解です
    操穴安奈:ロイス調達は終了かな
    筑波 弥太郎:こちらも終了です
    芦原深紅郎:こちらもOK
    野分 立之:OKです
    GM:──

    マスターシーン:合縁奇縁


    GM:マスターシーン 『合縁奇縁』
    “エアリエル”:「──おかえり。長明くん」
    GM:あくる日の夢。轍が刻まれつつあれど、未だ道の分かたれてはいなかった頃。
    佐堂長明:「あぁ……いや、エアリエル。歩いて大丈夫なのか?」
    佐堂長明:疲れたような顔をしながら、資料をどけつつ駆け寄る。
    “エアリエル”:「大丈夫。今日は調子良いから。最近、食べてないでしょ?」
    “エアリエル”:「時間も体力もあったから、いろいろつくってみたの」
    佐堂長明:「しかしな……まだ体だって出来てないというのに」
    佐堂長明:「……いや、やめておこう。まずは食事からだな」
    GM:──ここは佐堂しか入れないスペースではあるが、自宅ではない。便宜上の自宅を所持してはいるが、何年も帰ってはいない。
    GM:機密保持のための、無数のプロテクトの先にある研究室の一角。簡単な卓上器具でこしらえた空間に、一食分の食事が用意してあった。
    “エアリエル”:「……研究、うまくいってないの?」
    佐堂長明:「……わかるか」
    佐堂長明:「ふぅ……」食器の片付けを簡単にしてから、ため息を1つ
    佐堂長明:「また……予算を、減らされたよ。“キャリバン”の4次試験は延期だな……機能はこれ以上切り詰められん」
    佐堂長明:「RBエンジンも、現状“凡夫の鉄”以上の出力にはなっていない。人工的にRBを生み出す技術でもあればな……」
    “エアリエル”:「……そう」
    “エアリエル”:「『ゼノス』、だったかしら。エンジンの方に圧力をかけているのは」
    “エアリエル”:「……可笑しな話よね。長明くんだって、無為に犠牲にする気ないのに」
    “エアリエル”:「私の体も。ただ一機あれば、それだけでいいのに」
    “エアリエル”:「ねぇ、長明くん」
    佐堂長明:「UGNは抜けんぞ」
    佐堂長明:「……たしかに、FHに下れば、使える予算は少なく見ても倍以上になるだろう」
    佐堂長明:「だがそれでも、だ」
    佐堂長明:「義理も恩もまだ返せていない。なにより」
    佐堂長明:「──君とは、日の当たるところで暮らしたい」
    “エアリエル”:「……頑固ね」
    “エアリエル”:──自分が枷になっていることも、甘えていることも、なにも返せていないことも。全部わかっているのに
    “エアリエル”:この人が疲労を隠して私に微笑む顔を見るたびに、棚に上げて、愛で隠してしまう自分が恨めしい
    佐堂長明:「絶縁スーツと手袋が完成したのは、不幸中の幸いか……あれがあれば、少しなら補充なしでも出歩ける」
    “エアリエル”:「あら。じゃあ私海に行きたいわ」
    佐堂長明:「……冗談はよしてくれ。まだそこまではいけてないよ」
    “エアリエル”:「わかってるわよ」
    GM:──
    “エアリエル”:「さて、今日はなにを……」
    “エアリエル”:「……あら?」
    “エアリエル”:ブツン、と。室内の無線充電システムとの接続が切れるのを感じた
    “エアリエル”:「なにかしら。故障? 嫌ね……電池どこにあったかしら」
    佐堂長明:「くそっ、くそ、クソ! あいつらやりやがった!」扉を開き、あらん限りの悪態をつきながら、あたりの資料をかき集める
    “エアリエル”:「え、え、あ? お、おかえり長明くん。どうしたの?」
    佐堂長明:「計画が、凍結させられた。予告なしで、両方ともだ」
    佐堂長明:「代わりに本部に栄転だとか、室長待遇だとか巫山戯た話しやがって……!」
    佐堂長明:「”キャリバン”の簡易AIの起動と制御は……あぁクソ! キーは東の研究室のほうだ!」
    佐堂長明:「今から取りに行ってたら間に合わん……じきにここの設備も差し押さえられる」
    “エアリエル”:「な、長明くん、おちついて」
    “エアリエル”:「私は大丈夫よ。絶縁スーツと、バッテリーがあれば外にも行けるようになったし」
    佐堂長明:「あ、あぁ……すまない」
    佐堂長明:「……持ち運ぶにも限界があるし、まだ完成していない機体に入ってもらうわけにも……!」
    佐堂長明:「…………、……“キャリバン”は放棄だ。資料と、持ち運べるものだけ持って出るぞ」
    “エアリエル”:「出るって、長明くん、どこに……」
    佐堂長明:「──FHだ」
    佐堂長明:「“凡夫の鉄”と、キャリバンの廉価版のデータがあれば、どこのセルでも入れるはずだ」
    佐堂長明:「すまない、エアリエル……日の当たる場所で暮らすはずだったのに」
    “エアリエル”:「……えぇ」
    “エアリエル”:「大丈夫。長明くんと一緒なら、海の中だっていけるわ」
    佐堂長明:「はは……海の中じゃ私も死んでしまうよ」
    佐堂長明:「……行こう」
    “エアリエル”:「そうね」
    “エアリエル”:「……UGN」
    “エアリエル”:「……ゼノス」
    “エアリエル”:「……“セティボス”の資料。コレも持っていきましょう」
    GM
    “エアリエル”:「…………“キャリバン”」
    “エアリエル”:「“山陰東”……”狩庭 唯”」
    “エアリエル”:「……これ以上、私と長明くんから、何を奪おうというのよ」
    GM:短いスリープモードから覚め、すり抜けるように蓄電用カプセルから外に出る。絶縁スーツと手袋をはめて
    GM:竜巻が霧散し、台風の目のように、青い穴が穿たれた空を見上げる
    佐堂長明:「“セティボス”の融合が解除された……? 東の仕込んだ解除薬か」
    佐堂長明:「なら、じきに来るか」
    “エアリエル”:「“セティボス・エレメント”を一体頂戴。私が乗るわ」
    “エアリエル”:「私が、私達が欲しい物をすべて持っていった、不孝な娘と義兄は、私がやる」
    佐堂長明:「……UGN。ゼノス。“キャリバン”……」
    佐堂長明:「……もう戻るつもりはない。逃げてつかめるものはすべて掴みきってしまった」
    佐堂長明:「街を踏み潰してでも……!」
    GM:───

    クライマックス:


    GM:・クライマックス 『■■神話』 シーンPC:全員
    GM:登場侵食1d5おねがいします
    操穴安奈:1D5 登場侵蝕
    DoubleCross : (1D5) → 4

    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を1D10(→ 9)増加 (67 → 76)
    芦原深紅郎:1d5
    DoubleCross : (1D5) → 4

    野分 立之:野分 立之の侵食値を1D5(→ 3)増加 (68 → 71)
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を-5(→ -5)増加 (76 → 71)
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を4(→ 4)増加 (69 → 73)
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を1d5(→ 1)増加 (100 → 101)
    GM:T市中央公園。
    GM:暴風に拠る破壊の跡が無惨に刻まれた中の一角に、台風の目のように凪いだ場所があった。
    “エアリエル”:仮面を外し、狩庭唯……“キャリバン”と似た顔をもった女性と
    佐堂長明:すでに戦闘態勢にはいり、角と爪、翼を携えた男が、あなた達を迎え撃つように立っていた
    筑波 弥太郎:「あんたが佐堂長明か?」 雨に濡れた髪を撫でつけながら、不良少年が問いかける。
    佐堂長明:「そうだ」
    芦原深紅郎:「流石に出てこざるを得なかったみたいだな。それもやり合う気満々って訳か」
    佐堂長明:「……立之以外の戦力は、イリーガルが2人と、壊れかけの人形か」
    野分 立之:「数は多くはないが、強いぞ、彼らは」静かに、足を踏み入れる
    筑波 弥太郎:「あんたらの事は聞いた……ダチだったんだろ、山陰さんと」
    佐堂長明:「ああ。そうだな。友だったよ。兄弟のように思っていた」
    筑波 弥太郎:「ならば何故殺した!」
    佐堂長明:「必要だったからだ」
    佐堂長明:「解除薬と“キャリバン”の切り札の存在を知っている人間がUGNにいては、“エアリエル”の安全が保証できん」
    佐堂長明:「なにより……あいつは必ず、生きていればお前たちの味方をする」
    筑波 弥太郎:「……ったりめーだ! 山陰さんは……あの人なら俺達の味方をするに決まってる!」
    筑波 弥太郎:「何故だかわかるか! 佐堂!」
    佐堂長明:「……さてな」
    筑波 弥太郎:「お前に……立ち止まって欲しかったからだ……!」
    筑波 弥太郎:「あの人の最期の願いは俺が引き継いだ」
    筑波 弥太郎:「佐堂長明! 恩師、山陰東に代わり……お前を止める!」
    “エアリエル”:「……東の義兄さんの敵討ちってわけね」
    “エアリエル”:「“野分立之”、”狩庭唯”、イリーガル2人……と」
    “エアリエル”:「……そこの子は? 非戦闘員をこんなところに連れてくるなんて、聞いてた印象と違うわね」
    “エアリエル”:唯と同じ顔で、機械の唯よりもはるかに冷たい目で、安奈を見る
    操穴安奈:「僕は操穴安奈。そこの佐堂さんに一度殺されて……蘇った」声を聞いて佐堂が自分へ雷を撃った人物と同じであるという確信を得た
    操穴安奈:「今一度確認するけど……共存の道はないんだよね?」
    佐堂長明:「あぁ、あのときの」
    佐堂長明:「共存?」
    佐堂長明:「その道は、何年も前にUGNそちらが断ち切ったものだ」
    操穴安奈:「僕はUGNじゃないから、その辺りの事情は斟酌しない」
    操穴安奈:「僕が求めるのは一つだけだ」ぴっ、と人差し指を立て
    操穴安奈:「平穏な日常。何でもない明日」
    操穴安奈:「……ゆいは渡さない。一緒に海に行くと約束したんだ」
    “エアリエル”:「海……?」
    “エアリエル”:「……“キャリバン”。あなたが約束したの?」
    狩庭 唯:「そうだよ。……お母さん、になるのかな」
    “エアリエル”:「そう。そう。そう……どこまで、どこまで私達を馬鹿にすればァ……!」
    操穴安奈:「馬鹿にしてなんかいないよ。憐れんでいるわけでもない」
    操穴安奈:「私が助けたいのがゆいで、そちらがエアリエルさんだった」
    操穴安奈:「助かる席が一つしかないなら……奪り合いだ」
    操穴安奈:「譲る気は、ない」
    操穴安奈:「UGNの思惑は知らないけど……野分さんは、どうなんです」
    野分 立之:「……そう、だな」
    野分 立之:「……彼女の状況は分かっているだろう、ジャームになりかねんだろうに、いいのか?」
    佐堂長明:「……逃げてつかめるものは、すべて掴みきった」
    佐堂長明:「ならば、進むしかない」
    “エアリエル”:「先に死ぬか投降すれば、私達の命も伸びるけれど」
    “エアリエル”:「しないでしょ? あなたたち」
    野分 立之:「出来るわけがないな」
    野分 立之:「UGNは清廉潔白ではない、だが”そうあろう”とはしなければならない」
    野分 立之:「それこそ、山陰ならば説得の言葉の一つも出たかもしれんが……」
    野分 立之:「お前たちの方も、素直に降ることも逃げることもできないなら、その先は一つしかない」
    野分 立之:「ああ、だが一つ聞いておくなら」
    野分 立之:「……そうだな、エアリアル、そいつの酒癖はマシになったか?」少しだけ、昔を思い出してしまった
    “エアリエル”:「…………妙なことを聞くのね」
    “エアリエル”:「関係ないでしょ。そんなもの」
    “エアリエル”:「遺言が酒癖なんて、洒落にもならないわよ」
    野分 立之:「何、酒癖の喧嘩別れの方が、仇討だ、憎いだよりは……少しだけ上等な気がするだけだ」
    芦原深紅郎:「ハハハ、確かにその方がマシかもしれねえな。…誰も彼も迷いがないようで何よりだ」同調して笑いつつ、次の瞬間には鋭い視線を向けて
    芦原深紅郎:「…愛する女の為に戦うってのは嫌いじゃあないが、俺も仕事なんでな……悪く思うなよ」
    芦原深紅郎:「……大凪、終わったら呑みに行くか。酒の場で湿っぽいのは嫌いなんだが…たまには聞いてやるよ」
    “エアリエル”:「ふざけた話……もういいわ」
    “エアリエル”:「“セティボス・エレメント”」
    “エアリエル”:背後に一本の巨大な竜巻が現れる。次第に腕を、翼を形作る
    “エアリエル”:「さぁ。行きましょうか」ばちち、と紫電が舞い、絶縁スーツと手袋がその場に落ちる
    “システム・エアリエル”:「"嵐妖神話・愛月撤灯システム・エアリエル”。急ごしらえの片手落ちでも、あなた達を踏み潰す程度は容易」
    “システム・エアリエル”:「特に……こういうこととかね」
    “システム・エアリエル”:嵐の龍というべき異様に変化した“セティボス・エレメント”から、エアリエルの声が響く
    “システム・エアリエル”:そしてその威容にあなたたちの視線が向いているその隙に
    “システム・エアリエル”:横合いから、暴風が狩庭の体を天高くまきあげた
    狩庭 唯:「ぁ、なぁッ……!」
    筑波 弥太郎:「狩庭ッ!? てめぇ……!」
    操穴安奈:「ゆいっ!」
    芦原深紅郎:「チッ、確かに狙うだろうとは思ったがな…ちょっと強引すぎやしねえか!」
    野分 立之:「何をする気だ」
    “システム・エアリエル”:「……最後の通告よ、UGN」龍の腕が彼女の体を捉える。両腕で足と腕をそれぞれつかみ
    “システム・エアリエル”:「去りなさい。”人形遊び”は、もう終わりよ」
    狩庭 唯:「ぁ、ぐが……ガ、ィ」
    GM:ミシミシ、という軋むような音から、次第にその音は致命的なそれに変わっていく
    筑波 弥太郎:「……ッ! てめぇ……てめぇにとって、狩庭は娘なんだろ!?」
    野分 立之:「そこまで、そこまでする必要はあるのか…!」
    筑波 弥太郎:「今更……娘の幸せを奪う必要なんてないじゃねぇかよ!!」
    “システム・エアリエル”:「……この子の体は、私が入るはずだったのよ」
    “システム・エアリエル”:「奪われたものは、奪い返すしかないでしょう!」
    GM:ギ ギ  ギ
    筑波 弥太郎:「馬鹿野郎がッ!!」
    GM:バギャァア──ン
    GM:腰部を起点に。狩庭唯の体が2つに引き裂かれ、配線や骨格のようなもの、核らしき輝きが見えた
    筑波 弥太郎:「狩庭ァ―――――――ッ!!」
    “システム・エアリエル”:「……さぁ。聞こうかしら」狩庭唯だったものを放り投げ、龍が問いかける
    操穴安奈:たん、と操穴の影が迅る
    操穴安奈:筑波を追い越し、落ちる狩庭の体を一つ残らず集め、影の内に収めた
    操穴安奈:「……答えは変わらないけど、一つ付け足すよ」影を引き戻し、砕けた狩庭の体を抱きよせ
    操穴安奈:「ゆいを傷付けた。許さない」エアリエルを殺意のこもった目で睨んだ
    狩庭 唯:「ッ……あ、ンな」ノイズの混じった声で、安奈に
    狩庭 唯:「だい、じょうぶ……一人には、しナい、かラ」
    狩庭 唯:「……すこし」「話すのは、難しくなるけれど」崩れかかった腕をのばし、触れる
    狩庭 唯:「……”鋼精神話・比翼連理システム・シコラクス”」
    GM:アイテム 「システム・シコラクス」を入手しました
    アイテム:システム・シコラクス シナリオ2回まで、以下のどちらか効果を使用。2回目を使用するとこのアイテムは破棄されます。
    ・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。

    ・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。

    ・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。

    ・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。

    ・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。

    ・あなたを対象にしたEロイスの効果が発動した時に発動できる。ラウンド中、対象が所持しているEロイスを2つまで無効化できる
    狩庭 唯:「……ワタシの家族を、おねがい」
    GM:鈍色の装甲が崩壊し、かわりにあなたの影に。体に。優しくも激しい雷とともに纏い、浸透していく
    GM:同時に。狩庭唯の機体から光が消え──ガシャンという音を立て、ただの、金属の塊に還る。
    操穴安奈:「ゆい……しばらく休んでてね。すぐに終わらせるから」抱く身体から狩庭が失われ、自分の内に宿ったのを感じた
    筑波 弥太郎:「操穴……。狩庭は”そこ”にいるのか……?」
    操穴安奈:「ここにいる」自分の胸に手を当て
    筑波 弥太郎:「……わかった。なら、お前はアイツがいなくならねぇように護ってろ。」
    芦原深紅郎:「…あそこまで追い込まれても自分より家族、か。無茶しすぎだぜ全く」
    野分 立之:「人のために、動ける子だからな」
    野分 立之:「そうだな、消えてなければ、希望はある」
    筑波 弥太郎:「狩庭が……アイツの魂が”そこ”にいるのなら……! 俺達は仲間の為に戦ってやる!」
    芦原深紅郎:「ま、そうまで頼まれちゃ仕方ない。俺のストライクゾーンからは外れるが、美人の頼みに間違いはないからな!」
    筑波 弥太郎:「頼むぜ……支部長、おっさん!!」
    野分 立之:「あぁ。そういうわけだ……申し訳ないが、最後通牒には否、と答えようエアリアル」
    芦原深紅郎:「任せときな…あいつの為にも、連中に風穴空けてやる!」
    佐堂長明:「さぁ、私達の時間を取り戻しに行こう」
    “システム・エアリエル”:「消えなさい」
    GM:濃密なレネゲイドをまとった暴風が、あなたたちに吹き付ける!
    GM:衝動判定! 難易度9!
    野分 立之:3dx+1>=9 衝動
    DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 10[3,6,10]+6[6]+1 → 17 → 成功

    芦原深紅郎:3dx+3>=9 うおお
    DoubleCross : (3DX10+3>=9) → 8[7,7,8]+3 → 11 → 成功

    芦原深紅郎:セーフ!
    芦原深紅郎:2d10
    DoubleCross : (2D10) → 14[9,5] → 14

    野分 立之:鋼の意志
    筑波 弥太郎:(1+3)dx+1>=9 【意志】
    DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[2,3,4,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を14(→ 14)増加 (73 → 87)
    操穴安奈:5DX>=9 衝動判定
    DoubleCross : (5DX10>=9) → 9[4,8,9,9,9] → 9 → 成功

    操穴安奈:2D10 衝動侵蝕
    DoubleCross : (2D10) → 13[7,6] → 13

    野分 立之:野分 立之の侵食値を2d10(→ 11)増加 (71 → 82)
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を13(→ 13)増加 (71 → 84)
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を2d10(→ 6)増加 (101 → 107)
    GM:エンゲージ
    佐堂長明[9] ”システム・エアリエル”[9]

    10m

    PC陣
    []内は行動値

    GM:セットアップ
    野分 立之:なし
    芦原深紅郎:ブルーゲイル使用 行動値を+5します
    操穴安奈:あります
    操穴安奈:セットアップ▼《原初の黄:狂騒の旋律》(侵蝕+4)
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を5(→ 5)増加 (87 → 92)
    操穴安奈:の直前
    操穴安奈:オート▼《変異種:パーフェクトイミテイト》(侵蝕+3)
    操穴安奈:効果:《原初の●》のエフェクトLV+2。
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を7(→ 7)増加 (84 → 91)
    操穴安奈:狂騒の旋律LV5→LV7に、攻撃力+21、暴走。
    筑波 弥太郎:本体で退化の書を使います。本体のC値+3して取得しているエフェクトの侵蝕率増加を0にします。
    操穴安奈:暴走を受けても良い人は攻撃力+21をプレゼントです。具体的には殴り役の従者とか
    筑波 弥太郎:っと、本体と従者にもらいたいです。
    芦原深紅郎:バフとしてでかすぎるし受けておきまーす
    芦原深紅郎:ダメージが来るけどまぁしゃあないだろう
    筑波 弥太郎:(本体はどうせ暴走しているため)
    野分 立之:私は庇うつもりだし受けないで
    操穴安奈:芦原さんはさるわっかで暴走すると5Dダメージですね
    芦原深紅郎:5d10 遺産の代償がここで
    DoubleCross : (5D10) → 25[1,5,10,8,1] → 25

    芦原深紅郎:セーフ!
    筑波 弥太郎:あ、ちょっと待ってください
    筑波 弥太郎:すいません。やっぱり、本体だけバフを受け取ります。
    佐堂長明:なし
    “システム・エアリエル”:限界突破3(風踏むマシラを指定)+ミラーコート3
    “システム・エアリエル”:そしてセットアップのエフェクト処理後に
    “システム・エアリエル”:Eロイス:唯我独尊の効果で、Eロイス:システムダウンを使用します
    “システム・エアリエル”:エアリエルの衝動は妄想ですが、Eロイス:愚者の契約により、あらゆる効果処理対象にならない”セティボス・エレメント”の所持Eロイスを使用する処理です
    “システム・エアリエル”:システムダウンの指定タイミングはマイナー。対象はPC陣全員です。
    “システム・エアリエル”:意思対決をしてもらう。
    “システム・エアリエル”:ついでにEロイス:究極存在の宣言もしておきます
    操穴安奈:ではそこにスタック、鋼精神話・比翼連理システム・シコラクスの使用を宣言。Eロイスの効果を打ち消し、もう1つEロイスの効果を打ち消します。
    操穴安奈:ゆい、力を貸して……!
    操穴安奈:ということでシステムダウンと究極存在の効果を無効化します
    “システム・エアリエル”:ばかな……!
    GM:ではイニシアチブ。芦原さんの手番です が
    佐堂長明:イニシアチブ 《加速する刻》
    佐堂長明:イニシアチブだがメインプロセスを行う!
    佐堂長明:マイナー ▼黒蝕魔竜 《完全獣化》+《破壊の爪》+《鷹の翼》+《ハンティングスタイル》 PCたちにエンゲージ
    佐堂長明:メジャー ▼恨みの黒爪 《コンセ:キュマイラ》+《獣の力》+《アームズリンク》+《アドレナリン》+《ポイズンフォッグ》
    佐堂長明:対象はPC全員だ
    操穴安奈:ひとまず判定をどうぞですね
    佐堂長明:22dx7+7
    DoubleCross : (22DX7+7) → 10[1,1,2,3,4,4,4,4,4,6,6,6,6,7,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,4,5,5,6,9,10]+5[5,5]+7 → 32

    筑波 弥太郎:では、ここで《孤独の魔眼》を使用します
    佐堂長明:なん・・・だと・・・
    筑波 弥太郎:使用者は弥太郎本体
    佐堂長明:では本体に攻撃だ!
    筑波 弥太郎:本体を爆発させて従者たちを守ります!
    筑波 弥太郎:そして、本体はリア不……ダメージをどうぞ
    佐堂長明:4d10+29
    DoubleCross : (4D10+29) → 26[6,6,5,9]+29 → 55

    佐堂長明:もろもろ有効!
    筑波 弥太郎:えーっと……装甲値が7点軽減のみなので……
    野分 立之:ではそこにオート、波紋の方陣でダメージを減らしましょう
    筑波 弥太郎:流石は支部長!
    野分 立之:4D10 波紋の方陣
    DoubleCross : (4D10) → 24[10,4,8,2] → 24

    操穴安奈:c(55-7-24)
    DoubleCross : c(55-7-24) → 24

    筑波 弥太郎:諸々合わせて24点ダメージ……生存します!
    野分 立之:ではこのラウンドは使用不可、ヨシ
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎のHPを24(→ 24)減少 (31 → 7)
    芦原深紅郎:おおー
    佐堂長明:ぬぅぅぅ
    野分 立之:野分 立之の侵食値を3(→ 3)増加 (82 → 85)
    GM:お次。改めて芦原さん
    芦原深紅郎:しかし近寄られたか 目の前の奴殴るしかないな
    芦原深紅郎:マイナー無し メジャーでSuck my spear俺の槍をしゃぶれ!:コンセントレイト:ハヌマーン+吼え猛る爪+超振動閃+獣の力+獣王の力 佐堂をぶん殴る
    芦原深紅郎:判定良さそうならいきまーす
    佐堂長明:こい!
    芦原深紅郎:9dx8+2
    DoubleCross : (9DX8+2) → 10[1,2,3,4,5,6,6,9,10]+6[4,6]+2 → 18

    芦原深紅郎:うわ低い
    野分 立之:オート、妖精の手、最後のダイスを10に(2/3)
    野分 立之:野分 立之の侵食値を4(→ 4)増加 (82 → 86)
    芦原深紅郎:1dx8+24 こうか
    DoubleCross : (1DX8+24) → 4[4]+24 → 28

    芦原深紅郎:どうかなー!
    佐堂長明:7dx+4 回避
    DoubleCross : (7DX10+4) → 10[1,2,3,4,8,9,10]+2[2]+4 → 16

    佐堂長明:ぬぅぅぅ
    芦原深紅郎:あぶねえ!
    芦原深紅郎:ではダメージいきまーす
    芦原深紅郎:3d10+32+21 装甲無視
    DoubleCross : (3D10+32+21) → 20[7,4,9]+32+21 → 73

    芦原深紅郎:ダメージを受けたらラウンド中受けるダメージを+15します
    佐堂長明:かなりもってかれたが……流石に一撃では死なぬ!
    芦原深紅郎:なぁに俺はあくまでサポートよ
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を13(→ 13)増加 (92 → 105)
    GM:ではイニシアチブにそって従者たちのターンかな
    筑波 弥太郎:では、従者たちの手番ですね
    筑波 弥太郎:まずは狸三太から
    狸三太:マイナーで《完全獣化》+《破壊の爪》 侵蝕率+0
    狸三太:《一閃》+《コンセントレイト》+《神獣撃》+《渇きの主》 侵蝕率+0 装甲無視で佐堂さんを殴ります
    佐堂長明:きたまえ
    狸三太:(10+3)dx7 判定!
    DoubleCross : (13DX7) → 10[1,2,4,5,6,6,8,8,9,9,9,9,10]+10[2,4,7,9,10,10,10]+10[2,7,7,8,10]+6[4,4,5,6] → 36

    佐堂長明:うおおお
    佐堂長明:7dx+4
    DoubleCross : (7DX10+4) → 10[2,5,6,9,10,10,10]+6[2,3,6]+4 → 20

    佐堂長明:失敗……!
    狸三太:4d10+5d10+10+15 では、ダメージ!(芦原さんのサポートあり)
    DoubleCross : (4D10+5D10+10+15) → 18[7,4,2,5]+25[6,2,9,1,7]+10+15 → 68

    筑波 弥太郎:装甲のみ無視です
    佐堂長明:首の皮一枚
    GM:おつぎ
    狗次彦:次鋒、狗次彦……いきます!
    狗次彦:マイナーで《完全獣化》+《破壊の爪》 侵蝕率+0
    狗次彦:メジャーで《一閃》+《コンセントレイト》+《神獣撃》+《渇きの主》 侵蝕率+0 装甲無視で佐堂さんを攻撃します
    佐堂長明:きたまえ・・・!
    狗次彦:(10+3)dx7 判定!
    DoubleCross : (13DX7) → 10[1,1,1,2,3,4,5,5,6,6,6,7,7]+10[8,10]+10[1,9]+4[4] → 34

    佐堂長明:キッチリ回すじゃないか従者のくせに……
    “システム・エアリエル”:オートアクション。《月光の奏者》
    “システム・エアリエル”:長明くんのドッジを強制成功
    狗次彦:「くぅーん……」
    狐太郎:では、三番手狐太郎、参ります
    GM:従者3体やばい
    狐太郎:マイナーで《完全獣化》+《破壊の爪》 侵蝕率+0
    狐太郎:メジャーで《一閃》+《コンセントレイト》+《神獣撃》+《渇きの主》 侵蝕率+0 装甲無視で佐堂さんに三度目の正直!
    佐堂長明:きたまえ!
    狐太郎:(10+3)dx7
    DoubleCross : (13DX7) → 10[1,2,2,3,3,3,3,5,7,7,7,10,10]+10[1,1,1,3,9]+1[1] → 21

    狐太郎:むむ!?
    佐堂長明:7dx+4 うおおおお
    DoubleCross : (7DX10+4) → 9[2,4,5,7,7,9,9]+4 → 13

    佐堂長明:がっ……駄目……!
    狐太郎:3d10+5d10+10+15 ダメージ!(芦原さんのサポートあり)
    DoubleCross : (3D10+5D10+10+15) → 27[9,10,8]+28[10,6,4,2,6]+10+15 → 80

    佐堂長明:うおおお……!
    佐堂長明:HPのこり29点……戦闘不能!
    GM:次は……
    “システム・エアリエル”:私です
    “システム・エアリエル”:マイナー:主の恩恵
    “システム・エアリエル”:メジャー ▼"嵐妖神話・愛月撤灯システム・エアリエル コンセントレイト:エンジェルハイロゥ3+光の手5+マスヴィジョン3+雷の槍5+弧状の雷3+雷光撃5
    “システム・エアリエル”:これは対象:4体なので孤独の魔眼はできませんよ
    筑波 弥太郎:ぐっ……!
    “システム・エアリエル”:対象は従者系以外のPC陣全員
    狸三太:《軍神の守り》を使用。芦原さんをカバーリングします。
    野分 立之:このタイミングで妨害はなし
    “システム・エアリエル”:10dx7+10
    DoubleCross : (10DX7+10) → 10[1,3,4,6,6,8,9,9,10,10]+10[3,4,8,9,9]+10[6,7,8]+10[3,10]+6[6]+10 → 56

    野分 立之:2dx 回避
    DoubleCross : (2DX10) → 10[5,10]+1[1] → 11

    野分 立之:ドッジ失敗
    操穴安奈:暴走、リア不
    筑波 弥太郎:暴走、リア不
    野分 立之:ダメージ前、筑波君を行動放棄カバー
    操穴安奈:ダメージロールをどうぞ
    狸三太:宣言通りに《軍神の守り》で芦原さんをカバーリング
    芦原深紅郎:リア不 庇われ
    “システム・エアリエル”:6d10+39 もろもろ有効
    DoubleCross : (6D10+39) → 33[3,5,4,8,9,4]+39 → 72

    操穴安奈:残HP28点、装甲はなし、HP0点。リザレクト
    操穴安奈:1D10 リザレクト
    DoubleCross : (1D10) → 5

    野分 立之:装甲値8 HP24 からのダメージ2倍は無理、リザレクト
    操穴安奈:HP5点へ
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を5(→ 5)増加 (91 → 96)
    狸三太:「たぬーっ!」 狸三太、消滅!!
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1d10(→ 3)増加 (86 → 89)
    野分 立之:HP3
    GM:手番終了
    GM:さあPC1!
    操穴安奈:では手番いただきます
    操穴安奈:マイナー▼《原初の青:完全獣化》+《無形の爪牙》(侵蝕+7+3)
    操穴安奈:の直前
    操穴安奈:オート▼《変異種:パーフェクトイミテイト》(侵蝕+3)
    操穴安奈:原初の青:完全獣化LV5→LV7→LV8(侵蝕ボーナス込み)、ダイスは+10個
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を13(→ 13)増加 (96 → 109)
    操穴安奈:メジャー▼《C:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》(侵蝕+3)
    操穴安奈:メジャー▼《原初の白:死神の手》(侵蝕+6)
    操穴安奈:の直前
    操穴安奈:オート▼《変異種:パーフェクトイミテイト》(侵蝕+3)
    操穴安奈:原初の白:死神の手LV5→LV7→LV8(侵蝕ボーナス込み)、攻撃力+28
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を3(→ 3)増加 (109 → 112)
    操穴安奈:対象はエアリエル
    操穴安奈:妨害なければ判定行きます
    操穴安奈:(4+10)DX7+6 白兵
    DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,2,4,4,5,5,6,6,6,6,6,8,10,10]+4[1,2,4]+6 → 20

    操穴安奈:妖精ください
    野分 立之:オート、妖精の手、最後のダイスを10に(1/3)
    操穴安奈:固定値26から再回転
    操穴安奈:1DX7+26
    DoubleCross : (1DX7+26) → 2[2]+26 → 28

    操穴安奈:か、カス……リアクションどうぞ
    野分 立之:野分 立之の侵食値を4(→ 4)増加 (89 → 93)
    “システム・エアリエル”:▼天雲恢恢 神の眼+水晶の眼3
    “システム・エアリエル”:16dx+4>=28
    DoubleCross : (16DX10+4>=28) → 10[1,3,3,4,4,4,5,6,7,7,7,8,8,8,10,10]+3[2,3]+4 → 17 → 失敗

    操穴安奈:無事命中。ではダメージロールに移行しますね
    操穴安奈:ダメージロール直前
    操穴安奈:オート▼《原初の黒:フェイタルヒット》(侵蝕+6)
    操穴安奈:の直前
    操穴安奈:オート▼《変異種:パーフェクトイミテイト》(侵蝕+3)
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を9(→ 9)増加 (112 → 121)
    操穴安奈:原初の黒:フェイタルヒットLV5→LV7→LV8(侵蝕ボーナス込み)、攻撃力+8D
    操穴安奈:(8+3)D10+4+24+28 ダメージ
    DoubleCross : (11D10+4+24+28) → 64[5,5,9,3,10,6,2,4,1,10,9]+4+24+28 → 120

    操穴安奈:で、メジャーアクション分の侵蝕上げます
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を9(→ 9)増加 (121 → 130)
    操穴安奈:流石にまだ倒れていないかな
    “システム・エアリエル”:でっか
    操穴安奈:手番終了。何もなければ野分支部長……は行動済みだから、筑波くんの手番になるのかな
    筑波 弥太郎:ですね。割り込みがなければ
    “システム・エアリエル”:うおお《電磁反応装甲》!
    野分 立之:ですね、私はパス
    “システム・エアリエル”:3枚使って60点まで
    “システム・エアリエル”:60点はもらいます!
    “システム・エアリエル”:装甲はこれで打ち切りです
    GM:支部長飛ばして筑波くん
    筑波 弥太郎:うおーっ!行きます!
    筑波 弥太郎:マイナーで《完全獣化》+《破壊の爪》 侵蝕率+0
    筑波 弥太郎:メジャーで《一閃》+《コンセントレイト》+《神獣撃》+《渇きの主》 侵蝕率+0 10mの全力移動をした後、エアリエルに装甲無視白兵攻撃をしかけます!
    芦原深紅郎:ではそこに援護の風+ウィンドブレス!
    芦原深紅郎:判定ダイス+6に達成値+12だ
    筑波 弥太郎:ありがとう! おっさん!
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を4(→ 4)増加 (105 → 109)
    芦原深紅郎:いいってことよ ぶちかませー!
    筑波 弥太郎:(5+3+4+6)dx+1+12 妨害がなければ判定!
    DoubleCross : (18DX10+13) → 10[2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,4,4,6,7,8,8,9,10]+10[10]+10[10]+3[3]+13 → 46

    “システム・エアリエル”:46……!?
    野分 立之:失礼、妖精の手、最後のダイスを10に (0/3)
    筑波 弥太郎:う、うおおお!?
    筑波 弥太郎:1dx+53
    DoubleCross : (1DX10+53) → 8[8]+53 → 61

    筑波 弥太郎:繰り上がった!
    “システム・エアリエル”:▼天雲恢恢 神の眼+水晶の眼3
    “システム・エアリエル”:16dx+4>=61
    DoubleCross : (16DX10+4>=61) → 10[1,1,2,2,3,3,5,7,7,7,7,7,8,8,8,10]+4[4]+4 → 18 → 失敗

    野分 立之:野分 立之の侵食値を4(→ 4)増加 (93 → 97)
    筑波 弥太郎:7d10+5d10+10+21 装甲無視、ダメージ!(狂騒の旋律込み)
    DoubleCross : (7D10+5D10+10+21) → 34[2,7,7,6,4,6,2]+29[8,8,8,1,4]+10+21 → 94

    “システム・エアリエル”:ギリギリ生存してる
    筑波 弥太郎:こちらは手番終了です
    GM:クリンナップ 何もないので飛ばします
    GM:ラウンド2!
    GM:セットアップ!
    操穴安奈:セットアップ▼《原初の黄:狂騒の旋律》(侵蝕+4)
    野分 立之:なし
    操穴安奈:効果:ラウンド間の攻撃力+[LV×3]。暴走する。
    筑波 弥太郎:セットアップなし!
    操穴安奈:攻撃力+28
    “システム・エアリエル”:ミラーコート
    操穴安奈:既に暴走してるので侵蝕+2
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を6(→ 6)増加 (130 → 136)
    芦原深紅郎:なーし
    操穴安奈:わたし以外に狂騒受ける人はいないかな?
    筑波 弥太郎:こちらはなしで
    操穴安奈:筑波くんはエンゲージ離れてるから無理だった
    操穴安奈:PC陣のセットアップエフェクトは以上です
    GM:ではイニシアチブ 従者くんほんとはやいね
    芦原深紅郎:えーと一応受けとくか
    芦原深紅郎:もう暴走は受けてるので浸蝕上昇でしたっけ
    操穴安奈:芦原さん……は既に暴走してるのか
    操穴安奈:じゃあ侵蝕+2かな……?
    筑波 弥太郎:あ、そういえばさっきの手番暴走してるのに狂騒を受けてました
    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を2(→ 2)増加 (109 → 111)
    野分 立之:1Rでうけたからね
    筑波 弥太郎:侵蝕、今上げます
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を2(→ 2)増加 (107 → 109)
    操穴安奈:ごめん、+2は使用者だけですこれ(テキスト確認した
    筑波 弥太郎:っと、了解しました。侵食下げます (すぅー
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を2(→ 2)減少 (109 → 107)
    芦原深紅郎:あーなるほど 上げなくていいのか
    操穴安奈:で、侵蝕5のところを勘違いして4にして計算してたので追加で2点上げておきます
    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を2(→ 2)増加 (136 → 138)
    操穴安奈:改めてセットアップ終了。従者ずの手番をどうぞ
    筑波 弥太郎:割り込みはあります?
    GM:このタイミングではありません
    狗次彦:では、狗次彦、動きます
    狗次彦:マイナーで《完全獣化》 侵蝕率+6
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を6(→ 6)増加 (107 → 113)
    狗次彦:メジャーで《一閃》+《コンセントレイト》+《神獣撃》 侵蝕率+6 全力移動で10m前進してエアリエルを白兵攻撃
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を6(→ 6)増加 (113 → 119)
    筑波 弥太郎:何もなければ判定します
    “システム・エアリエル”:どうぞ
    狗次彦:(10+3)dx7
    DoubleCross : (13DX7) → 10[1,1,2,4,6,6,6,6,8,8,10,10,10]+10[2,6,8,8,9]+10[3,3,7]+2[2] → 32

    “システム・エアリエル”:▼天雲恢恢 神の眼+水晶の眼3
    “システム・エアリエル”:16dx+4>=32
    DoubleCross : (16DX10+4>=32) → 10[1,1,1,2,4,5,5,6,6,6,7,9,9,9,9,10]+1[1]+4 → 15 → 失敗

    “システム・エアリエル”:《虚空の残影》を使用 このドッジは成功です
    狗次彦:「くぅーん……」
    “システム・エアリエル”:ドッジに成功したので、風踏むマシラ3+再生の王錫3
    “システム・エアリエル”:8d10
    DoubleCross : (8D10) → 53[7,8,8,3,7,7,10,3] → 53

    “システム・エアリエル”:53点回復 さらに
    “システム・エアリエル”:原初の黒:朧の旋風 HP10点消費してメインプロセスを行います
    “システム・エアリエル”:マイナーで光芒の疾走3+主の恩恵3 エンゲージ離脱しつつ5m後退
    “システム・エアリエル”:▼"嵐妖神話・愛月撤灯システム・エアリエル コンセントレイト:エンジェルハイロゥ3+光の手5+マスヴィジョン3+雷の槍5+弧状の雷3+雷光撃5
    GM:対象は同様に従者を除いたPC全員
    野分 立之:ん、ココが斬りどころだな
    野分 立之:Dロイス守護者の効果を使用 攻撃の対象を私だけに(メインプロセス後侵蝕1D10増加
    “システム・エアリエル”:なんだと……! 立之単体に攻撃だ!
    “システム・エアリエル”:10dx7+10
    DoubleCross : (10DX7+10) → 10[2,2,4,4,5,6,6,7,7,10]+10[7,9,10]+10[1,4,10]+10[7]+6[6]+10 → 56

    野分 立之:ドッジ選択
    野分 立之:3dx 回避
    DoubleCross : (3DX10) → 8[2,6,8] → 8

    野分 立之:失敗、ダメージどうぞ
    “システム・エアリエル”:6d10+39
    DoubleCross : (6D10+39) → 29[2,7,2,4,4,10]+39 → 68

    野分 立之:耐えられない、リザレクト
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1d10(→ 6)増加 (97 → 103)
    野分 立之:HP6 妖精の手が残り一回に増加
    野分 立之:守護者のコスト
    野分 立之:野分 立之の侵食値を1d10(→ 9)増加 (103 → 112)
    野分 立之:私の処理は以上
    筑波 弥太郎:他に何もなければ狐太郎の手番ですね
    “システム・エアリエル”:ぬぬぬ
    GM:従者の手番です
    狐太郎:狐太郎、行きます
    狐太郎:マイナーで《完全獣化》 侵蝕率+6
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を6(→ 6)増加 (119 → 125)
    狐太郎:メジャーで《一閃》+《コンセントレイト》+《神獣撃》 侵蝕率+6 全力移動で15m前進してエアリエルを白兵攻撃します
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を6(→ 6)増加 (125 → 131)
    “システム・エアリエル”:来なさい
    狐太郎:(10+4)dx7
    DoubleCross : (14DX7) → 10[2,2,2,3,3,4,4,6,6,7,7,8,9,10]+10[4,7,7,8,9]+10[1,6,6,9]+10[8]+1[1] → 41

    “システム・エアリエル”:???
    “システム・エアリエル”:▼天雲恢恢 神の眼+水晶の眼3
    “システム・エアリエル”:16dx+4>=41 従者が出す数値じゃないでしょ
    DoubleCross : (16DX10+4>=41) → 10[1,2,2,2,2,3,4,4,5,5,5,6,6,6,9,10]+2[2]+4 → 16 → 失敗

    狐太郎:5d10+5d10+10 ダメージ! 装甲・ガード有効です。
    DoubleCross : (5D10+5D10+10) → 41[9,6,9,8,9]+22[7,1,2,2,10]+10 → 73

    “システム・エアリエル”:残りHPは……49.確定ドッジも使い切ったので戦闘不能です
    “システム・エアリエル”:が
    筑波 弥太郎:むむ?
    “システム・エアリエル”:《蘇生復活》
    “システム・エアリエル”:HP1で復活します
    GM:お次は芦原さん
    GM:ではなく
    “システム・エアリエル”:イニシアチブ 《加速する刻》
    “システム・エアリエル”:メインプロセスに入ります
    “システム・エアリエル”:マイナー 光芒の疾走3+主の恩恵3 5m後退しダイス増加
    “システム・エアリエル”:▼"嵐妖神話・愛月撤灯システム・エアリエル コンセントレイト:エンジェルハイロゥ3+光の手5+マスヴィジョン3+雷の槍5+弧状の雷3+雷光撃5
    “システム・エアリエル”:従者以外のPC陣全員
    筑波 弥太郎:暴走リア不
    操穴安奈:判定をどうぞ、暴走リア不です
    野分 立之:ここで差し込める妨害はなし
    芦原深紅郎:暴走リア不ー
    “システム・エアリエル”:10dx7+10
    DoubleCross : (10DX7+10) → 10[1,2,2,4,4,5,7,10,10,10]+10[3,5,7,10]+6[4,6]+10 → 36

    狗次彦:《軍神の守り》で本体をカバーリング!
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を2(→ 2)増加 (131 → 133)
    野分 立之:一応ドッジ
    野分 立之:3dx 回避
    DoubleCross : (3DX10) → 9[1,3,9] → 9

    野分 立之:失敗
    “システム・エアリエル”:4d10+39
    DoubleCross : (4D10+39) → 20[10,4,5,1]+39 → 59

    狗次彦:「くぅーん……」 狗次彦、本体をかばって消滅!!
    野分 立之:宣言が遅れましたが、操穴君を行動放棄カバー
    芦原深紅郎:こちらは倒れる 酒へのロイスを切って蘇生だ
    野分 立之:倒れるので オーヴァードの子らの子らへのロイスをタイタスにして昇華 復活
    GM:では改めて芦原さんの手番
    芦原深紅郎:では改めてマイナー移動ー
    芦原深紅郎:エアリアルにエンゲージしつつ
    芦原深紅郎:メジャーでSuck my spear俺の槍をしゃぶれ!:コンセントレイト:ハヌマーン+吼え猛る爪+超振動閃+獣の力+獣王の力でエアリエルに攻撃
    芦原深紅郎:おっさん風をくれーっ!
    野分 立之:援護の風+ウィンドブレス 対象の次のメジャー判定のダイスを+6 達成値を+12
    芦原深紅郎:ありがてぇ…妨害なければ判定行きます
    芦原深紅郎:18dx7+2+12
    DoubleCross : (18DX7+14) → 10[1,2,2,2,4,5,5,5,6,6,6,6,7,7,9,9,10,10]+5[2,2,2,4,5,5]+14 → 29

    芦原深紅郎:これだけやっても低いなぁオイ!?
    野分 立之:槍しゃぶさぁ…妖精キメてかない? 最後のダイスを10に (0/4)援護分併せて侵蝕を120に
    芦原深紅郎:ありがとナス!
    芦原深紅郎:1dx7+34
    DoubleCross : (1DX7+34) → 10[9]+2[2]+34 → 46

    芦原深紅郎:よしよし
    “システム・エアリエル”:▼天雲恢恢 神の眼+水晶の眼3
    “システム・エアリエル”:16dx+4
    DoubleCross : (16DX10+4) → 10[1,2,3,4,4,4,4,4,7,8,8,9,9,10,10,10]+10[2,5,10]+4[4]+4 → 28

    “システム・エアリエル”:妖精がなければ……!
    芦原深紅郎:あぶねえ!
    芦原深紅郎:ではダメージ
    芦原深紅郎:5d10+36+21 装甲無視
    DoubleCross : (5D10+36+21) → 24[8,8,2,4,2]+36+21 → 81

    芦原深紅郎:芦原深紅郎の侵食値を13(→ 13)増加 (109 → 122)
    “システム・エアリエル”:耐えられ・・・ない! 戦闘不能!
    芦原深紅郎:yooosi
    “システム・エアリエル”:復活もなしです
    GM

    バックトラック:


    GM:バックトラックのお時間です
    GM:使用したEロイスはなんと7つ
    GM:Eロイスファイトクラブ
    Eロイスありえざる存在:再生の王錫
    Eロイス妄念の姿:原初の黒:朧の旋風

    以下セティボス・エレメント所持
    Eロイスシステムダウン
    Eロイス愚者の契約
    Eロイス究極存在
    Eロイス唯我独尊

    GM:ご自由にどうぞ
    操穴安奈:振ります
    操穴安奈:7D10 Eロイス
    DoubleCross : (7D10) → 34[3,6,1,5,10,3,6] → 34

    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を-34(→ -34)増加 (138 → 104)
    筑波 弥太郎:133-7d10 Eロイス振ります!
    DoubleCross : (133-7D10) → 133-27[6,6,4,1,5,4,1] → 106

    野分 立之:放棄かな
    筑波 弥太郎:筑波 弥太郎の侵食値を27(→ 27)減少 (133 → 106)
    操穴安奈:ロイス枠が1つ余ってるので エアリエルに 〇憐憫/決別 で取得
    操穴安奈:残6、等倍振り
    操穴安奈:6D10 等倍
    DoubleCross : (6D10) → 27[7,4,2,2,3,9] → 27

    操穴安奈:操穴安奈の侵食値を-27(→ -27)増加 (104 → 77)
    野分 立之:これで帰り損ねるとギャグになるんだが…
    操穴安奈:5点、無事帰還
    芦原深紅郎:一応振っておこう
    筑波 弥太郎:ロイス数は6個 等倍で振ります
    筑波 弥太郎:106-6d10
    DoubleCross : (106-6D10) → 106-23[2,3,3,7,3,5] → 83

    野分 立之:素振り、ロイスは5つ
    筑波 弥太郎:侵蝕率83で無事帰還。経験点5点です
    芦原深紅郎:122-7d10
    DoubleCross : (122-7D10) → 122-42[8,3,7,7,2,5,10] → 80

    野分 立之:5d10-120
    DoubleCross : (5D10-120) → 23[4,7,5,2,5]-120 → -97

    芦原深紅郎:80-5d10 問題なさ過ぎた 素振り
    DoubleCross : (80-5D10) → 80-28[6,10,1,10,1] → 52

    野分 立之:野分 立之の侵食値を-23(→ -23)増加 (120 → 97)
    GM:全員帰還!!!!!

    クライマックス:RPターン


    GM:──クライマックス演出
    “システム・エアリエル”:「“キャリバン”がなにをしたのか知りませんが」
    “システム・エアリエル”:竜の形を取った雲の怪物が、翼を大きく広げる。
    “システム・エアリエル”:「“セティボス・エレメント”を引き剥がし、私達のところまでたどり着いたとしても」
    “システム・エアリエル”:「──それでも、あなたたちは消えるのです」暴風が吹きすさぶ中に、さらにレネゲイド密度の高い雷が交じる
    “システム・エアリエル”:おそらくただのダメージでは済まない。“凡夫の鉄”を介した、レネゲイドの流れを引き裂く青雷
    “システム・エアリエル”:雲の体全体にもそれをまとっている今、あなたたちに対抗する手段は──
    操穴安奈:「──ゆい、力を借りるよ」
    操穴安奈:地面に──自身の影に膝をつき、手を合わせて祈る。
    操穴安奈:呼応するように影は蠢き──生まれ出ずるのは白鋼の虎。
    操穴安奈:四肢は刺々しい鋼に彩られ、紫電を口から吐き出し。
    操穴安奈:『フィストアクション、コード066』
    操穴安奈:宣言と同時、雷雲を切り裂く爪牙の嵐を叩きこむ──!
    “システム・エアリエル”:「一体何を……!」
    “システム・エアリエル”:「なぜ、貴女がそれを!」
    佐堂長明:「“キャリバン”の切り札か……! あの状態で起動なんぞすれば、人格データもろともレネゲイドの濁流で消えるというのに!」
    “システム・エアリエル”:まとっていた青雷を逆に切り裂かれるも、その爪が雲の体に届く前にうけとめ、引き剥がす
    操穴安奈:「”演じる”には一朝一夕とはいかないね、レネゲイドは……!」剥がされた鋼の虎は地面に──影に足をつけると同時、沈み込んで帰っていく
    操穴安奈:地面から伸びる影へ手をつけ、押し出す
    操穴安奈:こぽり こぽり
    操穴安奈:生まれ出ずるは黒白の彩り、袈裟を纏う白兎
    操穴安奈:法衣纏いて座臥する狒々
    操穴安奈:「鳥獣戯画・甲巻第二十一紙。兎猿読経」
    操穴安奈:兎と狒々が読経を唱える。力強き真言は同門に賦活を、敵に畏怖を
    操穴安奈:レネゲイドを過剰供給させていく
    筑波 弥太郎:「操穴……お前……!」 心の中の騒めきとともに、自身の中で何かがむくりと起き上がるのを感じる。
    筑波 弥太郎:(我流でこのレベルの術を使えるのかよ……! マジか!)
    操穴安奈:(ゆいなら、もっと早く、もっと強かった……これじゃあ足りない)
    野分 立之:「なる程……身体技術だけではない、なかなか多様な面を見せてくれる」あえて影響を受けない、少なくとも今は狂騒に身を任せてはいけないのだから
    芦原深紅郎:「この音は…なぁるほど、より本気出して行けそうだな」レネゲイドが励起させられ、より力がみなぎってくる
    佐堂長明:「早急に方をつけなければならんな……!」角を生やした上で、背に翼、手に鉤爪。竜とも悪魔ともとれる姿に変貌し、滑空するようなスピードで迫る
    佐堂長明:雷光をまとった鉤爪を振りかぶり、靄のようなものが集まり巨大な5振りの雷剣のように
    佐堂長明:「はぁぁああ!!」黒雷をまとった雷剣を薙ぎ払うように振るう
    筑波 弥太郎:「狸三太ァ! ”玉袋”を広げろッ!!」
    狸三太:「……――――ッ!!」  ぶわっ!!!
    筑波 弥太郎:弥太郎の言葉とともに、傍に控えていた従者の一つ”狸三太”の身から肉の壁のようなものが立ち上がる。
    筑波 弥太郎:ギャリッ!!  ギャギャギャギャッ!!!
    筑波 弥太郎:厚みのある、土塁を何層にも何層にも積み重ねたようなその壁が黒雷の大剣を受け止め、衝撃をその身に抑える……が!
    筑波 弥太郎:「ぐ、あがぁぁぁあぁあ!!」
    筑波 弥太郎:直後、弥太郎の腕が裂け鮮やかな鮮血が吹き上がる……返しの風……従者のダメージのフィードバック作用だ!
    野分 立之:「一人で無理をしようとするな」傷つく少年を見やり、言葉と共に静かに自己の領域を広げる。
    筑波 弥太郎:「支部、長……」
    野分 立之:佐堂へ向けて少し指を動かせば、周囲に吹き荒れる風の流れがわずかに捻じ曲がる。
    野分 立之:流れ込んだ風が、佐堂を後方へ僅かに押し返す。命へギリギリ届かぬだけの距離を強制的に作る。
    野分 立之:「……勇み足だ、自分から突っ込んでくるなどな」ならその隙を突くよな、という言外の信頼である
    筑波 弥太郎:「へ、へへへ……すいません」
    筑波 弥太郎:間一髪、弥太郎の腕は千切れ飛ぶ寸前で再生が間に合い、元の形を取り戻していく。
    佐堂長明:「むぅ……! 妙なものを斬らせやがって」
    芦原深紅郎:「無茶しすぎだぜ全くよ。若いからって繰り返してたらどっか壊すぞ?」
    芦原深紅郎:「……勝つための道は今作ってやる。お前らはそこ進むことだけ考えてりゃいい」
    芦原深紅郎:《軽功》 即座に体が軽やかに跳躍し、襲い来る暴風雨を自分の吹かす追い風で打ち消す。
    芦原深紅郎:「ここまで体を張るのは柄じゃあないんだが……」
    芦原深紅郎:「ガキどもにだけ働かせて見てるだけなんて、んなダサい事は出来ないよなぁ!」
    芦原深紅郎:吹き荒れる暴風も今の自分からすればそよ風程度にしかならない。そのまま空中で巨大な槍を構える。
    芦原深紅郎:その穂先は液体金属が如く変形し、暴風を纏うドリルと化して。
    芦原深紅郎:「その体で受け止めさせてやる――俺の槍をたっぷり味わいな!」
    芦原深紅郎:穂先をギャルルと回転させ、火花を上げさせながら急降下――そのまま槍を眼下の佐堂へ突き下ろす!
    佐堂長明:「木っ端のフリーランスが……図に乗るなぁ!」再び鉤爪を黒雷の剣に変え、槍を受け止め弾き返すように。
    佐堂長明:しかし回転する穂先に剣は巻き込まれ、異音を響かせながら押し込まれ、腕の一部をえぐる形でそらすにとどまった
    芦原深紅郎:恐るべきはその暴風。生半可な防御は無意味だ。レネゲイドの構造をずたずたに引き裂き、その傷をすぐには再生できなくさせる
    芦原深紅郎:「チッ、悪あがきしやがって…でも弱点は作ってやったからな、そのまま続いてぶち込め!」
    筑波 弥太郎:「ありがとよ……おっさん!」
    筑波 弥太郎:彼らの後方、両手を合わせ合掌印を結びながら、怪しげな風に上着をはためかせた少年が言葉を紡ぐ。
    筑波 弥太郎:「出し惜しみ無しだ! いくぞ、狐太郎!狗次彦!狸三太ァ!」
    狐太郎:「こん!」
    狗次彦:「わんっ!」
    狸三太:「たぬー!」
    筑波 弥太郎:「”呪”を解き放つ……本気で行くぜ!!」
    筑波 弥太郎:あびらうんけん、という真言を呟きながら、弥太郎の指先が複雑に印を結んでいく。
    筑波 弥太郎:相槌を打つは獣の遠吠え。少年の真言と、唸りとも何ともつかないような獣の声が絡みあう。
    筑波 弥太郎:ひらり、と獣達の足が帯の様に解けていく。脚が、腹が、尾が、淡く解けて消えていく。
    筑波 弥太郎:内側から現れるは熱量を秘めた眩い光……燃え盛る炎の様に、星の様に輝く純粋な光の塊。
    筑波 弥太郎:「原始回帰―――― ”ほうき星”。」
    筑波 弥太郎
    筑波 弥太郎:原始世界……。夜天を見上げた人々は星々の動きに神の意向を見た。
    筑波 弥太郎:廻る星々に淀みはなし。而してそこには勝手気ままに振舞う”ほうき星彗星”の姿あり。
    筑波 弥太郎:それらは”天狐”あるいは”天狗”とも呼ばれ、天翔ける獣、神意に染まらぬ破壊者として畏れられたが、
    筑波 弥太郎:やがて時代は下り、天と地の狭間に生きる化生として縛られるようになった。
    筑波 弥太郎
    筑波 弥太郎:(その名に架せられた縛りを外す……流星みてーに暴れてきやがれ!!)
    筑波 弥太郎:轟! 光輝く流星となった獣たちが稲妻の如き速さで佐堂へと殺到する。
    筑波 弥太郎:星々の持つ、純粋なる熱と衝撃が佐堂に襲いかかった!
    佐堂長明:「先の肉壁といい、絵面の巫山戯た真似を……!」
    佐堂長明:「やられてなるものか……! UGNなんぞに、UGNなんぞにぃぃ!!」両手に黒雷の剣を宿し、巨大な矢として一匹目を迎え撃つ
    筑波 弥太郎:初撃。狸三太の一撃が大剣を揺るがす。
    佐堂長明:しかし。獣を迎え撃ったものの、その余波だけでも剣が揺らぎ
    “システム・エアリエル”:「──長明くん!」
    筑波 弥太郎:弐撃。狗次彦の一撃が佐堂に迫り……!
    “システム・エアリエル”:暴風と雷、そして雨。虚像を作り出し軌道をそらし
    “システム・エアリエル”:紫電が二撃目の獣を砕き佐堂を守った
    筑波 弥太郎:「…………。」 星が砕かれる姿を見て
    筑波 弥太郎:「いや……あんたの終わりだよ」 悲し気に瞼を伏せ、そう宣言する。
    筑波 弥太郎:終撃。既に終わりを告げる星が佐堂の目前へと迫っていたのだから。
    佐堂長明:「ぐ……おぉぉぉおっ!!」揺らぎつつある剣で三撃目を受け止め──
    佐堂長明:──きれない。剣の砕ける音が、着弾の音にかき消され
    佐堂長明:「く、ぐ……くそ、ぉ」その場から吹き飛び離れた場所で、角も翼も失った姿で、気を失った
    筑波 弥太郎:「――――あんたが残した仕事、果たしたぜ……山陰さん」 背後で星の爆発を受けながら、そう呟く。
    野分 立之:「……」倒れた友を一瞬だけ見る、けれどなにも、口にしない、今は、出来ない
    野分 立之:これで、治まらない相手がいるのは分かっているから、そちらをしかと見る
    “システム・エアリエル”:「──許さないわ」
    “システム・エアリエル”:「steropes──keraunos──aruges──brontes」
    “システム・エアリエル”:うわ言のように数言の言葉を唱える
    “システム・エアリエル”:空を黒雲が覆い、触手のように地面に降りてくる。渦を巻き、圧縮され、紫電を纏う
    “システム・エアリエル”:雷の槍。雨の剣。雲の鎚──神話の武器とも見紛うそれらを携え
    “システム・エアリエル”:大きく羽ばたくとともに、それらが雷光の速度をもって襲いかかる
    筑波 弥太郎:「――チィッ! 狸三太ァ……芦原さんを!」
    筑波 弥太郎:佐堂に着弾し、一度は砕け散った光の粒子が再び獣の姿を取る。
    野分 立之:「君もだ」狙われる可能性は高いと踏んだ筑波君の前に出て彼をかばう
    芦原深紅郎:「っ、狸が…悪い、サンキューな!」そのあまりにも激しい雷撃に構えたところを庇われて
    狸三太:むわぁあっ! 再び、分厚い肉の布団が大きく膨れ上がり芦原さんの身を覆う。
    筑波 弥太郎:「支部長……!?」 攻撃が着弾する寸前、目の前に躍り出た野分支部長を見て驚きの声を上げる。
    狸三太:「たぬーっ!」 雷撃の着弾を受けた後、狸の姿をした従者は光の粒子となって完全に消滅した。
    野分 立之:「くっ……二度も庇われていては、立つ瀬がないのでな」確かに受けた衝撃は大きい、だが倒れない、男とは、膝をつかないものだ。
    筑波 弥太郎:「ありがとうございます……野分支部長!」
    操穴安奈:「随分と、軽い攻撃だね」紫電は確かに体を貫く。激痛が心臓を焼く
    操穴安奈:両足でしかと地面を踏みしめ、エアリエルを見据えて不敵に笑う。そう「演じる」
    操穴安奈:「ゆいが受けた傷に比べれば、軽いよ」痛みも怪我も、「演じる」ことを遮ることにはならない
    操穴安奈:操穴が一歩踏み込む。膝まで自身の影に沈む
    操穴安奈:もう一歩踏み込む。腰まで沈み。
    操穴安奈:さらに一歩。操穴の姿は影に沈んだ
    操穴安奈:影が一歩、歩み出し
    操穴安奈:その姿、筋骨隆々たる巌のごとき猩々に
    操穴安奈:さらに一歩、踏み出し
    操穴安奈:無数の節足をかき鳴らす大百足に
    操穴安奈:さらに一歩。その姿は、その姿は──
    操穴安奈:「ゆいが受けた分を返すよ」
    操穴安奈:──鳥獣戯画には失われた絵がある。
    操穴安奈:四度の大火、二度の洪水と三度の大地震。
    操穴安奈:その過程で失われた絵を断簡だんかんと呼ぶ。
    操穴安奈:だが、操穴の知るこれらの断簡は違う。「鳥獣戯画にして鳥獣戯画に非ず」として歴史の影に葬られたもの。
    操穴安奈:「鳥獣戯画断簡・超獣偽画」余りにも、超獣オーヴァード過ぎた絵だったからだ
    操穴安奈:言葉に尽くせぬ、影の獣の嵐がエアリエルを襲う──!
    “システム・エアリエル”:「死にぞこない……! “キャリバン”の力があるといっても、何度も使えはしないだろう!」
    “システム・エアリエル”:「Asterios──!」竜の腕を天にかかげ、叫ぶ
    “システム・エアリエル”:青の雷光が降り注ぎ、辺り一面を埋め尽くす。影を塗りつぶし
    “システム・エアリエル”:「──軽いわね」
    操穴安奈:「演技が下手だね。だいぶ消耗してるみたいだよ?」
    操穴安奈:想像より攻撃が通らないことに内心肩を落としたが──自分一人で倒す必要もない、と気持ちを切り替えた
    筑波 弥太郎:「く、は、ははっ……!」
    筑波 弥太郎:先ほどから妙に心が騒めく。目の前の光景に殺気立つ心が抑えきれない。
    筑波 弥太郎:”原始回帰”の影響か、それとも操穴の中に潜む”獣たち”に共鳴をしているのか。
    筑波 弥太郎:弥太郎の内に秘めた”獣”の力が……顕在化する!
    筑波 弥太郎:「あ、ああァァ―――――ッ!!」
    筑波 弥太郎:ぶわり、と少年の身体が無数の羽毛に覆われる。その姿はそう……山に棲まう化生にも似ていて……。
    筑波 弥太郎:(くそっ……! ここまで”戻される”のかよ……それなら!)
    筑波 弥太郎:「あ、がっ、ガァァァ―――ッ!!」
    筑波 弥太郎:ヒュッ という風を斬る音とともに、少年の身は空を駆ける……標的は天、神を気取ったあの女!
    芦原深紅郎:「勝利の風は吹かせてやる。後はお前次第だ――一気に決めてやれ!」
    芦原深紅郎:瞬間追い風として吹くは神風。相手の吹き荒らす暴風雨とは明確に違う、レネゲイドを励起させ勇気ある翼を更に押し進める風だ。
    筑波 弥太郎:(これは……おっさんの風か……!?) 背中を後押しする風の中に、芦原さんの存在を感じながら
    筑波 弥太郎:「アアアアアアァァァァ――――――ッ!!」
    “システム・エアリエル”:「獣が……長明くんの作った、セティボスに、届くと思うなぁぁぁぁぁあ!!」
    筑波 弥太郎:「ぞ、それはァっ! どうかな―――――ッ!!!」
    筑波 弥太郎:閃光には満たない、されど弾丸のような、速度の化身となり……エアリエルに接敵し……!
    筑波 弥太郎:――――その身を貫くッ!
    筑波 弥太郎:「一撃……決めたぜッ! 神気取り!」
    筑波 弥太郎:上空で風を掴みながら、そう言い放った。
    “システム・エアリエル”:「Asterios──keraunos──!」極大の雷光と槍を物ともせずに突き進む獣に、後退も間に合わず体を貫かれる
    “システム・エアリエル”:穴の空いた龍の体からは紫電が漏れ出るように溢れ出し、翼の先が雲に還る
    “システム・エアリエル”:「ァァアア……! 私は……私は」
    “システム・エアリエル”:「長明くんと一緒に、消えない体で……海に行くんだ」ぎゅるり、と渦巻いた雲が穴を塞ぐ。
    “システム・エアリエル”:「aruges──brontes」天候がさらに荒れ狂い、見境なく落雷があたりに降り注ぐ
    “システム・エアリエル”:「Steropes──Asterios──!」雲の間から、雷光が覗く。
    “システム・エアリエル”:「Myolnir!」雲の切れ目から、青雷が形をなした巨大な槍の切っ先が覗く。
    “システム・エアリエル”:公園をまとめて潰すような巨大な槍を、あなた達に向けて振り下ろす
    野分 立之:その攻撃に反応してほんの少し、他の仲間から離れる、巻き込まないために。
    野分 立之:どれだけ相手が虫の息でも、まだやるのかなどと問うことはしなかった。友のパートナーの覚悟に泥を塗るつもりは毛頭ない。だから――手痛い反撃等想定内である。
    野分 立之:「いい狙いだ、いい意志だ、いい一撃だ。だが、乱れている」先に一撃受けて彼女の持つ力は理解している、だがそれで怯むほど支部長という椅子は軽くない。
    野分 立之:一瞬の集中。己の領域をもって周囲の流れの支配を奪う。先までなら不可能だっただろう、あくまで先に二人の若人の攻撃で不安定な状況だからこそ出来る所業。
    野分 立之:その攻撃を圧縮し、己に攻撃が当たるという幸運を、他の仲間へは届かないいう不運と釣り合わせる。絶対の成功も失敗も男の手では起こせないが、帳尻はあっていることは起こりうる。
    野分 立之:その一撃が、腹を貫く……奇しくも同じように穴をあけられながら、同じように、倒れず、相手を見据える。
    野分 立之:「君が諦めないことくらい、分かっている。だが通しはしない……意地を張るのはお互い様だ」静かに、傷をいやしながら、男は立っている
    筑波 弥太郎:「野分支部長……!」 幾たびもその大きな背中に庇われてきた事に、感謝の念と若干の申し訳なさを覚えながら、彼の名を叫ぶ。
    “システム・エアリエル”:「理解者面を、するなぁっ!!」
    野分 立之:「君のことは確かによく知らん。だが佐堂が選んだ相手だ、ならばつまらぬ相手ではないと信じられる」
    野分 立之:「……気にするな、筑波君。私は守ることしかできん、矛は任せたぞ」申し訳なさも飲み込んで、前を頼むというのだ
    芦原深紅郎:「ったく、ガキどももいるからって無茶し過ぎだろ…せっかく飲みに付き合うって言ってんだ、ぶっ倒れられたりしたら困るぜ?」
    筑波 弥太郎:「任せてください……俺は、野分支部長の事はよく知らないけど……!」 キッとエアリエルを見据える。
    筑波 弥太郎:「きっと……山陰さんならあなた達の事も気に掛けていたはずだから……!」
    筑波 弥太郎:「だから行くぜ……最後の一撃!」
    筑波 弥太郎:その言葉とともに、再び粉々に崩れ去った光の粒子が一纏まりに固まっていく。
    筑波 弥太郎:「狐太郎……もう一度……頼む!」
    筑波 弥太郎:ドォッ!! 先ほどのような……美しささえ感じられるような一撃とは違う。寄せ集めの、星の残滓を固めただけの不細工な砲撃のような一撃。
    筑波 弥太郎:されどその一撃に籠められた熱は! 依然として冷める事無く、逆に燃え盛る火焔のような勢いを以て空を統べる女に直進する!
    “システム・エアリエル”:「しつこい……いい加減、に……! Asterios!」再び雷光が空から生み出され、砲撃を迎え撃つ。
    “システム・エアリエル”:雷光と砲撃の衝突の余波が一時的に周囲の雨粒や水たまりを吹き飛ばす
    “システム・エアリエル”:やがて、雷光の中から突き破ってきた一条の光が、竜の体を。えぐるように吹き飛ばした
    “システム・エアリエル”:「ぁ……ぁあああ!」体の輪郭がブレる。密度を保つのも難しく、体の奥にぼんやりと小さな影のようなものが見える
    “システム・エアリエル”:「まだ……まだ! ここで消えるなんて……認めない!」崩れかかった腕を天に掲げ
    “システム・エアリエル”:天が落ちてきたかのように、多量の雲が竜の体を包み込む。
    “システム・エアリエル”:汚泥に包まれたかのような姿でありながら、紫電を溢れさせ、攻撃の意思は途絶えることなく
    “システム・エアリエル”:「Myolnir──keraunos──Atoropos!」壊れたスピーカーのようなノイズを走らせた言葉。収束の甘いながら、それ故に回避も収束も困難な雷霆の嵐が、あなたたちに襲いかかる
    筑波 弥太郎:「くっ……!」 最後に残された星の残滓……狗次彦の霊体が悪霊の如き雷鳴から弥太郎の身を護る。
    野分 立之:今度は操穴君を庇うように立ち、受け止める
    野分 立之:「その猛りを何度でも、この身で受けよう、子供を焼くには情念が過ぎる」手が届くのは操穴君だけ、ならそこを守るのは当然の仕事である
    芦原深紅郎:「…いや、ここまでだ。ここで終わりにする」エアリエルの言葉に静かにそう答えつつ、雷撃を受け止め傷つきながらも
    操穴安奈:「……ありがとうございます、野分さん」”演じる”のにも限界はある。立っているのがやっとの状態だ
    野分 立之:「……君を守らないと狩庭君に大層怒られそうでもあるからな」疲弊を見て取れば、…後は任せるしかないなぁ!
    芦原深紅郎:「悪いなガキども。こんな大役、お前らに任せる訳には行かなさそうだ」
    芦原深紅郎:自分は中途半端な底辺のクズと言っても差し支えない男だ。今更どんな碌でもない事をしようが気にすることはない。
    芦原深紅郎:だからこそ若い奴らには荷が重い業も、背負ってやれる。
    芦原深紅郎:「――男女の仲を引き裂く事にはなっちまうが…!」
    芦原深紅郎:手に持った槍を上へ掲げる。彼女が願いの為に吹き荒らしていた暴風や雷が全て降り注ぎ、その穂先へと吸収されていく。
    芦原深紅郎:そして曇天を形成していた雨雲が見る見るうちに晴れていき、エアリエルへ一筋の光明が差し込んだ。
    芦原深紅郎:「せめて最後ぐらいは、マシな気分で逝ってくれ…なんてのは、自己満足かね」
    芦原深紅郎:そう寂しげな目で言うと共に圧倒的な暴風と雷を纏う槍を、渾身の力で投擲する!
    芦原深紅郎:「…向こうではあいつと何のしがらみもなくいてくれよ」そのまま振り返り背中を見せると共に、かろうじて残っていたエネルギー体を槍が貫いた。
    “システム・エアリエル”:「この、この……!」集めようとした雷雲が、そのそばから回転する槍に巻き込まれて消えていく
    “システム・エアリエル”:いつのまにか空の雲は薄く、わずかに晴れ目が差し込んだ。
    “システム・エアリエル”:「As……Terios」汚泥をまとった竜の姿は次第に小さく、伸ばした指先からの雷は、投擲された槍を迎え撃つには弱々しく
    “システム・エアリエル”:残ったエネルギーを、槍が貫いた
    “システム・エアリエル”:「ま、d……」貫いた槍の勢いによって、なにかが外に弾き出される
    “システム・エアリエル”:──手のひらよりすこし大きな、モバイルバッテリーのようなもの。
    “システム・エアリエル”:天高く舞い上がったそれは……地面に落下し、砕け散った
    “システム・エアリエル”:「ぁ……、ぁあ」
    GM:電気エネルギーというものは、現代においても完全な保存と確保には至っていない。
    GM:電池は電解液の成分によってその場限りで作り出しているに過ぎず、バッテリーもただ時間がたつだけでエネルギーを失う。器がなければ光の速さで拡散する。
    “システム・エアリエル”:「……」
    “システム・エアリエル”:倒れ伏す躰には、音もなく。ばちりという放電だけを残し、消えていった
    GM

    ED1:天網恢恢


    GM:ED1 『天網恢恢』
    GM:あなたたちは、"セティボス”──エアリエルと、佐堂長明を見事打倒した。
    GM:異常気象の原因だった”セティボス”が消滅したことで、T市上空に立ち込めていた雲が晴れ、中央公園にも光が差し込んできている
    GM:エアリエルは消滅し、残ったのは、あなたたち。そして破損したバッテリーと、佐堂長明。
    GM:──そして、”キャリバン”。もとい狩庭唯だった機体。
    筑波 弥太郎:「止まった…………。」 雲間から差し込む日の光を見て、彼らの野望が頓挫した事を悟る。
    野分 立之:「……」エアリアルから離れたバッテリーを拾う、それは届けないといけない相手のいるものだ
    操穴安奈:「……」長い呼気、調息。残心。倒れた佐堂を油断なく見据える
    バッテリー:──ジ ジ
    バッテリー:ジー ジージージー
    GM:一定の間隔で、放電と沈黙を繰り返す。弱々しく、触れているあなたにしかわからないそれは、たしかに
    GM:モールス信号のそれだ
    バッテリー:《と ど け て》《あ の こ に》
    野分 立之:「……そうか、必ず」手に感じる言葉を聞きながら、まず佐堂の元へ足を進める
    野分 立之:「これは、狩庭君をつなぎとめることができるものだな?」バッテリーを手に膝をつき、倒れた佐堂に問う
    佐堂長明:「ぐ……」
    佐堂長明:「……これは」
    バッテリー:《と ど け て》《あ の こ に》
    野分 立之:「彼女が、とどけてくれと、伝えている」その手を取って、言葉が分かるように重ねさせる
    佐堂長明:「……エアリエル」
    佐堂長明:「…………特別な操作は必要ない。機体に触れさせさせれば……あとは、彼女が」
    野分 立之:「分かった……操穴君、狩庭君の傍に来てくれるか」彼が言うならそれで大丈夫なのだろうと納得して、声を掛けます
    操穴安奈:「野分さん……はい」
    野分 立之:「謝りはしない、お互いにすべきと思ったことをなした結果だ」背を向けながら、友にだけ聞こえるよう紡ぐ小さな声
    野分 立之:こもる感情は憐れみではない、憎しみではない、怒りではない。ただかつて何もできなかった悔いだけがそこに。
    野分 立之:それだけを言って……キャリバンの、狩庭君の身体に、バッテリーをのせるよ
    バッテリー:──ジジ
    バッテリー:淡く、今にも消えそうな右手がバッテリーから伸びる
    バッテリー:ただの金属の塊になった唯の頬に触れ、かるくなでた後
    バッテリー:手を胸元に。中に沈み込むように、吸い込まれるように、右手が消えた
    狩庭 唯:──バツン!
    狩庭 唯:大きな電流が一度に流れ込んだように紫電を漏らし
    狩庭 唯:吸気音のような音を小さく鳴らし、残った上半身の左手が、わずかに動く
    狩庭 唯:「──ァ ェ」ノイズの混じった音が喉から響き、人形のようだった表情が、動き出した
    狩庭 唯:「……なん、で。わ、たし」
    操穴安奈:「おはよ、ゆい」
    狩庭 唯:「……あん、な」
    狩庭 唯:「……終わったん、だね」
    操穴安奈:「……うん、ううん」
    操穴安奈:「一区切りついただけだよ」
    狩庭 唯:「そっか」
    狩庭 唯:「じゃあ……もうすこし、がんばらない、と」
    狩庭 唯:がくん、と目をつむり、眠るように再び意識を失う
    佐堂長明:「……低電源による、スリープモードにはいっただけだ」
    野分 立之:「……結構、大きな問題がないならな」
    操穴安奈:「おやすみ、ゆい……」また起きてくれる。そのことに安堵しながら
    野分 立之:「操穴君、彼女を任せても、いいかね?」
    操穴安奈:「はい。ゆいが起きるまで一緒にいますよ」首肯し、狩庭を抱きかかえた
    佐堂長明:「……エアリエルは、消えたのだな」近くの木に背を預ける形でもたれて
    佐堂長明:「なぁ……なぁ、立之」
    佐堂長明:「俺は……俺は……」
    佐堂長明:「いったい、どこで間違えたんだ」
    野分 立之:「……間違いか」
    野分 立之:「私から見ればお前は正しくはなかったが、……間違っていると俺は言いたくない」
    野分 立之:「お前にとって、大切なものを、守ろうとしただけだ……それを間違いと、言いたくない」
    佐堂長明:「だが……俺は。友と妻を天秤にかけて」
    佐堂長明:「その両方を失った」
    野分 立之:「……そうだな、しいて言うなら、俺たちも、巻き込めばよかったさ」
    野分 立之:「それに…友までは失ってなどいない」
    野分 立之:「例え敵対したとしても。お前は友だよ、今でも」
    筑波 弥太郎:「山陰さんの最期の言葉……」
    筑波 弥太郎:「あの人は、あんたを止めろと……そう言った」
    筑波 弥太郎:「だけどあの日……! エアリエルの雷に打たれて……なお……!」
    筑波 弥太郎:「あんたに対する恨み言は、これっぽっちも言っていなかった……!!」
    筑波 弥太郎:「まあ、それをどう解釈するのはあんたの勝手だ……だけど」
    筑波 弥太郎:「あの人は……死ぬ直前まで、あんたの事を想っていた……俺はそう思うよ」
    佐堂長明:「…………そうか」
    佐堂長明:「……少し、眠る」「処分は好きにしてくれ」
    佐堂長明:「娘を、頼んだ」がくり、とうなだれるようにして意識を失った
    野分 立之:「……そう思うならもう少し大事にしろ、馬鹿者」
    筑波 弥太郎:「支部長……。この人の事、どうする予定ですか?」
    芦原深紅郎:「ったく、せっかく無事に済んだってのに…」
    野分 立之:「彼にとっても、この件で被害を受けた人にとっても、この場で"済ませる"のが恐らく一番の救いだな」
    筑波 弥太郎:「……言葉を濁さないでください。 俺はこいつを”どう”するのか聞いてるんスよ」
    操穴安奈:「”済ませる”、とは……」
    野分 立之:「彼は最後の抵抗をしたのでやむなく私が処理した、とすれば……ね」このまま捕縛して、いい眼に合うとは思ってない
    野分 立之:「生かして逃がすことはない、殺すか、UGNで拘束されるかだ」
    筑波 弥太郎:「……あんたは、どうしたいんだ?」
    野分 立之:「長く辛い目を見るより、妻と呼んだ彼女の元へ送るべきだと、思って”いた”」
    筑波 弥太郎:「”いた”……」
    野分 立之:「友としては、その方がいいと思ったからな。だがそいつは狩庭君を”娘”といった」
    野分 立之:「親の責務は放棄させん、どのような目に合おうとも生かす」
    筑波 弥太郎:「そうか……」
    筑波 弥太郎:「それが、ダチとしてのあんたの責任の取り方……なんすね」
    野分 立之:「支部長としても、本来はその方が望ましい。山陰の分の、責任も取らせなくてはならん」
    筑波 弥太郎:「はっ! それがいい!」
    野分 立之:「そういうわけだ"オーディナリー・ビュー”覚悟が足りず情けない話だが、彼はUGNで拘束させてもらう」
    野分 立之:「女狐が処分に足らんといってきたなら私に言え、報酬くらいは建て替えてやる」
    芦原深紅郎:「わーったよ・・・酒の分でもおごってくれりゃそれでいいさ」
    :「──それはよかった。方々掛け合った甲斐がありましたよ」
    霧谷雄吾:「遅れてもうしわけありません。私、日本支部長の霧谷といいます」
    野分 立之:「……情けないところを見られてしまいましたか」色々と思案している
    霧谷雄吾:「いいえ。情けなくなどありませんよ」
    霧谷雄吾:「……さて。詳しいところは、後ほど書面を交えてになりますが」
    霧谷雄吾:「まずは簡単なところだけ」
    霧谷雄吾:「佐堂長明の研究の凍結を行ったのは、UGNの改革派の中の人間でしてね」
    霧谷雄吾:「政治的な話になってしまいますが、解決の暁に、彼の身柄と処遇、研究の方をこちら側に引き込みました」
    霧谷雄吾:「……彼の行ったことは許されることではありませんが、研究の有為性を鑑み」
    霧谷雄吾:「できるだけ自由度の高い条件を引き出す準備があります」
    野分 立之:「……まこと、政治ですな」
    霧谷雄吾:「嫌な大人にはなりたくなかったのですけどね」
    筑波 弥太郎:「ええっと……つまり……どういう事になるんだ?」
    霧谷雄吾:「……閑話休題、ということで」
    霧谷雄吾:「飼い殺しに近いかたちにはなりますが、彼の命と自由は保証されます。外野の介入を許さない形でね」
    霧谷雄吾:「……彼の妻を殺した政治で、彼自身を生かすことになるのは皮肉ですらありませんが」
    霧谷雄吾:「"大凪”。よろしくおねがいします」
    野分 立之:「私ではそこまでの譲歩は難しかったでしょう。感謝します」姿勢を正して、頭を下げる。
    野分 立之:「粉骨砕身、努めましょう」
    筑波 弥太郎:「……俺は政治の事はわからないけどよ」
    筑波 弥太郎:「それでも……生きてさえいれば終わりじゃない、と……そう思うぜ」
    筑波 弥太郎:「野分支部長、あんたなら、きっと良い風を吹かせてくれるだろ」
    筑波 弥太郎:「頼んだぜ」
    野分 立之:「ああ、君たちに恥じないだけの振る舞いをするとも」僅かに微笑んで、少年の言葉に応える
    GM

    ED2:暮雷春樹


    GM:ED2 『暮雷春樹』
    GM:墓地
    GM:山陰がつとめていた病院から少し離れた場所にある墓地に、山陰東は眠ることになった。
    GM:事後処理も終わり、周りのことが一段落したあなたは、彼の墓参りに来ていた
    筑波 弥太郎:ぱしゃり、と彼が眠る墓石に水をかける
    筑波 弥太郎:街中が嵐に襲われた日の記憶は既に遠く、春の日差しが滑らかな石の表面を照らしていた。
    筑波 弥太郎:冬は去り、もうすぐ山々の桜も花開こうという時期の話である。
    筑波 弥太郎:「……すっかり遅くなっちまったな。山陰さん」
    筑波 弥太郎:両手を合わせ、短く祈りを込める。
    筑波 弥太郎:”政治的な”調整も終わり、表面上は騒動の片は付いた。
    筑波 弥太郎:今日はその事を報告するために来たのだ。
    筑波 弥太郎:「本当にアレで良かったのか……今でも俺には判断がつかねぇ」
    筑波 弥太郎:墓石の前にお供えの饅頭を供える。彼の好みについては支部長から話を聞いていた。
    筑波 弥太郎:同じものをもう一つ。包装を剥がして自分の口に放り込む。
    筑波 弥太郎:「でも俺は……」
    筑波 弥太郎:返答が欲しいわけではない。答えが欲しいわけでもない。沈黙を守る墓石に、ただただ己の気持ちを吐き出していく。
    筑波 弥太郎:「俺は……あの人が生き延びてくれて、”良かった”と……そう思ったんだ」
    筑波 弥太郎:「無責任な話かもしれない……だけど」
    筑波 弥太郎:赤く染まった水面の輝きを思い出す。生きる目的を失って、不貞腐れていた時期の自分の姿を。
    筑波 弥太郎:「俺は、今、毎日が楽しいよ」
    筑波 弥太郎:「UGNの仕事をしたり、狩庭の面倒を見たり、操穴の野暮に付き合ったり……大変な事は多いけど」
    筑波 弥太郎:「俺は、あの日、生きる事が出来て良かったと思ってる」
    筑波 弥太郎:「だからさ……佐堂さんにもそういうのを期待するのは……流石に勝手過ぎる願いかな」
    筑波 弥太郎:ひゅうと、冷たい風が吹き抜ける。話しているうちに日が傾いてきたようだ。
    筑波 弥太郎:寒風が肌を打つ冷たさに、羽織っていた上着をぎゅっと閉める
    筑波 弥太郎:「…………そろそろ帰るよ。山陰さん」
    筑波 弥太郎:「またな……」
    筑波 弥太郎:そう言って、身を翻してこの場から立ち去ろうとする。
    筑波 弥太郎:時は過ぎ、季節は巡る。冬は立ち去り、春がこの街に訪れる。
    筑波 弥太郎:鼻腔をくすぐる花の香りに春の気配を感じながら、少年は街へと消えて行った。
    GM

    ED3:斗酒隻鶏


    GM:ED3 『斗酒隻鶏』
    GM:あなたは無事プランナーからの依頼を達成した
    GM:プランナーから依頼を受けたときにもうなだれていた、さびれた公園。そこにあなたはいた
    芦原深紅郎:「こんな時間からガキと逢瀬ってか。誰かに見られりゃ通報もんだな…」
    芦原深紅郎:うなだれはしていないものの、どことなく心は晴れなかった。
    芦原深紅郎:比較的楽な仕事ではあった以上、喜ぶべきではあるはずなのだが。
    芦原深紅郎:やり切れないものを抱えながら、静かに安物のライターで煙草に火を付ける。
    "プランナー”:「──ごきげんよう」
    "プランナー”:「すっかり雲もなくなって、つつがなく終わったようですね」
    "プランナー”:一冊の本をもった、ドレスワンピース姿の少女。
    芦原深紅郎:「よう。ああ……アンタの事だ。どうせ顛末まで全部伝わってるんだろう?」
    "プランナー”:「"エアリエル”の事は残念でしたね」
    芦原深紅郎:「ったく、酷な仕事を任せてくれたもんだぜ」
    "プランナー”:「力が。対話が。仲間が。技術が。足りなかったものを上げれば切がないでしょうが」
    芦原深紅郎:「仲睦まじい夫婦の仲を引き裂く趣味はなかったんだが」
    芦原深紅郎:「…アンタからすれば同族って奴か」
    "プランナー”:「そうなりますね」
    "プランナー”:「我々レネゲイドビーイングは、様々な変化性をもつ存在」
    "プランナー”:「それ故にその性質を利用するものも現れれば……」
    "プランナー”:「……自ら奇異な方向に変化するものもいる」
    芦原深紅郎:「その点に関しては安心してくれ。アンタの危惧してたことはもう起こせはしないだろうさ」
    芦原深紅郎:「愛の奇跡って奴かねえ」渇いた笑い
    "プランナー”:「『嵐』という不安定で、そして人から遠い概念を持ちながら、人に恋し愛を抱くように変化するとは、驚きました」
    "プランナー”:「もしかしたら、それすら間接的に人為によるものなのかもしれませんが……もしも」
    "プランナー”:「こういったことが、あるいはこういった存在が自然発生するとしたら……」
    "プランナー”:「可能性がまた広がった、と解釈できるでしょうね」
    "プランナー”:「……さて。佐堂長明も、彼女がいない以上もうあのようなことはできないでしょう」
    "プランナー”:開いた本の中からアタッシュケースを取り出して
    "プランナー”:「約束の報酬です」
    芦原深紅郎:「ああ、流石に殺すとまでは行かなかったが」
    芦原深紅郎:「……あー、その話なんだが……貰うのはパスってことでいいか?」
    "プランナー”:「……というと?」
    芦原深紅郎:「今はそれで美味い酒が呑める気がしなくてな。……夫婦の仲を裂いたばかりで、そんな気は起きねえ」
    芦原深紅郎:「それに今は知り合いを待たせてる。そいつと呑む安酒のが今の気分には合ってるんだ」
    "プランナー”:「なるほど。左様ですか」
    "プランナー”:「しかし、こちらとしても受け取っていただかねば困りますね」
    "プランナー”:「か弱い乙女がこんな大金を持ち歩くのは大変ですから」
    芦原深紅郎:「……そう言われると弱いんだよなァ~!」
    芦原深紅郎:完全に自分の性質というものを分かられている
    芦原深紅郎:「アンタ中身は昔から変わってないな……ったく、歳も元に戻せたら良かったのによ」
    芦原深紅郎:そこまで言われちゃ男がすたる。渋々といった様子ながらもケースを持って
    "プランナー”:「ふふふ。今後もよろしくおねがいしますね」
    芦原深紅郎:「あいよ…今度はもっとマシな気分で終われる仕事にしてくれたら嬉しいぜ」
    芦原深紅郎:内心カッコつけてたのにダサい事になっちまった、と毒づく
    GM

    ED4:胡蝶之夢


    GM:ED4 『胡蝶之夢』
    野分 立之:では芦原と飲むために指定した店。
    野分 立之:静かなオーセンティックバー。カウンターに他の客はいない。そんなところで待ち合わせる。
    芦原深紅郎:そこにアタッシュケース片手にやって来て、隣の席に座る。
    芦原深紅郎:「くそ、結局受け取っちまった……」そう愚痴りながらも席に着いて
    野分 立之:「来たか、色気もない待ち合わせ相手ですまんな」
    芦原深紅郎:「俺から誘ったんだ、今更気にすんなよ。……佐堂の様子はどうだ?」
    野分 立之:「……まぁ、ここは私の奢りだ、好きに飲め」
    芦原深紅郎:「オイオイオイ、こんな無駄に報酬貰って俺が奢られる側かぁ?」
    野分 立之:「そうすぐ整理の付く気持ちではない。……心身ともに打ちのめされているわけだしな」
    野分 立之:「UGNは規定分しか出さん、イリーガルがどこで落ちているものを拾おうと気にせん、だ」
    芦原深紅郎:「そうかよ……まぁお前がそうしたいなら任せる。タダ酒ほど美味いもんはないからな」
    芦原深紅郎:「……で、何か吐き出したい事の一つや二つ、あるんだろ?」
    芦原深紅郎:「せめて佐堂だけは生きていて良かった…なんて、冗談でも言える状況でもないだろうしな」
    野分 立之:「そうだな……」
    野分 立之:「そういうのも含めての奢りだ、情けないが……」
    野分 立之:「子供やまさかの霧谷氏の前でああも私情をあらわにするとは、本当に情けない」
    野分 立之:「生きてることが救いかもわからんのに、生かしたのだ。それが間違いかどうか口では大きいことを言いながら、迷う」
    芦原深紅郎:「何を気にしてんのかと思えば……」
    芦原深紅郎:「別にそのぐらい気にすることでも何でも無いだろ。そんなところ突かれたら、俺なんか100回は組織に首切られてるぜ」
    芦原深紅郎:「後悔をするなとは言わんが、大事なのは……何時までも過ぎた事に縛られないことだ」
    野分 立之:「分かっているつもりだ。だが、これに関しては私情も含んでいるからな」
    野分 立之:「選んだ以上は周りも、佐堂についても、手を抜くつもりはない、最善を尽くす」
    野分 立之:「それでも、どちらの友のことも考えると割り切れん想いもある」
    芦原深紅郎:「……ガキどものこともあるしな」
    野分 立之:「ああ、……彼ら彼女らにとって、生かすことは仇を活かすことでもあるからな」
    芦原深紅郎:「やり切れんねホント……何だかんだで立派な奴らではあるから、何時かは振り切れるんだろうが」
    芦原深紅郎:「……俺みたいにはなって欲しくないもんだ」
    野分 立之:「まだ山陰のことがなければ、割り切りやすかったとも思うのだがな」
    野分 立之:「時には、その気楽さも必要だとは思うが」
    芦原深紅郎:「…柄にもねえこと考えちまったな」だいぶ酔ってるなこれは。と笑いつつ
    野分 立之:「そして、……佐堂に言われた言葉が、未だに耳から離れんのだ」
    野分 立之:「”いったい、どこで間違えたんだ”……」
    野分 立之:「私とて、何度佐堂が出奔したのが悪い夢だと思いたかったか、何かが違えばと、何度思ったか」
    芦原深紅郎:「……誰も悪くなんかなかった。その筈なのにな……」
    芦原深紅郎:こればかりはどうしようも無い事だと理解していても、やはりやり切れない
    野分 立之:「ああ、悪くなかった、だが今はもうそうは言えなかった……お前にも後味の悪い仕事をさせたな」
    野分 立之:「所詮、夢は夢なのだ。悪夢も、良き夢も慰めにしかならん……。起こったことがすべてと、分かってはいる。いるのだが」
    芦原深紅郎:「気にすんな。もう大分慣れちまったよ」
    芦原深紅郎:「ったく……あまり言える事もないかもしれねえが」
    芦原深紅郎:「お前ももう少し自由になれ。我が儘になってみろ。過ぎた事は取り返せんが、もうこんな事を繰り返したくないってなら」
    芦原深紅郎:「その方が幾分か未来はマシになる。俺はそう信じてる」
    野分 立之:「……そうだな、せめて子供らに同じ思いをさせない程度には、我がままを通せるようにならねばな」少しだけ、落ち着いて酒を傾ける
    芦原深紅郎:「ああそうだ。それでいい」同じく酒を煽って飲み干し
    野分 立之:無くしたもの、亡くしたものを偲びながら酒を傾ける
    野分 立之:隣の男に何を言うでもなく、そっと胸元に添える手
    野分 立之:スーツの内側に手帳があり、そのカバー裏には古い写真が挟まっている
    野分 立之:ずっと昔の写真が、悪い顔の三羽烏が、不格好に笑った写真が
    野分 立之:それを…偲んで、酒を飲んだ
    GM

    ED5:電鋼影裏


    GM:ED5 『電鋼影裏』
    GM:T市 T湾沿い海水浴場
    GM:海開きにはまだまだ早い時期ではあるが、それ故に人気のあまりないこの場所に、あなた達は来ていた
    操穴安奈:「初めて見る海はどうかな、ゆい?」
    狩庭 唯:「おぉー……」
    狩庭 唯:「なんというか……データ上では知ってたけど、綺麗だね」
    狩庭 唯:「塩水だし入ったら錆びるかな……いや」
    狩庭 唯:「お母さんも海に行きたがってたし、多分海水も大丈夫、なのかな。この体」
    操穴安奈:「入れるよ、ゆいは頑丈だから」靴を脱ぎ、靴下を畳んでその上に置いて砂浜を進む
    操穴安奈:「ちょっと冷たいね……けど大丈夫だよ」波打ち際に踝まで浸かりながら、狩庭に手を伸ばす
    操穴安奈:「ゆいも入ろう?」
    狩庭 唯:「えぇー? 多分寒いよ。私は大丈夫だろうけど……」
    狩庭 唯:同じように靴を脱いで、靴下も畳んで。
    狩庭 唯:「よ、っと。ちょっと冷たい……けど、大丈夫そう」
    狩庭 唯:幸い設計図はあったため、完全に元通りではないものの、破損した腰部と両足、右腕は修理済である。
    操穴安奈:「大丈夫そうだね……それっ」悪戯っぽい笑みを浮かべて水しぶきを狩庭にかける
    狩庭 唯:「ちょ、ちょっと! さすがにつめたいってば」
    狩庭 唯:「もー……生身だからって容赦しないぞー!」ばっしゃぁと馬力にまかせて水しぶきをかける
    操穴安奈:「うわ、本気でやるじゃん……!? こっちもー!」負けないように水しぶきをさらにかける
    操穴安奈:…………
    操穴安奈:「だいぶ濡れたね」くしゅん、とくしゃみを一つ。互いに濡れ鼠だ
    操穴安奈:濡れた服が肌に纏いつき、しなやかな身体のラインが露わになる
    狩庭 唯:「あっははは……安奈は風邪引かないようにね?」
    狩庭 唯:濡れた服が透けて肌にはりつき、メリハリのあるラインがあらわになっている
    狩庭 唯:「……わかってるとおもうけど、支部に戻るときは着替えなよ?」
    操穴安奈:「風邪ひいちゃうからね……ゆいも着替えた方がいいよ」
    操穴安奈:「その、ちょっと……透けてるから」
    狩庭 唯:「え?」
    狩庭 唯:「……わぁ。いや、でも私別に生身じゃないし……」
    狩庭 唯:透けた自分の服を見下ろしながら、言い訳のように
    狩庭 唯:紺色の下着がうっすら透けて見えている
    狩庭 唯:「……ふふ。でもまぁ、今は人もいないし」
    狩庭 唯:「もう少し遊んでみようか」
    操穴安奈:「……うん。ゆいが満足するまで付き合うよ」
    操穴安奈:答える操穴も薄い桜色の下着が透けていた
    操穴安奈:「ゆいは、これからどうするの?」
    狩庭 唯:「これから、って?」
    狩庭 唯:「……とりあえず、高校は卒業しようかな。東おじさんが入れてくれたんだし」
    操穴安奈:「卒業か~。ゆいは進学しないの?」
    操穴安奈:「あ、卒業旅行は二人でどこかに行こうね」
    操穴安奈:「温泉とか行きたいな~、卒業旅行」
    狩庭 唯:「うーん……あんまり長居してもなぁって」
    狩庭 唯:「ほら、私機械だから、成長とかしないしさ」
    操穴安奈:「いつまでも美人のまま、ってことだね」
    狩庭 唯:「お父さんだったら作れるかもしれないけど……ゆくゆくは専業エージェントかなって」
    狩庭 唯:「えっと、卒業旅行だっけ? 温泉かぁ……行ってみたいなぁ」
    操穴安奈:「専業エージェント……ゆいはこれからも危ないことをするんだね」
    操穴安奈:「温泉だよ~ハダカの付き合いってやつ」
    狩庭 唯:「ハダカの付き合い……」
    狩庭 唯:「……安奈、解除薬のときも、設計図のときも、けっこうアブナイ目してたけど」
    狩庭 唯:「そういう目的じゃないよね?」わざとらしく胸元をかばうように
    操穴安奈:「えぇ~……どうだと思う?」がばり、と狩庭に背中から抱き着く
    狩庭 唯:「うわぁっ!?」
    狩庭 唯:「もー、安奈ぁ~」
    狩庭 唯:「目がアブナイってぇ。鋼鉄頭ぐりぐり~」すぐ近くにある安奈の頭に自分の頭を擦り付けて
    操穴安奈:「あはは、そんなことはまあ……あるよ」擦りつけられる狩庭の頭に頬ずりしながら
    操穴安奈:「わたしは、ゆいが好きだから」
    操穴安奈:「好きな人のことを全部知りたい。手に入れたい。難しいことじゃないでしょう?」
    狩庭 唯?:「──ふふ」「うれしいわ」
    狩庭 唯?:「娘を よろしく」わずかに目に赤みが差し、すぐに消えた
    狩庭 唯:「……あれ、ごめん。なんかちょっとぼーっとしてた」
    狩庭 唯:「……んで。なんかものすごい恥ずかしいこと聞いた気がするんだけど? 設計図のコピー持ち帰ったの知ってるんだからね?」
    操穴安奈:(今のは……)「えっ。な、ナンノコトカナー」
    狩庭 唯:「とぼけても無駄だからね、もう」
    操穴安奈:「ゆいが家に来てくれるなら返してもいいけどな~」
    狩庭 唯:「いや、原本は支部にあるから、べつに返してもらう必要はないけどさ……こう、なんか、機械特有の感情がね??」
    操穴安奈:「いつでもゆいのナカを見返せるようにしたいから……」
    狩庭 唯:「ナカをって……」
    狩庭 唯:「流石にちょっと……いや、東おじさんはもういないし、オーバーホールできる人が一人は必要だしなぁ……」
    操穴安奈:「大丈夫だよ、ゆい。わたしに任せて」胸を張る。やや鼻息が荒い
    狩庭 唯:「え、あ、うん……ちょっと鼻息……」
    狩庭 唯:「もう……そんなに熱意があるならいいか……いいのかな」うーん、とちょっと悩みつつ流されそうになっている
    操穴安奈:「ゆいの体は私が見るよ」お義母さんにも頼まれたしね、という呟きは聞こえないように
    操穴安奈:「……そろそろ風邪ひいちゃうね。着替えよっか」
    狩庭 唯:「うーん、じゃあ……今度の定期整備、一緒にやる?」
    狩庭 唯:「流石にオーバーホールはすぐに任せられないから、支部長に技術員を呼んでもらうことになってるけど」
    操穴安奈:「大丈夫だよ、ゆい。技術員はいなくても二人でやれるよ」
    操穴安奈:「イメージトレーニングはしっかりやったから」指を妖しく動かしていた
    狩庭 唯:「えぇ……」
    狩庭 唯:「……普段なにしてるの?」
    操穴安奈:「舞台の練習以外は……ゆいの設計図を見てるかな」
    操穴安奈:「だいたい……一日に六時間くらい?」
    狩庭 唯:「ろ、六時間も? たしかに複雑で量も多いけど……」
    狩庭 唯:「その、飽きるよね普通」
    操穴安奈:「ゆいの身体だから飽きないよ」
    操穴安奈:「本当はもっと見ていたいけど……実物の方がいいもんね」狩庭のうなじに指を這わせる
    狩庭 唯:「……なんか、いろいろと(性癖とか)歪んでない? 大丈夫?」
    狩庭 唯:「……まぁ、いいか。そろそろ本当に風邪引いちゃいそうだし……私も充電しときたいし」くすぐったいよ、とうなじの充電口にかかる手をどけさせて
    狩庭 唯:「充電中、へんなことしないでよ?」かるく伸びをしてから
    操穴安奈:「寝ているときはしないよ」
    操穴安奈:「起きてるときじゃないとね」タオルで体を軽く拭き、もう一枚のタオルを狩庭に放り投げながら
    狩庭 唯:「……変態」しょうがないな、という顔でタオルを受け取りつつ
    操穴安奈:「ゆいが魅力的だから、仕方ないよ~」笑いながら、靴を履いて
    操穴安奈:「それじゃ、行こっか」
    GM
    GM:Dx3rd 『Lightning Fairies』
    GM:セッションコンプリートです!! ありがとうございました!!!
    筑波 弥太郎:お疲れさまでした~
    野分 立之:お疲れ様でしたー!楽しかったです、ありがとうございました!
    操穴安奈:うぉー、ありがとうございました!!
    芦原深紅郎:お疲れ様でしたー!
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